![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/111415764/rectangle_large_type_2_0886c94644ec25ca86a55336ea6747f2.jpeg?width=800)
信濃川 2 河川敷の植物
小千谷への旅、前回の続きです。
信濃川の川べりでよく見かけた植物を、まとめてご紹介します。
キリ
大きな葉が遠くからでも目立ちます。
初めて小千谷に来た時に、この木のことを知らず、植物好きの義母に教えてもらいました。娘が生まれたら、庭に一本植える、という話もその時に聞きました。キリは成長が早いため、お嫁入りの時に、箪笥にして持たせるというわけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690002823202-A1PSmPlMxk.jpg?width=800)
チガヤ
故郷を想うよすがとして、万葉集に詠まれています。
浅茅原 つばらつばらに 物思へば
故りにし郷し 思ほゆるかも
![](https://assets.st-note.com/img/1690002875789-Rc6URdSeEg.jpg?width=800)
シロバナシナガワハギ
白花品川萩。物流の中心地、東京都品川の地名に由来しています。
こんなところで、東京都内の地名に出会うとは。
![](https://assets.st-note.com/img/1690008772371-W2MVXk3rr5.jpg?width=800)
ヤハズソウ
葉を引っ張ると、葉脈に沿って、矢筈※の形にちぎれることに由来します。
ヤハズソウの矢筈は羽の部分ではなくて、その後ろの矢のお尻部分、矢を弓につがえるときに、弓弦を矢に「はめる」溝・切れ込みの部分の事でして、現代の弓道は競技なので矢筈の切れ込みは「平行」なのですが、昔の実戦用の矢、「征矢(そや)」では急いで・見ないでも矢をつがえられるように大きく開いていたワケで、その形なワケです。
クローバーのように3枚セットで葉がつくため、英語名はjapanese clover。
紛らわしいことに、写真では、本物のクローバーも混じっていますが…。
![](https://assets.st-note.com/img/1690011234997-IJyhc14dwQ.jpg?width=800)
セイヨウオオバコ?
葉の形から、オオバコの仲間だと思いますが、よく見かけるオオバコより穂が随分長いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1690008770466-iuThTj7yNW.jpg?width=800)
セイタカアワダチソウ?
花が咲いていない姿をしっかり見たことがなく、セイタカアワダチソウかも、と気づくまでに、かなり苦戦しました。
ちなみに、この写真を画像検索すると、ローズマリーがヒットします。
便利な画像検索も、栽培種でない植物名の特定にはうまく使えないことがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1690002963603-WQ5LWc1QTX.jpg?width=800)
アカツメクサ
![](https://assets.st-note.com/img/1690003079578-NgbkZ6ggVt.jpg?width=800)
ブタナ
![](https://assets.st-note.com/img/1690003262102-tjZD0y4979.jpg?width=800)
シロツメクサ、ヒルガオ、スギナ
![](https://assets.st-note.com/img/1690003405653-uQxW1dr0JU.jpg?width=800)
見知った植物、そうでない植物。
知らない土地の植生を観察するのは楽しいです。
まだ続きます。
おまけの話
キリの葉の大きさが視覚的にわかる記事を、かえるさんが投稿されていました。ちょっと楽しいクイズつきです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?