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ほろ酔いのCM

 今さらで遅いかもしれないが、今のほろ酔いのCMが興味深い。同じ部屋・同じ姿勢で座って音楽を聴く女性(実写では古川琴音)の映像が6つのほろ酔いフレーバーに合わせた色調のアニメーションに数秒単位で音楽に合わせ変化していく。それぞれの画像の色合い・細部に季節を織り込んだ映像の変化とPOPな曲との融合が楽しい。

 このように実写をそのままアニメーション化する手法は結構多いが、この作品はそれを更に発展させていき、それぞれのお酒のフレーバーを意識して表現したもので何となくクリエーターの遊び心を感じる。個人的にはアンディ・ウォーホルがシルクスクリーンで描いたマリリンモンロー等の絵の発展形にも思える。

 作成チームディレクターは「ほろよう時間が素敵に見え、ほろようスタイルが時代にあって見えた。「3%のほろよう価値」を高めるという目標としていた読後感を実現できたのでは」と言っているそうである。



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