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【銘柄分析】eMAXIS Neo 過去パフォーマンス比較 #11

こんにちは、chapiのすけです。

eMAXIS Neoシリーズを分析していると、ますます好きになってきておりますchapiのすけです。

今回はコロナショックまでの過去のパフォーマンスと、コロナショックを経た各シリーズのパフォーマンスを分析してみました。

※eMAXIS Neoの概要についてはこちらにまとめてあります。

コロナ前~コロナショック~そして現在

2020年度は絶好調なNeoシリーズでしたが、昨年はコロナショックという過去に例のない1年でした。ですので今後も同じようなパフォーマンスが期待できる、というのは、少々アンチョビだと思います。間違えました、安直だと思います。

過去はあくまで過去なので、未来のパフォーマンスを保証するものではありませんが、コロナ前のパフォーマンスも分析し、さらにコロナを経たパフォーマンスを複合的に分析することで、Neoの”投資信託としての強さ”を垣間見ることが出来るかもしれません。

ということで今回はお遊び要素を含んだかなり自己満なnoteなのですが、少しでも楽しんでいただけますと幸いです。

分析方法

主に以下の指標をピックアップして比較しました。

①設定来騰落率(2021.1.19基準価額)
 →ファンドの総合的なパフォーマンスと仮定
②設定来~コロナショック前高値騰落率
 →ファンドの従来市場におけるパフォーマンスと仮定
③コロナショック前高値~コロナショック底値下落率
 →コロナショックによるダメージ緩和度
④コロナショック底値~直近騰落率(2021.1.19基準価額)
 →コロナショックからの回復パフォーマンス
⑤底値からコロナショック前基準価額までの回復に要した日数
 →コロナショックからの回復パフォーマンス

チャートで示すとこのような個所のパフォーマンスです。

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まず、1/19時点の基準価額にて、設定来の騰落率をピックアップし総合的なパフォーマンスを確認しました(①)。
次に設定来からコロナショック前の高値(②)を確認することで、従来の市場におけるパフォーマンスを検証しています。コロナショックが起こらなければ、このペースで成長が見込まれたという仮定です。
さらに、コロナ前の高値から3月末の底値までの最大下落率(③)、底値からの回復率(④)、底値からコロナ前高値を回復するまでに要した日数(⑤)から、暴落に耐えうる強さ、回復力を分析してみました。
これらを組み合わせることで、各ファンドの総合的なポテンシャルを"ざっくりと"導いています。
#テクニカル分析のような本格的なものではないです、期待リターンやリスクの考え方とは異なりますので、ファンド愛ゆえの遊び心と思ってください。

なお、市場平均と比較するためにNeoシリーズ9種に加え、eMAXIS Slim S&P500を加えた10種類を比較し、各項目のパフォーマンス順位に応じて1~10点で点数付けを行いました。
その平均点から各ファンドをランキングにしてみました。

分析結果

まず、各ファンドのそれぞれの指標パフォーマンスは以下の通りです。

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※なお、設定日がまちまちなので最遅の2019.5.28起点に揃えています。

これだけ見ても、なかなか興味深い内容です。設定来のパフォーマンスは自動運転が1位ですが、コロナ前はバーチャルリアリティが1位でした。コロナ暴落後の回復力も強いです。
またウェアラブルのコロナショックの暴落がS&P500よりゆるやかであり、結果的に回復も早かった点は注目して良さそうです。
一方でドローン、ロボット、宇宙開発はコロナ前もコロナ後も低調なパフォーマンスのように見えます。宇宙開発に至っては、コロナ前の高値までまだ回復していない状況です。

では、パフォーマンスの高い順に点数付けをしたランキングです。

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ウェアラブルが1位、自動運転、バーチャルリアリティが続くというランキングになりました。設定来のパフォーマンスは自動運転がダントツですが、ウェアラブルはコロナショックによる暴落と回復力で加点された結果になります。私も見落としていたのですが、ウェアラブルはパフォーマンス自体は平均的ですが暴落に強い(強かった)という特長は認識しておいても良いかもしれません。自動運転の下落率は10種中最大でしたので、なかなかボラティリティが激しい、じゃじゃ馬のような感じですね。

ちなみに遺伝子工学はその他のファンドとは異なるチャートの動きなので、特殊なファンドと思っていてよいかと思います。コロナ前も比較的激しい値動きをしていました。ヘルスケア一辺倒のファンドなので、コロナショックの被害も恩恵も、あまり受けなかったファンドのように思います。
※このあたりが中長期的に見るべきファンドかな、と思う理由だったりします。

分析結果から分かること

実際のパフォーマンスを見ていただければ分かりますが、単純な自然数でのランキング付けがどこまで意味を成すかと言えば、ざっくりとした過去の概要を把握する程度に留まると思います(w)

かつ、まだ設定から日が浅いファンドなので、分析データとしては不十分なところがあります。ただ、リターンや下落率といった観点では市場平均を上回るファンドも多く、サテライト的に運用していくのは、十分ワクワクする投資信託だと思います。経費率の高さも誤差ですね、これだけ凄ければ。

種類が多いので、敢えてこの中から2つ、3つピックアップするのであれば、私はランキングの上位2~3種をお勧めします。少なくともS&P500の平均点を上回るものが良いと思います。ロボットや宇宙開発が悪いとは思いませんが、これらがパフォーマンスを発揮する時代はまだ来ていないように思うので、もう少し長い目で見るスタイルであれば、今仕込んでおいてもいいかもしれませんね。

ちなみに私は全て保有していますので、今回のランキング結果についても定期的に検証していきたいな、と思っています。

ということで、今回はライトな遊び心中心の分析をしてみました。

Neo仲間が増えるといいなあ。

それでは。


自動運転とバーチャルリアリティは別noteでまとめていますのでよろしければご覧下さい。


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