♂26



かなりご無沙汰してしまいました。

チャラ姉さんが通ります〜

約2年ぶりの投稿かな。
ちょっと空いたけど、チラホラ新規開拓してたので小出しにしますね笑

私が何もしてない訳ないって。


少し前の新規のお話。





仕事終わりで銀座にいた私は駅に向かって歩いていた。
日曜に仕事が入り、クタクタだった。
服にも気合いがなかった。
柄シャツとワイド目のパンツで自分的にダルダルだった。

地下鉄の入り口が見えてきたところで急に声をかけられた。
「お姉さん、お茶しましょうよ」

はにゃぁ??←疲れて脳内機能してない
マスクでダルダルの服で疲れ果てた私に声かけるの?ママ活?詐欺?銀座こわいよ〜

疲れて果てていたので顔を見るのも面倒だった。
「疲れたから帰るよ〜もっと若い子に行きな〜」
足を止めずにノールックで答えた。
駅の階段を降りていく。

「お姉さんの雰囲気がおしゃれで良かったんですよ」
彼も付いてきた。
並行して歩く。
マルチ?宗教?こわいよ〜

「ピアスも結構してる?かわいいね。俺もしてるよ」
振り切ろうと思ったが発言が可愛くて思わず彼を見てしまった。

マスクはしているが若いのがわかった。
彼は自分のピアスをチラリと見せつけてきた。
なんだよちょっとかわいいじゃないか。
マスク詐欺じゃなければ。

「やっとこっち見てくれた」
見てしまったもんで、断れなくなった私。
確かに私は美人だが、今日の疲れてヨレヨレ具合でナンパしてくれたのと彼のタフさにLINEを交換した。



それから少しして改めて飲みに行くことになった。

新宿の外れの方の店を選んだ。
私が指定した店に細身の男がやってきた。

全身黒で普通な感じ。
さて、マスクを外した顔を見せてちょーだい!

うん。

うん。

いけなくはない笑

普通なんだけど、
顔面にピアスしてるんだわ。

ピアス好きか。
タトゥーゴリゴリは好きだけど男のピアスいっぱいは全然萌えないんだよなー。

眉と口にピアス。顔は若い。
なーんか勿体ないなぁ。

「ピアスダメですか?」
「好きなんだねー」
相手の好きなもんを否定はしない。

彼は26歳で、臨時の英語教師らしく、以前は留学もしていて、今も海外に行きたいがコロナ中なので行けないと言っていた。


会話は意外と弾んだ。
お姉さんがいるそうで、私世代の漫画や音楽に詳しかった。

話は楽しかったが、いちいち触ってくる。
それがキモい。
初対面の男のスキンシップは引くし外でベタベタはやめて欲しい。

「あんまりベタベタ触るのセクハラオヤジみたいだよ」
「ごめんごめん」と言いながらまだ触るやん。

ちょっと胸焼けしつつ店を出ることにした。

帰りたい気持ちと、手っ取り早くホテル行って終わらせるのとどちらかで迷った。
彼からホテルの提案があれば行こうと思っていたが無いので、少し飲み足りず次の店を提案した。

シャンパンをグラスで飲み、彼のアクションを待った。
「お酒強いね〜」
「まぁね」
2杯程グラスを空けて私の気は済んだ。
「帰ろっか」
「え、帰るの?」
「電車まだあるし」
ここでようやく彼からホテルの提案があった。

帰りたい気持ちにはなっていたが、据え膳は食っておこうと思った。


時間的に宿泊する流れになった。

コンタクト無いけどしょうがないか〜。
気にするとこそこ。


彼に先にシャワーを浴びるよう言った。
彼がズボンを下ろしてびっくりした。


金属製のギプス?矯正器具?が片足に装着されていた。
膝上からくるぶしまで器具で覆われていた。
なんそれ⁈
最近バスケで怪我したとは言ってたが、ボトムも今時のダボっとした感じで、歩き方も違和感なかったし、そんな大したもの付けてるとは気づかなかった。

「大袈裟に見えるけど痛くないし大丈夫だから〜」
そう言うが普通に心配になるって。
その状態でもヤりたかったんかい。
こっちが引くと思わなかったのかね。


カチャカチャと器具を外して、彼はシャワーに向かった。

部屋に残された器具を見て、やっぱり来なきゃよかったと思った。
今のうちに帰ることもできたが、流石に良心が痛んだ。

それから私もシャワーを浴びて、ベッドに入った。



すぐにキスされ、胸を揉まれた。
彼の足の事が頭をよぎり、全然集中できなかった。
天井の鏡に映る自分と見つめあっていた。
なんでここで身体弄られているんだろう。

私の複雑な心境に気付くはずもなく、彼は不自由なさそうに行為を進めていくので私は身を委ねるだけにした。

挿入してからも私は上の空で、ある程度の声は出した。
私が上になろうかとも思ったが、やる気が出なかった。

行為が終わり、私は始発まで仮眠をとってこっそり帰ろうと思い、目を閉じて浅い眠りについた。



彼を起こさないようにベッドから出て服を着た。軽くメイクを直し、コンタクトが保たず、外してしまった。
ぼやけた視界で帰るしかない。

少しの明かりで帰る準備をしていたが、彼が目を覚ましてしまった。
「え!帰るの⁈」
「うん、仕事だから。寝てなよ」
「そっかぁぁぁ」
明らかに残念そうな彼をよそに、「じゃ!」と部屋を出た。
早朝だというのに新宿には人が多く、視界不良のままなんとか繁華街を抜けた。


ナンパからのワンナイトもろくな奴いないな。
アプリの方が手っ取り早くて楽しめるんじゃないか?
ネタにはなるけど笑



その後も彼からの連絡は頻繁に来た。

“◯日休みだから会おう!空けておいて”
まだわからないと言っても“じゃあ◯日で!”
と、こっちの都合お構いなしで連絡してきた。
了承していないのに“やっぱり◯日の方がいいかも!”
などど1人で盛り上がっていた。
全く返事を返さなくなったら連絡は途絶えた。



そんな片足矯正器具ニキのお話。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?