アメリカ国内の禁書運動
日経の記事から。アメリカの教育現場から一部の書籍を排除する運動が広がっているそうである。子供に適切な本に関する論争は繰り返されてきたが、今回は様相が複雑だ。保守層の保護者が人種、LGBTQ(性的少数者)のテーマを扱う本に反対運動を起こしているとのこと。
一瞬なぜと思うが、今回は「生徒が自分の人種や性により、不快感、罪悪感、精神的苦痛を感じる本」が教育現場に相応しくないという主張とのこと。
ご存知の通りアメリカ社会は、多様な人種や性を抱えているが、近年は「ハックルベリー・フィンの冒険」や「大草原の小さな家」、「風と共に去りぬ」等伝統的な作品が差別的ということで排除されつつある。こうした動きへの反動という見方もあるようだ。
いずれにしてもモザイク国家アメリカらしい分断とも思える。翻って日本。今のところそこまでの動きはない。個人的には子供に色々なものを読ませ、選択思考を養うのも重要と思うが。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?