青と金の世界。
時々、1年半前に亡くなった母の夢を見る。
夢の中の母はいつもと変わらない。
彼女が亡くなったことを忘れてしまうくらい、普通に母がいる日常の夢。
母は最後、物凄いスピードで魂が進化した。
強い薬で朦朧している、と言えばそれだけになってしまうけど、
目の前が「青と金の世界だ」と感動していた。
美しい金の屏風のようなバックグラウンドに美しい青い象形文字のようなものが3Dで浮かんでいるという。大切な言葉らしいのだが、文字が動いてしまうため読めないと嘆いていた。
神々しい、見たこともないような青と金だと言ってた。
「宇宙の愛となって見守ってるから、悲しまなくていい」
身体は痛みでとても苦しかったと思う。
ある時、もうあとは神が決めることと言ってた。
「天が望めば奇跡が起こって病気が良くなるだろうし、
そうじゃなければ私は死を受けいれてる。死は怖くない」
諦めや、放棄に聞こえるけど、母は戦うことをやめて委ねたんだと思う。
彼女の人生は常に戦いだった。
それらをリリースして、和解したように感じた。
「いま、ここ」というマインドフルネスを数年前から取り入れていた母だが、まさにそれを体現していた。
私は感動した。
母は短い1ヶ月半の闘病生活だったけど、弱っていく身体とは反対に、
進化していく魂の姿がとても清くて美しかった。
彼女は毎日自分にレイキをかけていた。
身体中を愛のエネルギーで満たし、宇宙の愛になる準備をしているように感じた。
母はもともとかなりの美人だが、
息をひきとった時は今まで見たこともないくらい穏やかで優しい、仏様のような表情をしていた。
お別れが悲しいのは肉体を持った人との現実世界でのお別れだから。
魂は永遠だと私は思っている。
私もいつか母が見た美しい青と金の世界を見てみたい。
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