「ネオ縄文与論への奇跡②〜食と農•ミネラル編〜」
=ミネラルの島=
与論島は珊瑚礁が隆起した島です。
数万年以上前にサンゴや貝殻などが堆積してできた多孔質の堆積岩が豊富にあり、別名「琉球石灰岩」と言います😌
この「琉球石灰岩」とは、沖縄では古くから御嶽やグスク、墓、石垣などで使用され、独自の石造文化を形成してきました。 サンゴなどの化石模様が織りなす味わい深い肌合いと、象牙色の温かい色合いが特徴です。
さらにこの琉球石灰岩はミネラルが豊富で、土壌にとっても大切な役割を担っています✨
=ミネラルとは=
一般的な有機物に含まれる4元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外の必須元素で、無機質、灰分(かいぶん)などともいいます😃
主に五大栄養素の1つとして数えられる事が多いです😊
◎「食」としてのミネラルの働き
体の整理機能、調節機能を司り、ホルモンや神経伝達物質なども作る酵素の働きを助ける役割りがあります✨
ミネラルをとる→酵素がうまく働く→神経伝達物質やホルモンがしっかり作られる→体の各組織や神経の働きが円滑になる→体の調子が整い、心も安定する
とこんな感じで大活躍をしてくれています😃
◎「農」としてのミネラルの働き
植物にもミネラルはとても重要な働きをしてくれています✨植物の「細胞壁」の材料になり、紫外線や昆虫など、植物の体を守るために作りだされた色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分(ファイトケミカル)にあたります。私たちにとっては、アンチエイジング効果抜群な栄養素なわけです😊
=自然栽培30周年=
【決意】
何を隠そう…隠してもおりませんが🤣私の実家は、与論島で有機農業を営んでおります😌
父は小さいころから農業の手伝をしていましたが、小さな素手で農薬をつかみ撒き続けてきました。そのダメージは大きく、病気となって現れ、その後進学の為東京に移り住みましたが、症状は改善されず、長い月日を苦しみ続けました。
そんなある日、自然栽培の畑でお手伝いをすることとなり、昼食に出てきたのはカレーの具材にあった小指ほどの小さな人参に衝撃を受け過ぎたのです😆
これまでに食べたことの無い、濃厚で甘く、生命力に満ち溢れた人参に深く感動し、人生を大きく変えることとなりました。
「完全無農薬・無化学肥料・無除草剤で農作物を作る」
父が決意したのは1993年のことでした。
【「農業」としての挑戦】
しかしながら、始めた当初から失敗の連続で、苦悩の日々が続きました。
農作物を作る為の肥料がなく、作物が育ちません。
水も無ければ井戸もない。
農業の基盤が全く整って無かったのです。
生産技術もすべてが手さぐりでした。
さらに、農薬を使えば簡単に対処できることも、
無農薬という挑戦は、解決策一つ見つけ出すのに膨大な時間と実験を要したのです。
生きていくための資金もままならず、決して簡単な事ではありませんでした。
しかし、どうしても諦める事が出来なかったのです。
一つ一つの失敗から学び、挑戦し続けることで、
必要な肥料、水をかけるタイミング、台風による被害を最小限に回避する対策、病気にならないための方法、高栄養価を考えた土づくりなど、少しづつ見えてくるものがありました。
気付けば挑戦した年から、20年と言う年月が流れていました。
【その土地にあるもので循環】
輪作、天敵温存植物、粗大有機物(ソルゴー、ススキなど)と太陽熱や、納豆菌、酵母菌などの力も借りて土作りをしています😌また、与論の土は珊瑚が風化してできた赤土でミネラルを多く含んでいます。
先程紹介した琉球石灰岩も大切な資材✨畑に撒くため、サイズを分ける作業をします😌
この日は子どもたちもお手伝い✨
自然の循環を肌で感じながら、たくさん頑張ってくれました❤️
=全ては繋がっている=
自然物を使った畑は、たくさんの小さな生き物たちが助け合い、より良い土へと育んでくれました。
土壌が改善されたことにより、生態系を守る事にも繋がりました✨より良い生態系の環境を作る為、畑の周りに木を植えました🌳
木を植えることで、赤土が海へ流出されることを防ぎ、海も守ってくれます。
私たちは地球が育む自然無しには生きていけません。地球に寄り添う暮らしこそが、人の暮らしと言えると感じています😌
=小さな命(おまけ)=
長男が「内緒なんだけどね…」とこっそり教えてくれた新しい命✨
お母さんの帰りを待ってる姿はとても愛おしい❤️
長男の「内緒なんだけどね…」が広がって、2日後にはご近所の子どもたちも群がっておりました😅
更に2日後にはそれぞれ巣立ち、何も残っていませんでした😊
自然界は命を借りあって環となり繋がっている😌その一員としてここにいる事に、「ありがとう」でいっぱいになりました✨
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?