「UNICORN」という身体に刻まれた離れられない存在
私の人生は「UNICORN」と共にあったと言っても過言ではない。
いや、嘘です、過言です。私より好きな人はもっと大勢いる。
しかし、幼少期より、私の音楽の記憶は「UNICORN」もしくは「たま」という正統派のような邪道のような不可思議なものとなっています。
子守歌の代わりに流れるのが上記のどちらか、もしくは時々「B’z」ときているもんですから、我が母親ながらロック過ぎるような気もします。
だから、幼少期の記憶の中にある音楽に「みんなのうた」的なものはありません。
強いて言うなら「あめふりくまのこ」だけです。何故か。
今でも、時々、聞きたくなる程度には好きなんですけれどね、この曲も。
そして、本日はUNICORNの高松ライブということで……母親が完全に私が行く前提でチケットを入手してくれていました。
過去、再結成した際に初めてライブに行きました。
それが、もう、10年も前のことらしく眩暈を覚えます。
そりゃ、もう、年も取るわ。
ライブの始まり方がすごくかっこよかった。
光の演出が最高である。私もあんだけムービングライトぶん回したい。
と同時に、もうほとんどがLEDになっていることに気が付いた。
そりゃね、自由自在に変化できる強みがあるし、なんとて複数の塔体やゼラを持ち運びしなくていいからね。
どう考えても、そっちにシフトチェンジしていくわな。
しかし、何だか同時に少し物悲しくもなる。
ランプのライトの味のある光も結構好きなだけに。
まぁ、取捨選択・適材適所だとも思う。
正直、新しいアルバムは全く聴かずに行っている。
そのため、新曲は全くわからない。
しかし、私の好きな「すばらしい日々」も演奏してくれて、しかも序盤で。
その瞬間にテンションは爆上がる。
爆上がる半面、段々と歌詞が胸に迫ってくる。
奥田民生の歌唱力は全く衰えない。
口から出る音がCDのままで驚く。
しかし、楽器はちょいちょい間違える。
そして、間違えてもメンバーは楽しそうである。
何だ、このおっさんたち、かわいいな。
今のメンバーたちの関係性がほんわかしていて素敵。
しかし、ライブ途中なのに眠たくなってくる。
それはつまらないというネガティブな感情ではなくて、何となく落ち着く。
きっと子どもの時の記憶を呼び起こされるからだと思っている。
妙な安心感に包まれる。
奥田民生単体でもすごくカリスマ性があって、音楽センスも抜群で、見ごたえもある。
でも、私はUNICORNというバンドが好きだし、UNICORNの奥田民生が大好きだ。
長年、紆余曲折ありながらも、この瞬間、一緒に音楽を奏でている絵が好きなんだと思う。
きっと、まだ、10年たっても、20年たっても好きなバンドだと思う。
いや、好きというか、身体に刻まれてしまった何かがあるような気がしている。
そんな、離れられないバンド。
最後までお付き合いただきまして誠にありがとうございます。 「サポート」も嬉しいですが「スキ」も嬉しいです。 思ったり感じたりしたことがあれば、是非「コメント」もしていってくださいね。 本当にありがとうございました。