ヒガンバナが咲き始めました
棒のような蕾がみえはじめたな、と思っていたヒガンバナ。先日近所を歩いて見たら、見頃を迎えていました。
この花を見た時、おしべが7本、ではめしべはどこに?と思ったのですが、7本のうちの1本がめしべなのだそうです。
遠い昔、原産地の中国から日本にやってきたヒガンバナは、3倍体と呼ばれる種子のできないものでした。そのため、日本のヒガンバナは種ができないとされます。
種で増えないヒガンバナが咲いていれば、それは誰かが球根を植えたから、ということになります。
ヒガンバナの球根には毒がありますが、毒をさらすことで食べられるようになります。そのため飢饉にそなえて植えられることが多かったのだそうです。また、墓地近くに植え、小動物や虫に墓を荒らされるのを防ごうともしたそうです。
私が撮影したのは、近所の遊歩道ですので、鑑賞目的に植えられたのでしょう。植物と人の関わり方も時とともに変わります。
彼岸花、死人花など、マイナスイメージの呼称も多い花。
いきなり地面から茎が生え、花を咲かせる独特の姿。
美しい花の姿。
いろいろな姿を見せてくれ、興味がつきません。
参考
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