マガジンのカバー画像

コラム(サウンド)

19
音楽や作曲に関する解説など。
運営しているクリエイター

#作曲

コード進行、理論で作るか?感覚で作るか?

タイトル考えてたら、映画のタイトルみたいになっちゃいましたねw。 さて、この前こんなツイートが流れてきました。 つまり理論で作らないで感覚で作ってるよって事なんですが、これに対し自分は と返したんですが、実は意外にに深い問題でこの後いくつかツイートしてるんですが、twitterでは書ききれないなぁと思ったのでnoteで書くことにしました。 で、「そんなに理論に頼ってコード進行を作ってるのか?」なんですが、理論を学んだ端くれの意見として実際にどうかというと、一言で言えば

作曲家からみたソルフェジオ周波数についての考察

ネットを徘徊してたら、体に良いと言われる「ソルフェジオ周波数」という曲というか理論というか噂を発見しました。巷で「528hzの音楽がDNAを修復する」というやつ。結構前からあったんですねぇ知らなかった。 これについて作曲家の立場から書いていこうと思いますが、先に結論だけ書いておきますと、 周波数にこだわらず、ポジティブな気分でリラックス出来るインスト曲なら何でも良いです。 どういう事?って方も、何のこっちゃ?って方も続きをどうぞ:) ソルフェジオ周波数とはネットでこの言

音楽理論を学ぶことで得られるもの

私は音楽の短大に通ってました。そこで得られた物は何かなぁ。と振り返る事があります。 というのは、作曲するにあたって音楽理論を学ぶことは必要か?という話がたまに出てきまして、その答えを自分なりに頭の中に纏めています。 ぶっちゃけ言いますと、ある程度のクオリティの曲なら音楽理論を学ばずとも感覚で作れます。鼻歌なら誰でも作れますよね:) まぁこれも世の中に音楽が溢れてて無意識に感覚を得ているからなんですが。 あと「学校に通うよりスタジオで実践して身に付けろ。そのほうが効率的」

「ゼビウス」BGMの楽曲分析と「アレンジメント」の回顧録

※投げ銭テキストでしたが、noteの仕様変更により無料公開にします。  引き続きサポートでご支援頂けたら幸いです! ※この記事は自ブログで書いていたものに加筆修正を加えたものです。 ※長文になっちゃいました汗。お暇なときにでもご覧下さい:)  もう10年以上前の仕事のことなのですが、ゼビウスについてちょこっと書いておこうかなと思って書いてみます。まぁ作曲の際のヒントになれば。  10年以上前というのは、アーケードゲーム"Namco Game Classic Collect

コード進行:IV-V-III-VIについて色々

はじめに以前Twitterで「IV-V-III-VIのコードはゲーム音楽職志望時には飽きられているから避けるべき」というのが流れてきました。 で、思ったのですが、、ゲーム音楽をやってきた身からすると、このコード進行使ったことあるかなぁ。。。無いかも。。というのが素直な感想。 IV-V-III-VIはハ長調で言うと「FM7-G7-Em7-Am7」となりますが、うーむ、思い出せないだけかもしれませんが、もう少し複雑なコードを含めた進行は意図的によく使うものの、このままの状態で

ほしのわのおと♪(うたいり)テキストコメンタリー

テキストコメンタリーって言葉、使い方あってるかな。。?とりあえず進めてみます:) 以前から曲を作るとき何を考えてるのかを書いてみたいな、と思ってたのですが、実際にどうやればいいかちょっと迷ってました。 そこで今回は先日アップした星乃環ノートちゃんイメージソング「ほしのわのおと♪(うたいり)」について、noteのコンテンツから生まれた曲なのでnoteですぐ聴けるしこれなら分かりやすいかも、という事で書いてみます! 「ほしのわのおと♪(うたいり)」を別窓で開くかダウンロードし