松山バレエ団 戦い抜いたオデット 前半


8/14
フェスティバルホールにて
松山バレエ団 白鳥の湖を鑑賞しました。


朝知ったのですが


最前列でした🙈


自分の舞台のことで



いっぱいいっぱいで。。。



チケットの座席を確認する余裕がなく。。。



朝自分のもっているチケットを見たら、まあ、衝撃でした



先生には感謝をお伝えしてもしきれない。デス。。。



正直、
松山バレエの
白鳥の湖を見て いま思うことは、


〝こんな白鳥、見たことない!〟


。。。。わたし、
衝撃を受けすぎて。


ちょっといま
心が打たれまくり、
心が折れてマス。。。


もう、今、思考停止状態なので



おかしな表現とか



失礼な言い回しとかがあるかもしれませんが


いま、



この感動と

衝撃と

書き留めなければ。


最前列での光景を
ひとつたりとも
忘れないようにしなければ。



頭が回ってませんが
ひとつずつ思い出したいと思います…





1幕

オープニング
あまり聞き馴染みのない曲でした
オリジナルなのかな?
紗幕の後ろで繰り広げる群舞。
小さな動きから始まって少しずつ大きくなっていきました。
あの怪しい照明とか、人の群れ方で、一気に引き込まれますね。客席の意識が、舞台に行きます。満員のフェスティバルホール、全員の視線が釘付けでした。
ジークフリート王子が誕生して、子供の頃のシーンへ。短いシーンであっという間に終わりますが、ここで小さな小学生男子がパッ!と弾けるように飛び出てきて、すごくよかった。音がとりづらそうな曲のなか、マイムがすごく分かりやすくて、こちらにも声が聞こえてくるんじゃないかというくらい、ハッキリと解釈できました。
そして大人へ。若さ弾ける雰囲気で、胸が高鳴りますね。家族愛が伝わって胸が熱くなりました。はやくも感動。

そして 白鳥さんたちのシーン。
ロットバルトの不気味さと白鳥さんたちの美しさが、とても絵に描いたような光景で…紗幕の後ろで繰り広げるので、幻想的なんですよ。

そして1幕へ
宝塚のセットでみるような重厚感のある門のセットには、
ホント感動しました。
横のジョーゼットも綺麗すぎるし、途中、
何回かお庭のセット?が舞台中央で上がり下がりしていたし、お客さんを楽しませる舞台演出でした。

いままでみた1幕の中で、1番美しかったです。
あの煌びやかさを超える1幕は、なかなかないのでは。

門の中で、庭園が広がっているのかな。
そこで皆で大勢で乾杯しているんだろうな。

そういう想像力が掻き立てられるようなセットと舞台でした。本当に絵本の世界に入り込んだような景色でした。

王子の友人たちが何十人も踊っているのですが。
煌びやかさ、華がすごい。
めちゃくちゃ振り付け難しそうやのに、みんな涼しい顔で踊っていました

顔の向き、角度が全員ピッタリですね
首から上の向きが ビッター!と揃っているから、まとまりがある。ごちゃごちゃに見えなかった。
同じフリをしている者同士、ちゃんと電波を送りあって、ポールドブラの動き、上半身の使い方をちゃんと合わせている。踊り手同士、電波を発進しあい、全体の動きが崩れないよう注意しあっている。

足のラインが綺麗すぎて、そして揃いすぎて、自分自身とは程遠すぎて、見るのが苦しかった。こんな表現正しいかわからないけど、美しすぎて、
えええええ。。。ごめんなさい。。。
と言葉を失う感じ。

そして、衣装とティアラ!!!!!
全員、本当に美しい衣装とティアラでした。ゴージャスでした。

そんでそんで、
場当たり。完璧。
プロだから当然とは思いますよ、、ですが、あの完璧な場当たり、、、
なんで、位置関係が全く均等なの???
今日一日のフェスティバルホールの舞台なのに、ひとつひとつ、なんでここまで、全員が、場所をマスターしているのでしょう…( ;  ; )
教えてください( ;  ; )

ほんで、
舞台セット!立派すぎる。美しすぎる。
宝塚?どっかの舞台?というようなバレエとはちょっと違うリアリティがありましたが
数人の女性が、チュチュを着ることで、バレエの舞台だということを思い出させてくれる、バランスが絶妙でした
やはり。チュチュ。最強説。

新演出 とあって 色々普段と違うところが多く
楽しめました
パドトロワではなく、8人の男女コンビが
華麗に舞っていました
ピエロも居らず。 

1幕の構成はすごく気に入りました!!

この時点で 
瞬きする隙間時間がなく、
目がカラッカラ。

そんなこんなで1幕も終了に近づきます

ロットバルトが上手端っこで、
特殊効果で
小さい花火で瞬時に姿を消してしまう演出が印象的でした
一瞬ではありましたが見応えありました。

周りのダンサーたちのマイムも素晴らしい。明らかに、異様な現象が起こっている。というのが客席に伝わる、分かりやすいマイムでした。
余韻といい、腕の使い方といい、一人一人の動きのズレ方、一人一人の連鎖といい。。。。
これぞバレエマイム。ですよね。

セットが、思いっきり移り変わり、
湖のシーンへ。
セットの展開のスピーディーさ、セットの大きさ。

あー。これぞ、舞台。ですよ。

1幕と2幕の
繋ぎのシーンでありながら、
飽きることなく、無駄がなく、間延びせず、
むしろ、白鳥たちの登場に向けて、
客席の集中力がググッと高まった感じがしました。

ロットバルトの子分たちがちょいちょい出てきて、怪しく舞う振り付け…

そうです
そういうことです!
そういう怪しさが欲しいんです!!!!
こういうのが観たかったんです!!!!!!!

白鳥の湖 という舞台を盛り上げる
美しい怪しさというんですか。

ロットバルトチームの
お客さんを怖がらすくらいの
怪しい雰囲気に
もう、わたし自身、
魔法がかかったかのような。。。

やはり
悪役って、
最高のスパイスです。

この時点で、
こんな素晴らしいものを、観せていただいて、
ありがとうございました。
最前列で 一礼。


もう いろんな状況を把握できないままに
シーンが移りゆき、
ひとつひとつに感動してしまい、
わたしはいっぱいいっぱいですが、
精一杯、
白鳥のシーンにむけて心と、体を(?)整えていきます。

そして。
皆の視線が
上手奥に集まり出します

袖から
本日の主役、
森下洋子さんの登場…!

客席全員が
息を飲む。
皆が集中する。

こんな感覚、久々でした。

森下さん
高度な技は難しいようですが、

誰よりも
落ち着いている。

冷静になって踊っている。

だから失敗しそうな感じがない。

やはり
真ん中に立つ人は
1番大切なのは
落ち着きなのだ。
そんなふうに
森下洋子さんがわたしに教えてくれている…?
そんな感覚になりました。

れっきとした バレリーナでした



息づかいが。聞こえるんですよ

ジークフリート王子とはじめて 出会った時
森下さんが 発せられた
「ハッ!!!」
という息づかい。肉声。

やはり 
ダンサーは
呼吸。なのですね。

わたしは
技術ばかりにとらわれて
息づかい。
忘れちゃっていた。。。。

そんな思いを抱えながら、
シーンは移り変わり

白鳥たちの群舞へ。

紗幕の、後ろ側の下手から一人ずつ登場。

幻想的な登場でした。




このコールドも。。。。。。

揃いすぎて 

鬼!!!!!!

白鳥ポーズが
独特な雰囲気。
隊列も独特。

このバレエ団が目指す高いレベル、
このバレエ団のムードを感じさせる
緊張感あるコールドでした。

プリエが、
コールド全員のプリエが。

ここまでやるか。
ここまでやってやる。
プリエをやってやる。

そんなダンサーの一声が聞こえてくるような
プリエでした

素晴らしかったです
非常にハイレベルでした。

四羽、二羽は
基本に基づいたわりとオーソドックスなものでした。
美しかったです…

森下洋子さんの
オデットのヴァリエーション。

森下さん。戦ってました。
己との戦い、負けん気。徹底して練習されてきた気配を感じました
ひとつひとつのパが勝負。
努力と思いが詰まった、オデットのヴァリエーションでした。
完璧でした。

オデットとジークフリートの
アダージオ。
これは森下さん一人で戦っているのではなく
舞台に立つ者
全員が、
森下さんと一緒に 一体となって
気持ちを一つにして
戦っているように
そんなふうに見えました。
気迫を感じさせる、松山バレエのこだわりも感じさせる
アダージオでした

アダージオの最後、
曲が盛り上がるところ。
あの曲の盛り上がり、いいですね…
このアダージオのバージョン、めちゃ好きです
嬉しかった。
泣けました

その 盛り上がりに食らいつくように踊る、森下さん。
音が遅れても
慌てない。落ち着いている。

「音なんて遅れてもいいのよ。」

よく、先生からそんなようにアドバイスされることが私多いのですが

こういうことか、、

という感じ。

曲が盛り上がっているとはいえ
遅れたっていいから
やるべきことを、やる。

こういうことか。。。。

ありがとうございます。。。。

アダージオに見惚れてしまい
放心状態でしたが
そんなこんなで
白鳥のコーダへ。

オデットのソロでは
森下さんの動きに注目し、
指揮者さんの判断で、
腕をゆっくり動かしたのをみた。
オーケストラもその判断に従って
曲がゆっくりになる…

舞台に一体感が生まれていました…

皆が
精一杯
必死になって
ひとつの舞台を作っている。

これですよね。
生オケの素晴らしさって。






気づいたら
終わっていました。
前半が。



感動と興奮で
疲れまくりましたが



とりあえずトイレで
気を取り直し
最前列に戻りました





ちょっと
休憩したいので





一旦切ります





続きは

後半へ。。。。。


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