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目黒不動尊の植物たち

お不動様の境内に点在する像のご紹介、ちょっと調べが足りないので、いったん脱線して植物の話です。

境内には巨木やいわれのある樹木がそこここに立っていて、とても気持ちのいい空間となっています。
そして、自然に生えてきた小さな植物たちも魅力的です。

この小さい空間に、何種類の植物が生えているの?
手水舎の右横の岩にも

整地されているところが多いのですが、こういうのをみかけると、この地の本来の植生が、隙間から顔をのぞかせているように思え、楽しくなります。

本来の植生が感じられるような、昔の景色がどこかに残っていないかと、探してみたら、江戸名所図会を掲載しているサイトがありました。

江戸時代には既に、このあたりは随分拓けていたんですね。

さらに調べると、環境省の生物多様性センターのサイトに、各地の植生図が掲載されていました。それによると、不動尊近辺は、ヤブコウジースダジイ群集。スダジイが優占する常緑広葉樹林だそうです。

うっそうと茂っている樹木たちがスダジイなのかはよくわからず、秋にも来てみなければ、と思っているところです。

男坂から見下ろしたところ。昼間ですが、階段のところは木陰でうっそうとしています。

たくさんの種が眠っているであろう土の中が、過去を景色を見せてくれるタイムカプセルなのかも、と思ったりしています。

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