通院帰りに八百屋を物色していて、珍しい果物を見つけました。
「鹿児島の昔なつかしいむべ」と書かれていました。
気になったので、買って帰ってきました。
アケビの実に似ていますが、熟しても実が割れないそうです。
実を割ると、ゼリー状の果肉と種が詰まっていました。
食べられる部分がとても少なく、種ごと果肉を口に入れ、口の中で種を避ける、という食べ方になりました。
味は癖も酸味もなく、薄い砂糖水のよう。
もう一度、店で遭遇したら買うかといえば、もう買わないけれど、無病長寿の果物。少しは寿命が延びたでしょうか。
大量に残った種を眺めながら、少し持ち帰って育ててみようかしら、とも考えましたが…これは誰も食べないだろうな。