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オンラインイベントに一言物申す!

◆はじめに

こんにちは、Mitzです。ただいま2020年12月9日 午前2:00です。

私はRPACommunityという5,000名規模(2020年12月時点)のコミュニティを主催し、毎週1回以上オンラインイベントを開催しています。
そんな立場もあって、オンラインイベントについて日々ホンキで考え、試行錯誤を繰り返しています。
そんな私がこのnoteで何を語るのか?!
そう「オンラインイベントに一言物申す!」なんてちょっと過激な感じで語ります、語っちゃいます!
ちなみにこのnoteは「ライブ配信アドベントカレンダー」内の1記事として書いています。私の担当は12/9。
前日の12/8はヤプリの島袋 孝一さんが担当、こちらも是非お読み下さい。

◆セミナーじゃない!コミュニティイベントだ!

今回私が語るのは
「コミュニティ」の「オンラインイベント」についてです。
いま巷ではオンラインイベント、本当に多いですよね。
企業のセミナーも大規模なカンファレンスもオンライン開催がほとんど。
でも私がメインで語るのはセミナー等ではなくコミュニティのオンラインイベントについてです。
何が言いたいかというと「セミナー」と「コミュニティイベント」は違う!
先にこれが言いたかった。
セミナーは、特定のテーマに対して、そのテーマの専門家である講師・先生・指導者の元に、そのテーマを学びたい人が集まって学ぶことですよね。
それに対してコミュニティイベントって何?
って、まずこれをしっかり考えないといけない。
コミュニティもセミナーと同様に、特定のテーマがある。
でもね、コミュニティは特定のテーマに対して学びたい・興味のある人達の集まった組織・共同体なんです。
そして更に言うと、そこに集う人達が、継続的にテーマに沿った情報を交換する、助け合う、支え合うという事(つまりコミュニケーションね)が実現できている。それがコミュニティなんです。
先生と生徒っていう関係じゃない、集まる人達はみな同じ共同体に所属する仲間でコミュニケーションが行われる、それがコミュニティなんです。
コミュニティと名乗るのであれば、まずそれをしっかりと意識すべき。

ひょっとしたらそれはコミュニティじゃなく、ただ人が集まってセミナーを行っているだけの集団なのかもしれない。

こういう意識は大前提ですよ。コミュニティならね。

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◆そもそも「配信」って

そして、これも問いたい!「配信」って言葉
配信って、情報を求める人に対して、通信・ネットワーク・デジタル回線等を介して情報を配ることですよ。
いや、そんなんいちいち言わんでもわかるわ。
じゃないんです。
何が言いたいか分かりますか?

そう、1つ前に言った
「セミナーじゃない!コミュニティイベントだ!」
これです。
配信って、↑で書いた通りだけど情報を配ることだよね?
つまりは一方通行だよね?
じゃあコミュニティってなに?
同じ共同体に所属する仲間でコミュニケーションが行われるっていう大前提があるよね?
そう考えたら、そもそもコミュニティイベントで「配信」って合わない。
いや、配信がダメって言ってるんじゃないですよ。情報を求める人に向けて情報を配信、それが学びになる。素晴らしいこと。
ただ、一方通行の配信しかしてないなら、それ最早コミュニティなの?
これが言いたい(問いたい)こと。

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◆「すべては参加者のため」

そしてこの言葉に繋げるわけです「参加者のため」
この言葉、「ふーん」じゃないんですよ、これコミュニティにとって本当に大事なこと。
この本当に大事なこととオンラインイベントを関連付けて結論から言っちゃいますね。

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これです。
これまた更に言っちゃうと
「運営しやすいから」「手間がかからないから」って理由で採用するのは
コミュニティ運営側の怠慢ですよ。

それがコミュニティで、参加者が交流も強く求めてるなら、例えオンラインだとしても、参加者同士のコミュニケーション手段を最優先で考えるべき。
例えばYouTubeライブ配信よりも、Zoom等のビデオシステムを使う。
Zoomであれば、講師の顔しか見えず参加者と明確に切り分けるウェビナー形式よりも、全員が顔も声も出すことが出来て交流も可能なミーティング形式を使う。みたいにね。
ただ、運営難易度も上がるのも事実。

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◆現実問題無理でしょ?って声

「参加者の目的が最も達成できるものを採用すべき!」なんて書いたけど、これを見て
「いや、そんなん、べき論やろ」「現実問題、そんな運営できねーわ」
って声もあるはず。
いいんですよ、それ正しいです。そう、私の言ったのは、べき論。
正直、出来る出来ないは有ると思う。
でもね、まずは
「なにが参加者のためになるか」「参加者が何を求めてるのか」
これを本気で考え、そしてそれが実現できるか本気で試行錯誤すべき。
その本気努力もしないでコミュニティ運営目線で判断してるなら、これまた完全にコミュニティ運営側の怠慢。
参加者は、貴重な時間を割いて参加してくれるんです。取り返しのつかないことなんてないと思うけど、少なくとも参加した数時間は返ってこない。
そう考えたら、何よりもまずは参加者のためにオンラインイベントを試行錯誤して取り組むべし!

◆オンラインイベントの工夫

べき論とか偉そうに言いたい事ばっか言いやがって。
そんなこと言われるの嫌なので、今取り組んでる工夫も箇条書きで紹介。

私が運営しているのは、「コミュニティ」なので、前述の通りミーティング形式にこだわってます。
例え参加者が10人でも100人でも200人でもミーティング形式
それを実現している裏側・・・というか、工夫。

■「参加者の声を拾う役割」「参加者の動向を管理する役割」「進行する役割」を明確に担当者分け
■参加者の声を拾う役割は「Twitter監視」「チャット監視」「その他アンケートツールの監視」等
■参加者の動向を管理する役割は「オンライン入退室の管理」「不用意な音声オンの管理」「悪意のある不審者の検知」
■進行する役割は「参加者や登壇者の動向をみて臨機応変にイベント進行」
■参加者からの質問を盛り上げたいなら、Twitterやチャットとは別に匿名のアンケートサービスも併用(私はMentimeterというサービスを使用)
■参加者アンケートは、時間の許す限り紹介する。ただ、紹介すべき優先順位は進行者がしっかりと判断。個人的過ぎる質問や空気の読めていない質問は紹介しない。これは進行者の技量が問われる。
■参加者アンケートで、時間の兼ね合いでイベント中に紹介出来なかったものが残った場合は、イベント後に全て回答・共有
■オンラインビデオサービス(Zoom等)の仕様や設定は必ず熟知する。これは運営側の仕事、これを怠ると何かが起こった時に対処できない。
■イベントの正規開始時間の30分間くらい前から、オンラインを開放し、運営側の音声や画面共有確認の風景も参加者に見せる。これは参加者側との距離も縮められるし、なるべく本番と同じ環境で事前の試験が出来る意味でも貴重な時間。

と、意識してやっている事を上げたらキリがない(そして眠い)ので、このくらいにしておきます。。。※現在2020年12月9日 午前3時

◆最後に

オンラインの技術的な仕組みや工夫には何一つ触れなかったので申し訳ないです。でもね、大事なのは技術じゃないんですよ。
「コミュニティイベント目的は、仲間である参加者に満足してもらう事」
これが大事ってこと。
良い機材、良い組み合わせ、ライブ配信、ウェビナー、ミーティング、Zoom、Teams、meet、チャット、ツイート、アンケートサービス
これを上手く活用するのも大事だけど、それは手段に過ぎない。
手段と目的を履き違えずに、運営目線じゃなく参加者目線で考え、試行錯誤して、良いオンラインイベントを実現しよう!

そう、参加者のことを第一に考えるのは誰でもできること!
そう、できることから1つずつ実践だ!
そう、オレたちの戦いはこれからだ!(笑)

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