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自分史を書く

 また日経からの話題です。夕刊掲載のエッセイで、桜木紫乃さんが終活フェアで、「自分史を書きたい人に一言を」と求められたとのこと。確かに市民講座に自分史の書き方講座があるらしいのは聞いたことがあるし、世の中に自分史を書き残してからお墓に入りたい人が少なからずいるらしい。

 自分史を書くことが老後の生きがいであるならば、それもいいかもしれない。脳の活性化にも役立つだろう。だけれど、自分の歴史のいいところだけ脚色して書いたものを残された者に託して喜ぶだろうか。ましてや金をかけて自費出版したりしたらどう思うだろうか。笑いが多く楽しめるものならいいのだが、ただの自慢話であったなら、残された者はどう思うだろう。

 私は自分史を書くつもりはないし、人に言えぬ黒歴史は墓場まで持っていきたいと思う。

 でも、自分史でなくても今書いているこの文書。死後残ってしまうのかな。残された者はどう思うだろう?ちょっと考える。

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