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信濃川 1 川の風景

2週間前、相方さんの故郷、新潟県小千谷に帰省してきました。

結婚する前、川の近くに家がある、と言われ、
「そうかぁ、自然の豊かなところでのびのびと育ったんだね。
子供の頃、川遊びとかした?」
と聞いた記憶があります。それに対する相方さんの答えは
「川は大きすぎて遊べるようなところではない。
家は商店街の中にあって、自分は町の子だった。」

え?大きすぎて遊べない川の近くに家があって、米どころ魚沼出身なのに、町の子?
新潟に対し、相当偏った思い込みをしていた私は、相方さんの説明に、訳がわからなくなりました。

そんな大きくて遊べない川。
日本一の大河をご紹介するのもありかと思い、実家近くの信濃川の風景をご紹介します。


信濃川にかかる旭橋。信濃川の中で最も古い橋の一つ。
上越線小千谷駅から15分ほど歩いたところにあります。

小千谷出身の詩人、西脇順三郎作、小千谷高校の校歌の一節。
小千谷に滞在していると、西脇順三郎の名前は、非常によく耳にします。

つきせぬ思い 
若き日の   
銀河にうつる 高楼は
見よ八海の 春高し

新潟県立小千谷高等学校 校歌より

この旭橋から越後三山を望むことができます。
遠くに青く三つ見える山。右からハナコと覚えます。
八海山・中ノ岳・(越後)駒ヶ岳。
中ノ岳が一番高く、意外なことに、お酒の名前で一番有名な八海山が、一番低いそうです。

信濃川は、とにかく大きいの一言。
この川にかかる旭橋の長さは350.55メートル。
遊べない川。確かにそうですね。

旭橋を渡り、川沿いを歩いてみました。

信濃川の舟運で隆盛を極めた川港で、小千谷発祥の地と言われる小千谷港の記念碑。かつて旅人、武器、穀物などの出入りの検査を行った舟改番所(ふねあらためばんしょ)があったそうです。

信濃川に流れ込む支流、湯殿川。
「このあたりが谷のようにくぼんでいるから、小千谷の地名の由来になったっていう話があるよ。俗説だけどね。」
と相方さん。

湯殿川近くにある石仏と石碑。

大きな川だけあり、治水関係の設備が目立ちます。

余談ですが、歩いていると、小さな流れや水路をよく目にします。
商店街を歩いていても、水路の水音が聞こえます。

水と共に生きている土地なんだなぁと思います。

今回はサクッと一度で終わろうと思っていましたが、終わりませんでした。もう少しお付き合いください。

参照元

小千谷商工会議所 小千谷旅する案内帳

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