見出し画像

NPOにファイナンスって必要?

こんにちはチャパティです!

昨日は自分が監事を務める団体の設立総会でした!

代表理事をはじめ、全員にとって決意を固める時間になり、よかったと感じています。

会計の目的って?

NPOの会計について考える前に、企業がなぜ会計・ファイナンスを行っているか、考えていきたいと思います。

会計は大きく財務会計と管理会計に分けることが出来ます。

財務会計…経営状態を外部の利害関係者(ステークホルダー)へ開示するために作成
外部の人が見て理解できるように統一の基準が用いられる。(財務諸表…貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書など)

管理会計…企業内部の会営巣が今後の意思決定や組織内部の業績測定・業績評価を行うために作成
企業内部経営層が判断することが出来ればいいため、企業ごとに独自の基準が用いられる

会計(特に財務会計)は投資家・経営者・に対して、財務状況を示すために行われます。

経営者目線で考えた時に会計をする目的は、
・投資に対するリターンを最大化するため
・高成長分野を見つけ出し、組織を持続・成長させていくため
・株主、銀行への説明責任を果たすため

NPOにおける会計の目的は?

次にNPOは何の目的で会計をするのか考えてみましょう。

企業であれば、
・投資に対するリターンを最大化するため
・高成長分野を見つけ出し、組織を持続・成長させていくため
・株主、銀行への説明責任を果たすため

この3つになりますが、

NPOの活動の効果は金銭のみでは測ることが出来ないので、
・投資に対するリターンを最大化するため
という目的でNPOが活動を行うことはありません。

しかしながら、
・組織を持続、成長させる
ということはNPOにおいても必要なことであり、

・投資家への説明責任を果たす
ということを考えた時に、NPOの投資家は、寄付していただいた方々であり、一般の企業よりもきちんと説明していく必要があるといえます。

また、不特定多数に利益をもたらすための活動であるため、価値の享受者は市民全員であると考えることもできます。

そのため、誰でも会計を見ることが出来るように、貸借対照表を毎年公告することが求められています。

実際の実務は?

先ほど考えた通り、NPOでも株式会社同様に、会計をしていく必要があります。

ほとんどのNPOでは定款で、

この法人の事業報告書、活動計算書、貸借対照表及び財産目録等の決算に関する書類は、毎事業年度終了後、速やかに、理事長のもと作成し、監事の監査を受け、総会の議決を経なければならない

などのように定められているため、事業報告書、活動計算書(企業における損益計算書)、貸借対照表、財産目録を作る。そのための資料を作る必要があります。

個々の言葉について、詳しく知りたいときは下記のリンクをご覧ください。

まとめ

NPOは寄付者・会員・市民に自分たちの活動を発信していく必要があります。

その有効な手段が会計となるため、正確に記録していくことで、自分たちの活動を発信していきましょう!

Photo by Pexels

最後まで読んでくれてありがとう!読み終わって内容が面白ければ、「お疲れ様」の意味を込めて「缶コーヒー1杯飲める」程度のサポートをぜひ!