空腹臭に終止符
自他共に認める「体臭無い人間」である。
生命力が弱いのでは無いかという面で少々コンプレックスに感じているほどだ。
高校二年生の息子がなかなかの体臭を放ち始めて、ワイルドで少し羨ましい。
若い頃は香水が好きで嗜んでいたが、香水というものも体臭と混ざることで妙味が増すところがあって、それも期待できないことと、単純に飽きたこともあって、今はノー香水ライフだ。
お香は好きだが、練り香や没薬や乳香を持つのも面倒だし、今流行りの香り付き柔軟剤や香料入りの洗剤も使わないので、衣類も無臭である。
シャンプーだけは香りのいいジョンマスターオーガニックを使っているが、これもタオルドライをするとほとんど香りがなくなってしまう。
自営でデザイン事務所をやっていた時には自分の匂いに気を使うことはほとんどなかった。というか、無臭なので安心していた。
ところが会社員になってみると、いろいろ不具合が生じてきた。(これから当たり前のことを書きますよ)
●集団行動なので、会議や打ち合わせのスケジュールが有無を言わせず入ってくる。
●決められた時間にしか休めない。
●体調にかかわらず食事の時間が決まっている。などがそれにあたる。
至極当たり前のことではあるが、自営業の時にはかなりわがままが聞いたところで、あまりこういった面で我慢をしたことがなかった。
で、困ったことになったのが、タイトルにもある「空腹臭(口臭)」だ。
デスクに食べ物を置いて作業をするわけにはいかないので、昼前の空腹時の打ち合わせの時などにさすがに無臭の私も自分の口から漂う(であろう)空腹臭が気になるのだ。
ガムなどでごまかしてきたが、効果を自覚できずにいて何か良いものがないか探していたところに、件の息子がある日差し出してくれた小林製薬の「噛むブレスケア」を口に入れて魂消た。
「口臭予防」を謳う商品は数あれど、ここまで強烈に、しかも口臭予防以外の機能をばさりと切り捨てた商品は他にはないだろうと思ったのだ。
味わう楽しみはほぼ無い。食べ終わるまで数秒。強烈な刺激の後は口臭は完全に消え、ほのかに爽やかな香りに変換されている。(個人の感想です)
小林製薬は「まんまなネーミングセンス」で失笑気味に眺めてはいたが、ここまで感服することになるとは思っていなかった。
口臭が気になる方、オススメですよ。(レイトマジョリティの俺が言うかね)
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