【日記】ALTA G1M+ION SFX 組み立てレビュー

まず初めに、このALTA G1MというPCケースは机の上にスペースがないけどmini ITX用のケースは拡張性がないからイヤ!という方以外にお勧めすることはできません。例えば…
・なんでもいいからmicroATXケースが欲しい方
・煙突効果という言葉の引力に惹かれている方
・一般的なタワー型PCケースを設置できるスペースがある方
・2万円近い価格に高級感を見出している方
などなど、上記の項目に1つでも心当たりのある方々は今すぐこのケースをチェックリストから除外してください。不幸になります。反対に、これしか設置できるPCケースがないんですうぅぅ!という方、おめでとうございます。このケースを買えば幸せになれるでしょう(事前にSATA SSDやHDDを使う場合は70cmのフラットタイプコネクタのケーブルを準備しておいてください)。

というわけで前回の続きです。ヨドバシから電源が届きました

箱。

下旬に入荷するという連絡がメールで届いていましたがもっと早く着きました。代理店に眠っていた在庫があったとか?詳細はよくわかりません。

開けると結束バンドと説明書、コンセント用のケーブルが現れる。
箱の底にはATX変換用のブラケットが入ってました。


あたりまえですがATX電源よりずっと小さいです


早速電源が届いたので、置物になっていたALTA G1Mを引っ張り出してケースをお引越しします。最初に今使っているPCをもぬけの殻にしてやりましょう。

拡張カード→CPUクーラーの順に取り外していきます。
お世話になったAlpha330。ミドルタワーの中ではコンパクトでUSBが一昇天していることを除けば優秀なケースでした。

電源の取付

ALTA G1Mは説明書が無いのでsilverstone公式サイトからマニュアルをダウンロードする必要があります。最近はこういうの増えましたね。
といっても組む順番はほとんどすべてのケース共通で電源の設置から始まります。ALTA G1Mも例外ではなく電源から組んでいきます。
SFX-L電源の場合、電源とケーブルの接続を先にしてしまうと入らないので後回しにしましょう。SFX電源であれば最初から繋いでいても大丈夫です。昔の電源を使いまわすとかで、モジュラータイプの電源でないものを使う場合はちょっと怖いかも。
と、ここで第一の難関が、フレームが干渉して電源を固定するネジが回せません。silverstoneさん!どういうことなんだい!?と思ってよくみるとフレームに謎の切り欠きがあります。そしてその先にはネジ穴が……なるほど、そういうことね、と思ってドライバーを突っ込んだらこうなりました

な、なんだ…ドライバーがは…入らないぞ

どうやらラチェットタイプに多いシャフトが太いドライバーはお断りのようです。こうならないようシャフトの細いドライバーを用意しておきましょう。

持っててよかったNoctuaのCPUクーラー付属のL字ドライバー

プラスドライバーの規格はあまり詳しくありませんが、大きめの物よりやや径の小さいものがいいみたいです。上ではCPUクーラーに付いていたドライバーで締めていますがねじ舐めそうで怖かったです。

マザーボードの取付とケーブルの接続

続いてマザーボードの固定と、各種ケーブルをマザーボードにつないでいきます。早速オーディオ用のきしめん型ケーブルがめちゃくちゃ干渉してきて邪魔ですが流石、micro ATXを想定しているだけあってマザーボードの上のすべてのネジ穴を通せるようになっています(前のAlpha330では一部固定できない穴がありました)。
ケースのフロントと接続する端子はON/OFFスイッチだけでなくRESET、HDD、ON/OFF確認用LEDまですべてそろっていました。面倒くさい。
ケーブルマネジメントは微妙です。マジックテープで束ねられるようなスペースがありますがほぼ機能していません。USB3.0との接続やATX24pinの接続はかなり距離が近いので大変です。特にATX24pinはION SFXのふにゃふにゃケーブルでなければ泣いていました。

上の隙間からマザーボードにアクセスする格好

ただ、裏配線といっていいかはわかりませんが、余ったケーブルを収容できるだけのスペースは余裕あるようです。最後にパネルで閉めるときも苦ではありませんでした。

ストレージ、ファンの取付


次に2.5インチSSDやファンを載せていきます。

大型のサイドフロー型CPUクーラーを使う場合、事実上ファンを載せられるのはこの場所のみ。

ファンをナットで締めるような固定はスペースがないのでできません。素直にテーパーねじを使ってください。3.5インチHDDやラジエーターの設置はこの後に出てくるフレームに固定できます。

クーラー、拡張カードの取付


CPUクーラーや拡張カードを取り付けていきます。CPUクーラーはヒートシンクの高さ159mmまで対応しているのでNH-D15Sは14cmファンの位置を調整すれば入ります。

この後水冷のラジエーターやHDDを取り付けられるフレームを固定するのですが……ネジ穴の位置が想像と違うところにあり、ここに2.5インチSSDを固定することができませんでした。結局何も取り付けることができなかったので大型のCPUクーラーを使う場合は注意してください。

手前のフレームに色々取り付けられるようになっています
仕方がないのでファンを取り外して2.5インチHDDを装着。これで排気ファンがなくなりました。

ストレージはこのフレームに取り付けない場合、マザーボード上からかなり離れた位置に、しかも狭いスペースに固定することになるのでSATAケーブルがシビアです。まずL字型のケーブルは使えません。次にケーブル長は最低でも50cm以上の物を使う必要があります。手持ちのフラットコネクタのケーブルはマザーボード付属の40cmのものと50cmの物しかなかったので後で70cmの物を買いました。

完成

見た目はかなり良いです。高さはありますがコンパクトで存在感はうるさくありません。

組み終わった後の感想ですが、もう二度と配線をいじりたくありません。
写真が少ないのを見てもわかる通り、組んでいる途中は必至で本当に厳しかったです。何気に最後USBやHDMIとの接続が大変でした。高い位置にある上、ケーブルを通すためのスペースは狭いので最後まで神経を使います。
現状、排気ファンがないワイルドな構成なのが気になりますが、排気ファンを取り付ける場合、ストレージを減らすかCPUクーラーを買い替えるかの二択しかありません。前者は譲れないのでやるなら後者ですが、排気ファンを取り付けるためにCPUクーラーの性能を下げるのは変な感じがしますし、水冷クーラーの導入は120mmタイプの小さいのでないとストレージが乗っけられないので冷却能力が追い付かない!とでもならない限りはこのままでいこうと思っています。

ちなみに、静音性ですが皆無です。といっても静音ファンを使っていればアイドル時はそこまで気になりません(エアコンの方がうるさい)。ケース付属のファンも割と静かで、ゲーム時も一番うるさいのはGPUのファンでした。今まで静音ケースを使っていた方はストレスを感じるかもしれません。

総評

良いところ
・microATX搭載可で設置面積が最小クラス
・パネルの着脱が楽でマザーボードや配線にアクセスしやすい

悪いところ
・静音性皆無
・ストレージやファンの個数、CPUクーラーの大きさが絡み合っていてカツカツ
・アクセスのしやすい反面、いじりやすさは狭いので最低クラス
・拡張スロットが4スロットしかない

と、ここまで書けばサイズに魅力を感じている人以外にお勧めできない理由が分かると思います。つまるところ、このケースは小容量をとるためにありとあらゆる部分を犠牲にしたSFFPCケースです。microATXのケースが欲しいなら、おとなしくタワー型の、できれば拡張スロットが5つ以上あるものを……そして設置できるスペースがあるならそれに収めることのできる最大のサイズの物を用意することをお勧めします。

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