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おばけ島のキャンプ物語

「Cozy Grove」
特徴的な絵柄はともかく、二次元ペラペラのキャラクターを動かして工作したり植物育てたりと、紹介ページからの情報はピグライフに激似!またやるつもりなのか…と自分に問いかけながらも手を出してしまったわけだが、実際にプレイしてみると軸となるゲーム性が違った。生活シミュレーションではない

このゲームは島で資源を集めて、工作等でグレードアップさせていくことでストーリーを進めるというもの。
資源は場所はランダムで湧くが、現実時間制で一定の時間が経たないとリスポーンしない。なので1日1回しか採集できないというものも多い。
フィールドは基本白くて資源も探しにくいのだが、四角い自称クマだというキャラクターが毎日出すクエストをこなすとカラーになって資源が比較的探しやすくなる。1日経つとまた白に戻ってしまうのでこのデイリークエストを毎日やろう、ということだ。

ゴチャゴチャしたフィールド

ピグライフの目的は自分の領地を自分好みにかわいくデコることだったが、このゲームの工作や生物育成は資源をより多く集める効果があり、結局は資源を集めることを目的としている。単に自分の好きなように物を配置しても意味がない。効率を求めるととにかくゴチャつく。紹介ページの画面でも物がゴチャついて配置されているように見えるが、これはゲーム性が「ウォーリーを探せ」だからだ。ゴチャゴチャした絵柄の中から特定の絵柄を探し出すことを主軸としたゲーム。
なのでとにかく目が疲れる!

資源は近寄ると(A)と表示される

カラーになると探しやすい…といっても上手に背景に溶け込むように作られててまーあイラッとするほどに探しにくい。要するにあんまり楽しい作業ではなかった。
もちろん「ウォーリーを探せ」が好きな人は大ハマリするだろうけどおばちゃんあんまり好きではなかった。

この中に資源が落ちてるよ
正解はこれ!

絵柄はかわいいけど、この手のゲームのインセンティブはアバターの着せ替え、でも0.5頭身で体の面積が狭すぎるので着せ替えしてもよく見えない…TVモードでもよく見えないので携帯モードだと着せ替えしてもたぶんわからないくらい。
あとは翻訳に若干の難あり。世界観として翻訳童話風…マザーグースとまではいかないけど不思議の国のアリス並みのナンセンスな会話に溢れてて生真面目な日本人にはなじみにくいのと、機械翻訳に頼っているのがモロバレな単語が混乱させる。

アイテムにはそれぞれランクや特性が備わっているのだけど、普通なら「通常」「レア」とか書くところを「普通の」と表記。そういうのを羅列されるので、日本人は長い文章なのかと思って特性の羅列だとはわかりにくい。
そして補語がテキトーすぎる。じゃがいもを焼くと「焼いた根菜」というアイテムにグレードアップするのだが、1じゃがいもを2焼いた根菜で焼く、という風に表記されて、何をするコマンドなのかわからなかった。小分けのことをスプリットって書くのはないだろう…世代の問題かもしれないがボウリングしかイメージできない。
フォントも漢字が日本語ではなく台湾語のものを使用してたりと、ローカライズに日本人が関わっていないのが明らかだ(PCゲームあるある)。

こういうジョークも日本人にはなじみにくい

デイリークエストが30分くらいで終わってしまい、毎日リスポーンする資源を収集した後はリスポーン間隔が短い魚か虫を捕まえるくらいしかやることがない。なので実際毎日1時間くらいしか遊べないので、まあやりすぎの心配がないのはいいことかもしれない。とにかく目が疲れるので長時間プレイは好ましくない。


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