10.アメタ物語 〜序章・モリモト編〜
牟田くんはモリモトの不安な気持ちなどまったく意に介さずモリモトのエリアに遠慮なく侵入してきた。
「今日遊べるか?」授業が終わり帰宅の準備をしているモリモトに牟田くんが近寄ってきて言った。慌ててしまい即答できずにいるモリモトの気持ちなどおかまい無しに「遊べるよな」と牟田くんは繰り返してきた。こうなるともうモリモトの抵抗しようとする気持ちはすっかり萎えてしまい、催眠術にでもかかったように牟田くんの言うなりになってしまった。
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