見出し画像

盲導犬と一緒に大学卒業


さて、私、盲導犬の活躍についてとても良いニュースを見ました。



盲導犬と共に大学を卒業したという女性の話でした。その女性は小豆島に住んでいて、放送大学を14年かけて卒業したのです。



スゴ—イ!!!



失礼ながら書きますと、この女性は66歳なんです。私はもし自分だったらって思うと、とてもじゃないけど私にはそこまでの根性はありません。スクリーングで時々学校に行く日がある以外は、自分で勉強するスタイルの学生生活を送られたようですが、時として自分の勉強とはいえ、1人で勉強するのは大変な時もあったと思います。



私はこの女性は学ぶことを探求しつづけ。私なんかがいうのもおこがましいですが、本当に頑張ったんだと思います。おめでとうございます!



そして、この女性のそばにいつもいたのが、彼女の盲導犬なんです。盲導犬とは目の不自由な方たちの生活をサポートする犬ですが、きっとそれ以上のメンタル的な部分もサポートしていたんだと思います。


盲導犬について調べてみました。(nippon.com, 2020)

現在、日本では11の盲導犬を管理する団体があり、約900頭ほどの盲導犬が活躍しているそうです。



盲導犬を育てるにはお金と時間がかかります。盲導犬になるには、パピーウォーカーと呼ばれるボランティア家族に、1歳になるまでの大切な時期に人が好きな犬になるように愛情をかけて育ててもらいます。パピーウォーカーの元で育った後、その犬の適性を見極め、そして盲導犬になるためのトレーニングを行います。



盲導犬については身体障碍者補助法という法律の元に定められています。公共交通機関において、目の不自由な方をサポートするために、盲導犬の同伴が認められていて、不特定多数の人が利用する施設においても同様に同伴が認められています。


盲導犬は邪魔者扱い?


盲導犬の利用について、いろいろと賛否両論あるのも事実です。



盲導犬を連れた目の不自由が方が、法的に同伴が認められた場所において、スムーズに利用ができなかったという事例もあります。他に、エスカレーターで盲導犬が誰かに刃物で切られたという事件もありました。



盲導犬が、朝の通勤時間の電車に乗る場合はものすごい人込みです。その中でも盲導犬はじっと耐えるのです。トレーニングされた盲導犬は何も抵抗できず、ただ我慢するのみなのです。



盲導犬は人間を助けるために働いてくれているのに、このようなニュースや出来事を耳にする度に、嫌な気持ちになるのはもちろんのこと、刃物で切られても、満員電車で足を踏まれても声も上げられず、抵抗すらできない盲導犬に何かできることはないのかと思うばかりです。



ラッシュの電車に乗らなければいい、アレルギーの人もいるんだから、外食は控えるべき、そもそも犬がキライなど別の声が聞こえるのも理解できます。



でも、何一つ、盲導犬のせいではないのです。

盲導犬は人間のために働いてくれているんです。 





動物福祉


私には目の不自由な友人がいます。弱視の二人ですが、信じられないくらいアクティブで、二人で海外旅行に行ったり、音楽や朗読などたくさんのことをする視野の広い人たちです。



彼らから、彼らの友達で盲導犬を利用する人の話を聞いたことがあります。盲導犬ユーザーである、目の不自由な方は盲導犬のトイレも忘れずにさせなければならないのですが、ついうっかりトイレを忘れてしまい、限界を迎えた盲導犬が公共の場で漏らしてしまったのです。



私は言葉を失いました。



その後私は情報収集をしていく中で、同様の出来事が起こって目撃されているということを知りました。また、そんな風に働かせてかわいそうという声もあります。



ユーザーにとってはついうっかり忘れてしまったトイレでも、盲導犬はどんな思いだったのでしょうか。犬を嫌がる人からすれば、否定的な言葉がでてしまう状況であったと思います。ユーザーと盲導犬の両者にとっても、ユーザー自身が、動物福祉について知識を深める重要性を感じました。



私たち人間は、自分の生活だけで精一杯です。そうです。毎日いろいろあります。



でも盲導犬をはじめ、人間のために働いてくれる動物たちも一生懸命生きています。



盲導犬だけでなく、人間のために働いてくれている動物たちが少しでも良い環境で活躍しやすく、そして盲導犬がいることが、「普通」の共存できる社会であって欲しいと思っています。



小豆島の女性が盲導犬と共に成し遂げた大学卒業のように、動物たちが人間の生活を豊かになるようサポートしてくれていることへの理解を広めて行きたいと考えています。人それぞれ考えは違います。みなさんはどのようにお考えですか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?