見出し画像

演奏コース作りとは【マリメ2】

マリオメーカーの演奏コースの仕組み、作り方については検索すれば山ほど出てくるので詳細はそちらを参照いただくとして、ざっくり説明すると、

「音符ブロックの上にアイテムや敵、マリオなどのキャラクターが乗ると弾んで音が鳴る」

という仕組みを利用している。

通常の音符ブロックは白色で四分音符マークだが、演奏用は橙色で八分音符マーク。
一つの音を出すのに「音符ブロック」「楽器」「半当たりブロック」が1ユニットとして必要になる。

画像1

橙色の音符ブロックを配置する高さによって音程が決まる。
作成画面の太線が交差するところから数えて下に二つめがドで、1マス下がるごとに音程が半音下がる。
音符ブロックの上に好きな楽器(アイテムや敵など)を設置する。パックンフラワーなら音色はピチカートストリングスだ。
さらにその楽器に重ねるように、雲、ちくわ等の半当たりブロックを設置する。キノコ床や橋などの半当たり地形でもよい。これを設置しないと楽器がいつまでも音符ブロックを鳴らし続けてしまうことが多いからだ。

画像2

音が鳴った後の楽器の居場所を作っておこう。

画像3

パックンは動かないので扱いやすいが、殆どの楽器が音を鳴らした後いろんなところへ飛んで行ってしまうので、ブロック等で囲んで閉じ込めておくのが基本。

さて、横スクロール式ゲームのスーパーマリオは実際に見える画面の左右4マス分を事前に読み込んでいる。

画像4

マリオが一歩右に動けば画面が1マスずれるので画面外先5マス目の列を読み込んでくる。
読み込んだ時点で音符ブロックの上に乗っている楽器が弾んで音が出る。
この仕組みで一定の速度でスクロールさせることでメロディが生成されるようになっている。
つまり演奏コース作成というのはDTMと同じ要領で音符を書き込んでいく作業なのだ。

単にコンピュータに演奏させたいというのならマリメなんかやってないできちんとしたDTMアプリを使えばよろしい。
マリメの演奏用音符ブロックはあくまでオマケみたいなものなので、逐一鳴らすのに面倒だし思い通りにいかないこと、できないことがいっぱいある。

しかし、できないからこそ面白いのだ。

マリメ2演奏コース作りにおける二大制限のひとつは「音符数は最大200個」。
これは楽器として使用できるアイテムが最大100個、敵・仕掛けが最大100個で、フル活用しても200個までしか配置できないからだ。(裏技としてツララ使用というものあるがそれは置いておく。)
厚いハーモニーやリズムセクション等入れたいパートが沢山あっても音符が足りなくなるので実現できない。

もうひとつは「コース長の限界」。1画面24マスで最大で10画面まで。そのうちスタート時点のスペースを除くと9画面に満たない。
曲のスピードにもよるが、走りコースだとかなり短い曲でないとおさまらないのが現実だ。

音数が少なく短い曲しか無理、というできない尽くしだが、これは俳句と同じようなもので、「制限の中でいかに理想を実現できるか」という可能性を探っていく過程が楽しいのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?