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読書記録5 『子供はぜーんぶわかってる』

吉本隆明『子供はぜーんぶわかってる』
(批評社 2005年)

昭和生まれが令和になって、吉本隆明を知った。むしろ半年前に知った。いろんな人がいる。面白い人がいる。自分自身、無知だなと改めて思う。

思想家であるとか、左翼であるとか。まだよくわからない(猫好き、子煩悩であることは知った)のでなんとも言えないがこの本には子どもについて書いてあるもの。
対談している人も、しゃべっている人も時代錯誤と言われればそうかもしれないし「昔の人はそうだ。今は令和、違うよね」などと言いやすいのかもしれない。

まあ、そんなものはどうでもよくて。面白いことが書いてある。子どもを甘くみるなよということだ。

これは自分自身も気をつけていることなので共感とともに答え合わせをしたようだった。大人が誤魔化せば伝わる。嘘つけば伝わる。イライラは伝わる。隠し通せるものではないから。

きちんとしなさいと言う大人がきちんとしていない。そもそも、きちんととはなんだ?きちんとしろというより、一緒に考えようねと言いたい。大人はそんなに偉くない。立派なものじゃない。

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