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音声SNS「Clubhouse」について討論してみた

こんにちはコミュニティをプロデュースして生計を立てているMitzです。

今日、SNS関連の先輩的な人達数人と、今話題になっている音声SNS「Clubhouse」について軽く討論しました。
(Clubhouseを使わずにZoomで討論しました 笑)

せっかくなので、その討論内容を超簡単で箇条書き的ですが共有しますね。
※Clubhouseって何?ってのはここでは説明省きます。いろんな人たちがブログ等で説明してるので調べればすぐにわかりますよ~

何で話題になってるの?

「完全招待制」「2人までしか招待できない」という点が

プレミアム感を醸し出し、呼ばれた自分は先取り・勝ち組と感じる

FOMO(Fear of missing out ※自分以外の人が有益な体験をしていることが不安と感じる、焦る)感を煽る

という事で、人々の「気になる感情」を爆発的に掻き立てている。
(そもそも今時点iPhone(iOS)専用という点も煽り的に問題視している人も多いですね)

※使用頻度次第では招待可能人数は増えます。私の場合はかなりベビーに使って約3日目で3人分枠が追加されました。(正確な条件や数値は不明)

メリットは?

気になるメリットとしては

①他のSNSと違いコメント機能が全くない点は、「画面を見ていないと有益な情報を見逃す」という焦りも無く、リスナー側からすると「ながら作業」には最適

②発信者側からすると、コメント機能のない点含め、音声だけでその発信者もリスナーも分かりやすいUIという事もあって、余計な運用コスト(運用のわずらわしさ)がないので気軽に発信できる

ということで、今後更に色々な可能性が拡がっていくであろうサービスではある。

デメリット・懸念点は?

メリット以上に気になる(気にすべき)デメリット・懸念点としては

①招待するもされるも、そこには「電話番号を登録し合う事が必要」という極めて個人情報を取り扱うという点があり、それはいかがなものか。それが友人同士の極めてクローズドな場であれば良いかもしれない、でも全世界誰でも自由に繋がり合えるSNSの場にはそぐわないのではないか?という懸念

②招待されて使っている人本人からすれば
「私は招待された(選ばれた)人だぜ」
「新しいサービスを使って時代の波に乗ってるぜ」

というプラス的な気持ち・感覚かもしれないが、逆に使っていない(招待されていない)人からすると、「羨ましさ」と超えて「苛立ち」を与えてしまう可能性も有る。

という事で、
「超個人情報が必要だけどクローズドじゃないという不安感・矛盾感」と、使用者側は言い方次第では「私使ってまーす」のアピールは周りの人から好感度を下げる可能性もある。

結論

で、この討論がどんな結論になったか。
ビジネスとしてClubhouseを考えた場合、

新たなサービスに注目・アンテナを張ること自体は良い事。

ビジネスとして繋がり合いたい、発信して届けたい相手がClubhouseの世界に居る(これから入ってくると思われる)場合や、発信方法(発信運営方法)的にClubhouseが合うのであれば、どんどん使ってみるのもあり。

でも、ビジネスとして何かを届けたい・発信していきたい相手がClubhouse界隈に居ない(合わない)のであれば、そこに必要以上に囚われて今自分がやるべき(届けるべき)相手に対して今行っている発信が雑になったり疎かになったりするのは愚か者の極み。

という結論になりました。

※ビジネスではなく、趣味で好きな有名人・著名人のトークを聞く、仲間と雑談するなんていう使い道であれば、気軽にとても楽しめるサービスだと思います。

ちなみに、私のメインにしている場はIT界隈のコミュニティ
そこに参加者として集まる人は、そもそも「SNSで情報収集しビジネスに活用する」を行っている人自体が少ないですし、おそらくClubhouseにも入ってこないと思われます。(SNSを使ってはいても、それはあくまでプライベートであって、ビジネスとしては使っていない)
なので、コミュニティ参加者やこれからコミュニティに入ってくれる人向けへの活用は今時点としては難しい。。。

ただ、コミュニティを運営する側の個人としては、新たなサービスに注目することや、時代を先取りする人達・発信側の人達と繋がったり情報を得る事は意義もあり、自分自身の「発信者側の意識」を高めるという意味では、手を出しておくのは非常に有益なのでは。

というのが結論・所感になります。

ちなみに私も登録はしましたし、同じコミュニティ運営仲間も招待し合って、この件について情報交換はしてます。

ただ、上で述べたように
「うぇーい!オレ使ってるぜ!」って発信は、マイナスになるかもしれないし、カッコ悪いと思うので「使ってます公言」はしてないです(笑)

最後に補足(追記)

これは私がRPA関連のコミュニティ主催仲間向けに発信した考察。

【考察】
少なくともRPA界隈でも響く層は結構居ると思います。
いまSNS(Twitter)を活用している層には響きやすい、そもそも今時点でSNSを活用していない層には響かない。という感じですね。
もうちょっと詳しく言うと、RPA界隈を牽引している層、例えば発信多めのマーケターやエンジニアや登壇者側・主催者側にはClubhouseも響くと思います!

ただ、コミュニティ主催者側として意識すべき「コミュニティに参加して欲しい参加者層」例えば地方の個人や中小企業の方なんかは、SNS・オンラインではなく本来はオフラインで直接会話・雑談していくことが一番(SNS・オンラインでの交流はそもそも敷居が高い)なので、そこにClubhouseを響かせるのは相当困難だろうという感じですね。

こういった、ある意味「意識高い系サービス」「意識高い人が集まる場所」は意識高い界隈でしか響かない場合が多いので、コミュニティとしては本来見ていかなければいけない参加者の人達に目線を合わせて動向を見ていく必要がありますね。なのでもちろんClubhouseが響きそうな流れになってくれば、フル活用もありかと!

あ、ちなみに他の人にも聞いた感想・所感としてはこんなのもありました。

【参考意見2つ】
①「気軽に雑談できる」は自分が雑談したくて自分や友人とroomを作った場合であって、人が作ったroomで気軽に雑談に混ざる・発言するのは相当敷居が高い(そもそもSpeakerとして承認してもらわなければ実現できないし)、それならTwitterのリツイートで勝手に意見を述べる方が自分の意思で発信できるのでラクかも

②これは「発信者」にとっては「気軽に雑談」できるサービスだけど、普通のリスナーにとっては「雑談に混ざる」ではなく、著名人の雑談をラジオ感覚で気軽に聴くサービスですね。

【私がコミュニティに目指すところ】
同じ「コミュニティ参加者層」でも、そのコミュニティによってはClubhouseが響く・響かないが相当分かれると思います!
トークを楽しみたい」「技術の無駄使いを楽しみたい」「技術・ビジネスを情報交換したい」という「とにかく楽しみたい派」「ビジネス交流派」のコミュニティであれば、参加者層にClubhouseは響きますね。

逆に「トークではなく勉強がしたい」「情報が欲しい」「ビジネス交流ではなく切実にビジネス活用に繋げたい」という「とにかく勉強したい派」「ビジネス活用派」のコミュニティであれば参加者層にClubhouseは響かない可能性が高いですね。

そしてRPACommunityは、、、目指すべきはこの前者と後者どちらも実現すること!なのですが、現実いま時点では後者が圧倒的に多いので、RPACommunityにおいては「いまClubhouseを活用」ではなく、交流・楽しさを本気で引き出して、本気で「楽しさと学びが両立した最高の場」を目指し、その段階を達成できれば全国誰もがClubhouseで気軽に雑談できる。となるので、それを目指して本気でやっていきたいですね!

以上、簡単な考察と参考意見でした!

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