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命削り真竜でデュエリストカップ2ndを戦った44戦の記録とデッキ紹介

前書き

DCが無事に終わりましたね。皆さんの順位はどうでしたか? 私はミジンコでした。

命削り真竜にテッペンの景色を見せてあげたくて、1st、2nd共にデッキを変更せず(中身の調整はした)潜ったのですが、2ndはあまりの廃人仕様に1日と少し走っただけで諦めてしまいました。修行し直してきます。

一応先攻勝率7割、後攻勝率5割と戦績的には満足していて、2ndで戦った44戦分の対戦履歴も残してあるので、供養の意味も込めてデッキレシピと一緒に公開していこうと思います。

使用デッキと戦績

前回の記事からDC用に調整したものになります。

戦績はこんな感じです。対面や勝因/敗因も記録に残していますがとりあえずコイントスと勝敗だけ。

かなり後攻を取らされて泣きそうでしたが、なんとか後攻勝率をほぼ50%に留められたのは良かったです。全体勝率が低いものの、先攻17回に対し後攻27回取らされていることを考えれば、まあ許容範囲かと。

どうでしょうか。自分で言うのもなんですが、今の環境相手にまあまあ戦えている方ではないですか?

やはり、私の記録では最大分布だったエルドリッチに不利がつかないデッキなのが大きかったと思います。対エルドリッチの戦績としては6勝3敗だったので、かなり勝ち星を貰ってますね。

あとは天威勇者対面で何故か毎回さくら引けてラドン飛ばせたのもデカかったです。4回とも全部先攻を取られましたが、なんとか3勝出来ました。さくらの一番の仮想敵だったわけですし、これはデッキが応えてくれたってやつですかね。

そんなこんなで運が味方した面もあったとはいえ、真竜の実力で堅実に勝った試合ももちろん沢山ありました。DCで環境と渡り合うために調整を重ねてきたデッキでこの戦績を出せたことに私自身満足していますし、真竜の強さをある程度は証明できたと思っています。

デッキ解説

採用カードと枚数の解説をしていきます。

テンプレからかなりカスタマイズしています。

方針としては先攻、後攻どちらかに偏らせるのではなく、両方の出力の和を最大化するように心がけました。真竜は先攻、後攻ともにそこそこ強いので、どちらもある程度の水準に保ってあげれば、先攻特化デッキ対面の後攻から捲りの強いデッキ対面の先攻まで幅広い対面を見られるからです。

・真竜モンスター(5枚)

マジェスティM×2
ダイナマイトK×2
イグニスH×1

の計5枚です。

定石だと大体7~9枚採用だと思われますが、さくら、ボーダーも積んでいる関係上、その枚数だとどうしてもモンスターが手札に来すぎる事故が頻発するため5枚に抑えました。

真竜部分の最低限の継戦能力を確保したかったため、盤面と手札のリソース維持に関わってくるマジェスティMとダイナマイトKはそれぞれ2枚積み、リソース回復は出来ても盤面の維持にはあまり関わらないイグニスHはピンとしています。

マジェスティM1枚ダイナマイトK3枚も考えましたが、真竜モンスターの枚数が少ないため、M2枚にして後続真竜モンスターの確保に重点を置いた形になります。

・浮幽さくら(3枚)

後攻要員として採用しました。

制圧が強くなった現環境では、真竜魔法罠の効果のみで制圧を抜くことは難しく、どうしても捲り札か手札誘発を採用する必要があると感じていました。

命削りとの兼ね合いを考えれば、当然まず最初に結界波や拮抗等の魔法罠の捲り札が採用候補に上がりますが、そのような捲り札が必要になる相手の筆頭であるハリラドン系がバックにキュウシを構えてくるため、適当に打ってもまず通りません。ならばとキュウシを踏もうにも、場の複数体の万能無効によってそれも防がれてしまいます(万能無効を全て踏み越えられるならそもそも捲り札は要らない)。一滴だけはこのデッキだと罠をコストにできるので通りますが、そもそもコストの捻出自体が厳しいデッキなのでこれも採用できません。

つまり、後攻捲りを魔法罠の捲り札1枚に託すプランは、捲り札が必要になるハリラドン系の対面で根本的に破綻してしまうわけです。

そこで、ラヴァゴやラー玉等のリリースする系の捲り札か、そもそも展開させないための手札誘発が採用候補に上がってきます。前者に関しては、ラヴァゴ壊獣はドロソでかかる制約のため採用できず、実質的にはラー玉一択となります。また、手札誘発に関しては、うらら等1:1交換をするカードの場合、勇者の存在により先攻展開を止めるには2枚以上要求される場合が多いため、誘発を多く積めない命削り真竜としては1枚でほぼ確実に相手の動きを止められる種類の誘発のみが採用候補に上がります。

実際に前回の構築ではラー玉を採用していたのですが、命削りとの喧嘩や相手のケアにより邪魔な札になる場合が多いと感じたため、手札誘発のプランを考え始め、最終的にさくらの採用に落ち着きました。

一枚で大きな仕事をする手札誘発としては、アトラクター、ニビル、G、さくら、ドロバ等が上がります。この中でさくらを選んだのは、

  • 発動条件が緩くいつでも手札から捨てられるため、命削りと喧嘩しない

  • EXを使用しないデッキなため最大限活用できる

  • 無効化されにくく、引いたら安定して仕事をする

  • もしもの時にハリファイバーから呼んでアクセスを立てられる

等の理由からになります。

ラー玉より爆発力は落ちるものの、小回りが効くためより広い対面を見られるのがさくらの強みです。割と刺さった場面が多かったので、採用は間違ってはなかったかと。

・インスペクトボーダー(2枚)

単純に一枚のパワーが高く、先攻要員としても後攻要員としても使えるので採用しました。さくらが腐るふわん、エルド対面で仕事をするためさくらとは相互補完の関係にあると言えます。また、打点の問題も黙示録のコンバットトリックで補えるので、真竜とある程度のシナジーはありますね。プランに後攻から強く出られるのも長所です。

ただ、割拠と喧嘩する点、勇者ギミックやデスフェニで簡単に突破されてしまう点も加味すると、現環境での採用が正しいかどうかは正直あまり自信がありません。環境に合わせて調整する枠だと思います。

・真竜魔法(5枚)

定石通り

継承×3
使徒×2

です。

これは効果がどうこうというよりは、真竜の動きをするために最低限必要な枚数を採用している形です。使徒は必須のカードではありますが序盤に1枚で働かないので2枚採用が安定です。あとどうでもいいですが、使徒のイラスト、マジェスティMの太ももチラリズムに絵師のこだわりを感じられてかなりグッドですね。

・真竜罠(5枚)

黙示録×3
復活×2

です。割と定石通りな枚数です。

復活はデッキ枠の関係で2にしていますが、ボーダーあたりを抜いて3にするのも普通にありかと。黙示録はあらゆる対面で有効かつ環境最大シェアのエルド対面で必須、なおかつボーダーともシナジーがあるため、3枚積み以外あり得ません。何もかもが強いです。

・ドラゴニックD(1枚+テラフォ1枚)

解説するまでもないですね。必須です。

・ドローソース(6枚)

命削りの宝札×3
強欲で謙虚な壺×3

です。前回の構築から強貪を抜いた形になります。

この2枚の採用はまあ自然ですね。

強貪はそもそも後手の手数のために入れていたのですが、さくら、ボーダーと後手を見た札を新たに積んだため、不要になったと考え抜きました。

・神罠(5枚)

宣告×3
通告×2

です。

本当は宣告3枚も入れたくないんですが、羽根ライストがあるので仕方ないですね。罠デッキの宿命です。

通告は割拠やセンサーと合わせて展開系を捲るプランのために3枚積みしていましたが、それ以外の対面では3枚は過剰であり、後攻札も新たに追加しているので2で大丈夫だと判断しました。警告は採用したい積極的な理由がないので入れていません。

・永続罠(7枚)

群雄割拠×2
センサー万別×2
サモンリミッター×1
虚無空間×1
醒めない悪夢×1

真竜の大きな武器です。ドロソも合わせれば先攻で大抵1枚は確保できる枚数に調整してあります。

割拠は相変わらず出張環境において強いので前回から続投です。一枚で勇者を止められるのが偉いですね。ただ、ボーダーと喧嘩するので採用は2枚に減らしました。流行りが多少落ち着いて勇者が気持ち減ったのもあります。

センサー万別は割拠で見れない相手への対策として採用しました。テーマデッキはもちろんハリラドンにも刺さるため、意外と広い範囲を見れますね。ただし抑止力は割拠よりも弱く、サブプランのアナコンダデスフェニ等は止められないため過信は禁物です。

サモンリミッターは先攻で伏せれば展開系への最強の抑止力になり、普通に強いので採用しています。しかし、真竜のスピードを考えると複数ターンかければ展開できてしまう点は割と大きなマイナスポイントであり、他にも後攻からの捲りに寄与しない点、一枚で勇者を止められない点等を考慮すれば採用はピンが丸いと思います。

虚無はまあ、クソゲー枠ですね。早く禁止されろ。

(追記)
禁止されました。

醒めない悪夢は、旅路や朱雀、地図、風、エルド罠、アンワ等を意識して入れています。特にエルド対面では無双してかなり面白いです。真竜魔法罠を自分で割ればフリチェの妨害にもなるので、真竜とはかなりシナジーがあると言ってよく、現環境では1枚は採用しておきたいカードになります。


採用カードの解説は以上です。あとは構築全体の細かなポイントを2、3点ほど補足として書いておきます。


補足

スキルドレイン(&帝王の溶撃)不採用

ボーダーと役割が被っていて喧嘩もするので本構築では入れていません。しかし、たとえボーダーを抜いたとしても、採用はスキルドレイン2枚程度に止めると思います。強いのは確かですが、現在多いプランや電脳、エルドリッチを見れないのはもちろん、一枚で勇者を止められないので。

また、溶撃は間違いなく1枚も入りません。理由については後述します。


金満壺不採用

強金や金謙ですね。エクストラを使用しないので入れない理由はないと思われるかもしれませんが、真竜は命削り、使徒、継承と割と頻繁にドロー効果を使うので、制約のデメリットの方が大きいと感じ採用していません。

ちなみに同じくEXを使うカードのドラパニは普通に採用圏内です。ただまあ、個人的にはドラパニ使うなら命削りと強謙を抜いた特殊召喚を縛らないドラグマ混合真竜で試してみたいですね。


勅命不採用

神罠と醒めない悪夢でライフゴリゴリ削れるのとドロソ使えなくなるのが普通に辛いので入れてません。

(追記)
禁止されました。残当。


EX15枚

さくらの弾の役割があるのは勿論ですが、たとえさくらを採用していなくてもEX0にはしません。デッキバレして対策とられるのがとにかく辛すぎます。電脳なら仙々、相剣ならショウエイ、十二獣やLLなら龍皇ホープ、HEROならダークロウ立てられますし、その他のデッキでもファイナルシグマ立てられたりしたらそれだけで人生終わります。よっぽど帝ギミックを使いたい環境ならEX0も考えますが、現在は少なくともデッキバレのデメリットの方が圧倒的に大きいのではないかと。

EXを詰めておくと、デスサイズやバスブレを透かせるのも強いです。お相手は無意味な展開をするためにリソースを消費しているので、実質的にアドを得ています。

溶撃を入れないのはこの辺りが理由になりますね。


解説は以上になります。


終わりに

今回のDCは悔しい結果に終わりましたが、真竜の可能性は十分に感じたので、次回は覚悟を決めて挑みたいと思っています。制限改定で勇者やハリラドン、デスフェニが規制されれば割とワンチャンあるかと。


(追記)

まさか記事あげた30分後に制限改定くるとは思わんかった。

VFD死んで電脳の脅威が消えました。やったね。デスフェニもフューデス制限素材ディアボディナイアルとなると流石に出張は多少減りそうです。虚無禁止も元々上振れ札でしかなかったのでモーマンタイ。

ただ、抹殺制限になったとはいえ勇者とハリラドンに直接的な規制は入らなかったため、誘発の入らない命削り真竜にとって厳しい環境は続きそうです。

スキドレ虚無勅命金謙とVFDに規制が入りエルドと電脳が減ってくれそうなので、壊獣カグヤあたりがかなり盛り返すかな?と個人的には思っています。

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