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オリガミキング エンディング後 感想(ネタバレ注意)

オリガミキングをプレイし終えました。

真エンドはまだですが、ちょっと今の感情ではコンプする気力が無いので、取りあえず保留です。

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上記のようなやり取りが出てくる5面が本当に最高でした。
いきなり何だ?と思われるでしょうが、前回の感想は実は5面途中で書いていたものでして。
5面の雰囲気やストーリーも好きなんですが、ボスも最高でした。

これに関しては別にまた記事を作ります。間違えれば即死、相手が死ぬか自分が死ぬか、命のやり取り、ただの殴り合いって良いですよね…。

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それはそれとして、全体的な感想としては


オリガミキング単体で見ると、まぁまぁ面白い


ペパマリシリーズとして見ると、及第点にはギリ届かず


と言ったところでしょうか。

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雰囲気、シュールな掛け合い、特有のブラックさ、世界観設定、ストーリーの骨組みは凄く良いんですが、いかんせん全体的な掘り下げが…。


また、戦闘システムも、何とかボス戦ではマンネリ化しないように随所に工夫が見られるのですが、それがあるからこそ雑魚戦が苦痛な作業にしかならない、武器が壊れるのも…って思ってしまいます。


ただ、この方向性で行くなら期待できるかな、とは思います。戦闘システムと仲間システムが大幅改善されて、BGMはそのままに、ストーリーがもう少し深くなれば…。


以下個人的な感想とネタバレを含むのでご注意下さい。(長文です)












全体のストーリーに対して。

「あれだけ引っ張っておいて結局古代人って何だったの」と言うのが大きいですね。

何だったの本当に。

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3面から古代人の話が始まり、5面まで追っかけたのに結局は一体何だったのか、分からないんですよね。

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折角キノピ王朝の話も出て、キャプテン・ピオという古代人も復活させ、天空スパーランドにも行ったのに、じゃあ古代人って?となると、何も語られないまま終わっちゃうんですよ。


マリスト、ペパマリ、スパペパは最初に出てきた、いかにもラスボスって感じのやつの後ろに、実は黒幕がいたって言う流れだったので、今回もオリーの裏に黒幕がいるんじゃないか、それが古代人関係では?と思っていたのですが、そのままストレートに、ラスボスはオリーだったため拍子抜けしました。

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完全に黒幕がいる前提で進めていた為、出し惜しみしていた伝説の武器が溢れてしまった画像。(しかもラスボス戦では殆ど使わなかった)

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こんな禍々しい千羽鶴は見たことないので、ここは見せ方がうまいな、と感動しました。

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目を覚ます(物理)

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オリーの動機は(オリビアは「そんなことで?」と反応していましたが)それはそれで知った後に結構辛い動機だったので、あの後それを利用した黒幕が出てくるだろうと身構えたんですが、そんなことはありませんでした。


結局古代人って何だったんだろう…キャプテン・ピオも…天空スパーランドも…。次回作とかでやるのかな…。


ラスボスのオリーを作った折り紙職人のキノピオにも謎が残ります。超重要人物と言っても過言ではない設定なのに、唐突な登場とオリーを折ってきっかけを作ってしまった事以外、彼自身に関して何も語られないところには「何か没ったシナリオがあったんじゃないか」と勘繰る程です(これは後ほどの考察にも書きます)。


各所にいたカミについても不明な点が多いですね…。

土ガミは結構土着信仰みたいな形で祀られている描写があったのですが、それ以外のカミに対して全然何も描写が無かったのが気になりました、結局カミの力で天空に行ったので、古代人関係なのは確実と思うのですが、そこも全然描写がないので…。

シナリオすっとばしたかな?と不安になるくらいでした…。



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ラストについて。

これどうにもならないんですかね。
私は最初オリビアが好きになれず、1面ボス(イロエンピツ)辺りでようやく好きになり始め、徐々に愛着が湧いていた為、そのまま辛い感情をダイレクトに受けてしまいました。

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スパペパのアンナの件があったので、オリビアが消える覚悟はしていました。ただやっぱり目の当たりにすると、非常に辛かったです。確かにあの「命折り」は確実に危険な術な訳ですが、封印する前に、最後にもう一回!ね?!みたいな感じも…それだとアンナ2号と一緒か…。

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真エンドは見たいんですが、正にこの気持ち。
落ち着いたらのんびりやりますかね…。


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いたいけな少女が成長した後に、いや成長したが故にこうなってしまうのは、シナリオ的に非常に好きなのですが、ちょっと仲間として過ごした時間が、良い意味で長すぎましたね。


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この話はとどのつまり、誰も悪くないので、辛い、悲しい気持ちをぶつける方向が無いんです。それがまた辛さに拍車をかけます。

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仲間に対して。

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「やっぱり掘り下げてほしかった」と言うのが大きいです。ボム平も、学者ピノキオ先生も、キャプテン・ピオも、もっと掘り下げて欲しかった。

掘り下げて『個』を出すと、現在なるべく出すなと言われている『ネームドキャラ』と見なされてしまう危険性があるのかも知れませんが、正直このままだと味気なくて苦痛です。

一方で敵ボスのブンボー軍団(文房具そのまんま)は全員面白いほどキャラが立っていたので、やっぱり仲間のキャラ設定が弱いのは制約があるせいかな…と残念に思います。

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以下考察と言う名の妄想

オリガミキング、七文字が七色で色どられています。
ここから裏テーマは虹色なのではないか、と思ったのですが、クリアする面(開放するテープの色)は赤、黄、緑、青、紫の5色しかありません。
オリーが藍色っぽい服装なので、仮にオリーが藍色を示しているとすると、橙だけが見当たりません。


この事から橙エリアが元々はあったのでは?と邪推してしまいます。


ただそうすると、ストーリー的に地続きになっている今のステージに挟まる余地がないので、それもそれで違和感があります。できるとすればボム平が記憶を取り戻した直後に1面挟むくらいでしょうか。でもそうするとただでさえ冗長な前半が更に冗長になるので…だから削ったとか…わからない…。


前述した古代人や折り紙職人の件も相まって、もしかしたら草稿では黒幕がいたのではないか、と考えてしまいます。

感情のやり場が無いので、私が黒幕を求めてしまっていると言われれば、それまでなのですが…。


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総括として、まぁまぁ楽しく(5面は凄く楽しく)プレイしました。

ここからまた新しいペーパーマリオの世界観を作るのでしょうか。制作の方々には是非頑張って頂きたいです。ペパマリ特有の世界観がとても好きなので…。


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ではオリガミキングで一番好きな掛け合いの画像を載せて、お開きとしましょう。

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ではまた!




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