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【全文無料】シティリーグTOP4(予選全勝)☆フュージョンミュウ

記事を開いていただきありがとうございます。

10/16(土)に行われたシティリーグ@バトロコ小山駅前店にて、Top4に入賞することができましたので、デッキの解説と、環境読み、当日のマッチアップなどを書きます(全文基本無料)。
今後シーズン4のシティリーグはまだまだありますので、参加される方の参考になれば幸いです。

※12/12追記 最新版のデッキリストを別で記事にまとめました。
基本的なカードの解説はこの記事で、最新版のデッキリストは下のリンクから読んでください。

デッキ選択の理由

デッキはフュージョンミュウです。
無色2個で様々な技を使える柔軟性と、ゲノセクトVのフュージョンシステムによる継続的な手札補充が魅力的で、現環境間違いなくTier1といえます。

CL京都では参加者の20-25%がミュウとなっていて、とても使用率が高いデッキでしたが、その直後流行りだしたクワガノンや、準優勝したカラマネロに弱いとされていて、最近は徐々に使用率を落としつつあります。

私の今回のアプローチとして重視したのは下記のポイントです。
①デッキパワーが高いデッキを使う
⇒練習していないデッキと当たった時は、試合中に戦い方を考えなければならず、対応力の高さが求められると思いました。シティリーグは予選を75-80%勝たないと抜けられないので、CL同様安定感やデッキパワーを重視しました。
②使い慣れたデッキであること
⇒これも戦ったことのない相手との試合を落とさないため、また過去のシティリーグで、直前でデッキを変えて失敗した経験が何度もあったので、今回はそれはやめようと思っていました。
③結局Tier1を使い続けていれば、勝手にメタが回って不利な相手が消えていくこと
⇒上述したクワガノンやカラマネロが増えたことに対して、すでに連撃ウーラオスや3神など、非GXに強いデッキが増えてきていました。フュージョンに有利なデッキがそれらによって駆逐され、当たる回数は徐々に減っていくだろうという読みです。

使用したデッキの解説

今回使用したミュウのリストは、CL京都でポケカ四天王のサイトウコウセイさんが使用されていたリストをベースにしています。

画像1

フュージョンはポケモンやエネルギー、サポートの枚数配分が難しく、なかなか自分ではいいリストが作れなかったのですが、このリストはとても好みだったので参考にさせていただきました。
強いと思ったポイントは
・ポケモンキャッチャーの採用
・サポート、エネルギーの枚数を最低限まで絞っていること
です。

当日私が実際に使用したリストはこちらです。

画像2

変更点としては、
・クワガノン対策にベンチバリアミュウの採用
・ツールジャマーの採用
・ポケモンいれかえよりあなぬけのひもを優先
になります。

個別のカード解説

ミュウV  4枚
ミュウVMAX 3枚
ゲノセクトV 4枚
オドリドリ 1枚
ラティアス 1枚

ここまではほとんどのフュージョンデッキが同じ枚数なので解説不要と思います。

マーシャドー 1枚
ミュウ(ベンチバリア) 1枚

マーシャドーは雪道等厄介なスタジアムの対策、ミュウはクワガノン対策で入れました。どちらも霧の水晶で持ってこられるので、使い勝手はよかったです。
ミュウはいれるか結構迷いましたが、クワガノン戦での勝率が体感2割⇒4-5割まで上がると思ったのと、最悪サイコジャンプでミュウVMAXがデッキに戻った後の壁として使えそうだったので入れました。サイコパワーもうまく使えれば強いと思います。

クイックボール 4枚
霧の水晶 4枚
スーパーボール 2枚
しんかのおこう 1枚
バトルVIPパス 1枚

クイックボールはたねが多く、手札を減らせるので絶対4枚です。霧の水晶も基本超エネルギーを持ってきてうねりの扇をかわしたり、マーシャドーやベンチバリアミュウも持ってこれるため4枚確定です。
スーパーボールは手札コストなしでゲノセクトやミュウVMAXを持ってこれる可能性があるのと、空撃ちして手札を確実に減らせるので2枚採用です。しんかのおこうは事故のパターンの1つにVMAXを引けない、というのがあるので、できれば2枚くらい入れたいですが、枠がありませんでした。
バトルVIPパスは基本的に後攻でピオニーから使うだけで、1ターン目以外は完全に不要牌なので1枚にとどめました。ただ、あったらあったでとても強いですし、ピオニーからクイックボールを使いたいときに、捨てる用のカードになるので入れました。先攻で手札にあるとテンションが上がります。

あなぬけのひも 2枚
ポケモンいれかえ 1枚

テクノバスターをメインで使用する関係上、いれかえ枠は最低3-4枚は必要だと思っていて、枚数配分を迷っていましたが、ミュウミラーや3神、ムゲンダイナ対面であなぬけのひもを使ってポケモンVなどHP200前後のポケモンを呼べる可能性があることを考慮してあなぬけのひもを優先しました。ただ、単純にバトル場のポケモンを倒したい場面もあったので、ピオニーで持ってくることを想定してポケモンいれかえも1枚残しました。

ポケモンキャッチャー 2枚
参考にしたレシピでは3枚入っていましたが、ベンチバリアミュウの代わりに泣く泣く1枚抜けました。
コインカードはもともと嫌いでしたが、ボスをたくさん使いたいデッキで、外れても手札が減るので、ゲノセクトVで引ける枚数が増える、というところがこのデッキにかなりマッチしていると思います。

パワータブレット 4枚
1枚をげんきのハチマキにするか迷いましたが、ガラルファイヤーVやザシアンはタブレットでも倒せますし、タブレット使うことでクワガノンはダイミラクル、ジメレオンやカラマネロに入っているチラチーノをサイコジャンプで倒せるのが強いと思って4枚入れました。

うねりの扇 1枚
認知されてきているので基本エネルギーから張られたりしますが、ミュウミラーでも特殊エネルギーを付けざるを得ない場面があったり、クワガノンのデンヂムシにも使えるなど、それなりに使える場面はあるので残しました。

ツールジャマー 1枚
白馬スイクンのタフネスマントが増えると予想して入れました。ふうせんのついたポケモンをとりあえず前に出されて、その後の相手の選択肢が増えてしまうのも嫌だったので入れています。

リセットスタンプ 2枚
頂への雪道 1枚
混沌のうねり 1枚

ミラーマッチで出遅れた時にまくる手段として入れています。雪道はダイナや3神とのマッチで先攻を取れて、次のターンに自分で割れるというときは、先攻で置いても強いと思いました。ピオニーなどで序盤で手札を切ってしまう展開も多く、2枚ないとリセットスタンプを終盤使えないことがあるので2枚は必要だと思います。
混沌のうねりは雪道対策です。一応自分のうねりの上から雪道を張ると、両方トラッシュに行くので手札が1枚減らせます。

ピオニー 4枚
カミツレのきらめき 2枚
ボスの指令 3枚

ピオニーはこのデッキではとても器用なカードで、ボール系のグッズやいれかえ、うねりの扇、ポケモンキャッチャーを2枚持ってきて疑似ボスとして使うなど、なんでもできます。
カミツレのきらめきはエネルギーが引けず出遅れた時や、ミュウVMAXがウィークガードエネルギーを剝がされてワンパンされてしまった時などに、ピンチの1枚として使います。
ボスは解説不要と思いますが、ポケモンキャッチャーを採用している関係で、3枚に抑えました。

基本超エネルギー 3枚
フュージョンエネルギー 2枚
ウィークガードエネルギー 4枚

うねりの扇の採用が増えてきたので基本超エネルギーは3枚、また数が減ったとはいえ悪タイプのデッキもいるので、うねりの扇で1枚はがされるのを想定して2枚付けたりするため、ウィークガードも4枚採用しました。
フュージョンエネルギーはエネルギー0枚から1ターンで攻撃できるように、カミツレのきらめきとセットで2枚だけ入れました。うねりの扇で割られる危険を鑑みて、1枚つけられたら十分という結論になりました。

※枠があったら入れたかったカード
しんかのおこう 2枚目
ポケモンキャッチャー 3枚目
混沌のうねり or マーシャドー 2枚目
あなぬけのひも or ポケモン入れかえ 4枚目

各対面の立ち回り

まずミュウデッキの特徴として、基本的にはテクノバスター連射によって、210~240くらいの打点を毎ターン出し、VやGXなどサイドを2枚取れるポケモンを3体倒す、という動きが強いデッキです(VMAXや3神は基本無視したほうが良いです)。

●ミュウVMAXミラー
とにかく先に攻撃することを意識します。後攻になってしまった場合は、うねりの扇をつかってエネルギーを剥がしたり、途中でリセットスタンプ+雪道を挟んでどこかでサイドを取るスピードを逆転する必要があります。de

●白馬スイクン
スイクンをツールジャマーを張ったミュウVMAXで倒すことを意識して動くのがよいと思っています。後攻の場合は、ベンチを最小限に抑えて、スイクンVのブリザードロンドでミュウVが倒されないようにしたいです。
相手は手張り+メロンで最大2枚しかエネルギーを付けられず、メロンを撃ったターンはボスは使えないので、エネルギーのついたポケモンを積極的に狙って、メロンを使わないと攻撃できない状況に追い込みたいです。
また、バドレックスVMAXを作られるとやや面倒ではあるので、できればVのうちに倒してVを3体か、V2体、メッソンやジメレオン2体で1-1-2-2で倒したいところです。リセットスタンプをうまく絡めたり、相手の雪道を意識しないといけないので、かなり考えることが多く、難しいマッチです。

●悪系統のデッキ(ムゲンダイナ、ゲンガー等)
先攻なら基本超エネルギー(うねりの扇ではがされると不利になるので)、後攻ならウィークガードエネルギーからつけていきます。可能なら2枚ウィークガードエネルギーを張りたいところですが、ある程度割り切りも必要と思います。基本はVを3体倒したいですが、雪道やリセットスタンプ+ダイナバリアをからめた立ち回りで柔軟に動けます。
ムゲンダイナが相手なら、ガラルファイヤーVよりエネルギーのついたムゲンダイナVを優先して倒したいです。ガラルファイヤーVは技を使うと自傷してHPがテクノバスター圏内になりますが、ムゲンダイナはVMAXされるとワンパン不可になるためです。
ゲンガーが相手の場合は、Vポケモンは4体までに抑えて、できればオドリドリも置きたいところです。

●3神ガラルファイヤー
オルタージェネシスGX⇒アルティメットレイの流れは確かに強いのですが、こちらがオドリドリを置いておけば、180ダメージではオドリドリしか倒せないので、サイドを2-3-3や2-4(ミュウVMAX)で取らざるを得なくなります。
ミュウVMAXをワンパンできるポケモンは基本的にガラルファイヤーVしかいませんので、ウィークガードエネルギーを張りつつ、ガラルファイヤーVをボスやポケモンキャッチャーで呼んで、タブレット1枚+テクノバスターで倒し続ければ有利に戦えるはずです。
また、デッキの構成上デデンネGXやクロバットVを置かない、という立ち回りができず、あなぬけのひも1枚でVやGXを呼ぶこともできるので、2-2-2のプランを通しやすい相手です。

●クワガノン
ベンチバリアミュウを置いて、ひたすら裏のメッソンやジメレオンを倒していくことを考えます。ベンチバリアミュウがいると、相手は前のミュウVMAXしか攻撃できないので、前に200ダメージを連打してきます。
1発は受けられるので、ダイミラクル or テクノバスター ⇒ 200ダメージ受ける ⇒ サイコジャンプでメッソンやジメレオンを倒しつつ山札に戻る(オドリドリがいればゲノセクトVを出しても倒されない)、を繰り返していけば相手にサイドをあまり取らせずに戦えます。
クワガノンを倒してもいいのですが、メッソンや特にジメレオンをたくさん処理したほうが、2体目以降の準備ができない可能性が上がりますし、クイックシューターインテレオンを作られてベンチバリアミュウを倒される確率も下がります。
また、最近流行りだしたデッキタイプのため、使用者の練度がそこまで高くないケースも見受けられるので、上記の動きをしっかりできれば、正直そこまで不利な相手ではないと思います(実際当日は2-0)。
相手が途中止まったり、手札がかみ合わなければ勝ち、という印象です。

●カラマネロ
こちらも基本不利なのですが、クワガノンと同じような立ち回り方で、オクタンやチラチーノ、メッソン・ジメレオンといった、手札補充ができるポケモンを優先して倒していきます。カラマネロはクワガノンより進化しやすい代わりに、手札の枚数が少ないと全然ダメージを与えられないデッキなので、そういった立ち回りがなおさら有効だと思います。サイコジャンプを使った後は、ベンチバリアミュウやラティアスなど、サイド1枚しかとられないポケモンを置きたいです。
また、オドリドリを置いておくと、ミュウVMAXは8⇒9枚、ゲノセクトVは5⇒6枚と連撃テンタクルでワンパンするために必要な枚数が上がるのでぜひ置きたいです。また、ワザ「じょうねつのしずく」でマーイーカを倒せます。

当日のマッチアップ

予選ラウンド
4-0 オポネントの関係で2位通過

①3神ガラルファイヤー 後攻 6-4 勝ち
相手先2でオルタージェネシスGX。後2でクロバットVを倒したが、返しに1ターンでガラルファイヤーVを起動され、サイド4枚取られる。
そこからカミツレのきらめきを使い1ターンでミュウVMAXを再構築し、リセットスタンプで手札を2枚にしてガラルファイヤーV⇒ザシアンVと順当に倒して勝ち。

②ガラルマタドガス+ミカルゲ 先攻 6-5? 勝ち
ガラルマタドガスのバッドポイズンで縛りつつ、ミカルゲのうらみだめで攻撃してくるデッキ。数ターン何もできずに負け濃厚だったが、相手がオドリドリの技を知らず、ミカルゲにたくさんダメカンを乗せてきたので、それをじょうねつのしずくで取ったところ、他に強いアタッカーも出てこなかったので何とか捲れた。また、フュージョンエネルギーを張ると、ガラルマタドガスの特性をはじいて、ゲノセクトVでドローできることも試合中に発見できたことが勝利につながった。

③ムゲンダイナ 先攻 6-2 勝ち
うねりの扇が入っていない構築だったらしく、ウィークガードエネルギーをうまく引けて2-2-2で倒して勝ち。

④クワガノン 後攻 6-3 勝ち
上記の立ち回りで書いた動きをしっかり通すことができて勝ち。相手も少し事故気味だったようで、最初の2-3ターン攻撃されなかった。

決勝トーナメント

1回戦 クワガノン(予選ラウンドの4戦目と同じ相手) 先攻 6-3 勝ち
こちらも立ち回りで書いた動きをしっかりできた。
相手のデッキは雪道が入っているタイプで、少し苦しいターンもあったが、ピオニーほしいと思ったターンにトップで引けるなど、運もあって勝ち。

2回戦 黒馬ミュウミュウ 後攻 5-6 負け
後攻スタートで、相手が順当に回っていたのでやや苦しい展開だったが、相手の火力がそれほど出ていなかったので、相手のゲンミミやネクロズマVをテクノバスターで落として、サイド1まで詰めた。最後ポケモンキャッチャーで表が出れば勝ちの場面を逃し、ダイナバリアを駆使して時間切れ勝ちを狙って雪道スタンプを当てたが、最後は博士を引かれ、ミュウミュウにポルターガイスト使われて負け。

あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございました。

今回は初めてシティリーグで予選ラウンドを抜けることができ、結果にはかなり満足しています。
引きに助けられた場面もあったので、運の要素もあると思いますが、来月のCL福岡にも参加できることになりましたので、継続してよい成績を残せるよう、精進していきたいと思います。

普段私は固定で練習するメンバーとかはいなくて、一人回しやリモート対戦、お店のジムバトルやトレーナーズリーグで練習しているのですが、そういったものへ憧れはありますので、もし誘っていただける方がいれば下記までご連絡ください。

Twitter : @Sherlock12251

また、デッキ等に関する質問も可能な限り受付しておりますので、何かあれば上記までご連絡ください。

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