RTX4070を買ったお話し
まず初めに、この日記は主観で書いてます。つまり何か起きても責任は取りません。
前置き
さて、RTX4070発売から早くも2週間が経ちました。
ハッキリ言ってこのRTX4070、皆が期待していたような名作かと言われたらそうではないでしょう。
前世代のRTX3070は、RTX2080を凌駕するパフォーマンスを見せてくれました。しかしコロナ禍&マイニング需要でなかなか手に入りません。
でも4070なら!
3080を超える性能、ご家庭の生活事情にも優しいワットパフォーマンス、それでいて価格は安く、昨今のハイエンドのアホみたいな3スロット占有サイズとは違う2スロット&デュアルファン……おおかた4070を待っていた人々が期待していたのは上記のようなところでした。しかし蓋を開けてみれば達成されていたのは最後の物理的な大きさとワットパフォーマンスだけでしたとさ。
意外にも日本以上に海外で不満の声が出ているらしく、発売から1週間が経った時点でNVIDIAもRTX4070売れ行き不振に苦しんでいる、というようなうわさが流れる始末です。youtubeに上げられたRTX4070のベンチマーク動画のコメント欄は価格&性能への不満とそれに対するリアクションで大量の返信が怖いぐらいあります。
ここでRTX4070を待っていた、いや待ってしまった人たちは「このGPUは本当に買うべき価値があるのだろうか?」と思う訳です。
個人的な見解は以下の通り。
買うべき人
前世代のGPUを持っていない
予算の上限が10万円程度
電源が650W(買い替える予定なし)
WQHD解像度でゲームをやる予定がある(4Kはやらない)
PCケースの制約で大きいGPUが入らない
買ってはいけない人
前世代のGPUを持っている
4K解像度でゲームをする予定がある
750W以上の電源がある
10万円の予算を用意できない
まぁ、わざわざRTX4070を待っていたのであれば大体”買うべき人”のところに自分がいるだろうと思います。4Kは性能的に論外として、予算が十分にあるのならRTX4070ti買ってますし、予算が決まっていてGPUにお金が出せないのであれば60番を狙えばいいだけです。
結局、世間がどれだけ微妙だ!忌み子だ!と悪辣なことを言っていたとしてもRTX4070を待っていた人々は買うべき定めなのです。そう、筆者も含めて……
例えるなら麻雀で1シャンテン、トップも狙える絶好の形だと思っていたのに、いざRTX4070発売という牌でテンパイしてみたらとんでもなく微妙な手で、裏ドラ乗ってやっとマシかな…..みたいな感じです。
ここから逆転の手を狙うとしたらダマテンしてRTX4070S発売!みたいな手でツモらないと無理です。
あと気になるとこは、この10万円のGPU、何年戦えるの?という疑問です。
やはりRTX3080と同等の性能となると寿命が気になります。
ターゲットはWQHD解像度なので競技性の高いゲームで144fps、描写優先の美しいゲームで60fpsを維持できることが大事です。
しかし所詮はWQHD、フルHDで元気によろしくやっていたRX580を今年まで引きずってきた筆者は3年は持ってくれるだろうと信じています。
少なくとも4Kは数年前(980tiとか出てた頃)と比べれば大分お手頃になってきました。40インチを超える4Kテレビが7万円で買える時代です。
でもPCにおいてはまだモニターだけで10万円を超える世界、しかもゲームを動かすとなれば大いなる消費電力と大いなる価格、そして物理的に大いなるものが付いてきて、しまいには12VHPWRとかいう生命維持装置まで必要になる始末です。
まだまだ4Kは玄人向けで一般に扱えるようになるまでには3年かかる……というのが個人的な見通しです。
購入の儀
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが、いよいよRTX4070の購入です。GW開始の4/29をXデーとし、毎日価格コムで動向を調べます。
29日時点では
ASUSの2連ファンOCモデルが人気(約99,000円)
ZOTACが最安(約95,000円)
以上のような様子。
でも私の本命はELSAでした(俺…..憧れてんだ、ELSAに)。
そんなELSAは最安105,000円、店頭価格は相変わらずで他社より1万円高く、中身はInno3Dと変わらないのにバカじゃないのと思いますが憧れはそう簡単に消えませんでした。
結局10,9010円を覚悟して秋葉原に向かうことに……
※余談ですがInno3Dって昔
この変態GPU作ってた会社だったのね(随分とおとなしくなったな……)
そんなわけで秋葉原に到着
PCパーツを店頭で買うメリットは保証の受けやすさです。ネットだと返品処理とか面倒くさいですが店舗で買えば直接持っていけば済みますからね。
でもそんなのは私にとっては二の次です。
一番の理由はアク子がいるから(ここ大事)です。
趣味の世界ではこういうイメージ戦略ってとても大事だと思います(実際ツクモはツクモたん消えてからめっきり利用してませんから……)
レジが空いたタイミングで店員さんに「ELSAのRTXの4070が欲しいのですが」と問い合わせ。
「えっと、RTX4070ですね……」マスク越しなので表情は読み取れませんが、声から(コイツ……あの大不人気RTX4070を、しかも他社より高いELSAを……)という表情が読み取れます。
倉庫から出す必要があるとのことで数分待ち、その後Kyashカードで一括払いしました(その瞬間、Kyashの残高は2,000円に)
これにてミッションコンプリート。
あとは盗まれないよう慎重に帰るだけですが、せっかくなので邪神館にお邪魔。
イベントの終わりが近いにも関わらず結構繁盛しているようで、せっかくなのでグッズも(安いのですが)いくつか購入(そして消える来月の生活費)。
そしたらアレ、なんか声が聞こえるな……あ、あれは……!!!
エ、エキュート様がおしゃべりしとる!
……悩みに悩んだ末、こんな機会は二度とないかもしれないと思い、待機列(正確には列というより、群?)に混じって、ほかの参加者との交流を見学しつつ、私も拝んできました。
素直に散財したことを打ち明けると「食費とか大丈夫か!?」と心配されました(うぅ……やさしい)。
数年前はこういう低カロリーな3Dモデルとおしゃべりなんて全く興味なかったはずですが、理系に進み工学部というお〇ん〇んパラダイスに足を踏み入れた人間にはモニター越しの彼女はあまりにも輝いて見えました。
パンドラの箱を開いてしまったような、なんともいえない不思議な感覚はいまだに消えません。
開封の儀
そんなこんなで結果的に秋葉原で買い物してよかった!と、向こう100年は生きていけそうな活力をもらいつつ帰宅。
DDUでドライバーを削除し、いよいよGPUを載せ替えます。
これで数年間付き添ったRX580、ひいてはFluidMotionともお別れですがちゃっちゃと交換しちゃいます。
体験してみる
事前に様々なサイトのレビューでRTX3080と同等なのは分かりきっていたので、感覚的な視点から。
個人的に一番グラフィックの恩恵を感じたのが原神でした。
いくつかのゲームはRTX4070のドライバーを入れた時点で設定が最適化されているようで、RX580とは見違えるほど奇麗になりました。
全体的に色の濃淡がハッキリ出ていて、特に草の表現がよりドラマチックになっています。フレームレートもしっかり60fpsを維持できているだけでなく、ファンも静かに回っていてまだまだ余力がありそうです。
またこの他にWarThunderを遊んでみましたが、Movie設定で300fps近く出ていて変な声が出ました(RX580ではFHDで40fps割ることもあった)。
大満足の性能です。
まとめ
ネットでは散々な書かれ方をされがちなRTX4070ですが、わざわざRTX4070を待っていた人に対して有力な選択肢であることには違いありません。
最後に、購入を渋っている人へ。悩むくらいなら買ってしまえ!
以上、閲覧ありがとうございました。
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