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自分の感受性くらい

わたしの大切な気づきのきっかけとなった詩の一つです。
昔、母が気に入ってトイレの壁に貼っていたものです。(今はボロボロになってしまったので、実家には相田みつをさんの日めくりカレンダーが貼ってい有ります)
多くの方がショックを受けるであろう「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」の一節は、時に若かりし頃の自分へ、時にまだ見ぬ次世代の若者たちへ、慈しみと深い愛が込められているように思いました。
どうか「自分が自分を愛し守ることができるように」という母性からの願い、「自分が自分に責任をもつことから自分の人生が始まるのだよ」という先人としての警告、そういう見えない思いを感じ取れる詩です。

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1. 作者の概略


ペンネーム:茨木 のり子(いばらぎ のりこ)
本   名:三浦(旧姓:宮崎) のり子
職   業:詩人、エッセイスト、作家
出 身 地:大阪府大阪市大阪回生病院 生まれ
      愛知県西尾市 育ち(愛知県立西尾高等女学校卒)
      女学校卒業後上京(帝国女子医学・薬学・理学専門学校薬学部)
      (没地:東京都西東京市東伏見市の自宅)
      (墓地:山形県鶴岡市浄禅寺)
生年月日 :1926年(大正15年)6月12日
      (2006年2月17日、享年79歳)
代 表 作:「見えない配達夫」「鎮魂歌」「自分の感受性くらい」など
デビュー作:「いさましい歌」(「詩学」1950年9月号掲載)

2. 人物・来歴

上京後に戦時下の動乱に巻き込まれ、空襲・飢餓などに苦しむが何とか生き抜き19歳の時に終戦を迎え、1946年月に同校を繰り上げ卒業する。
帝国劇場で上映されていたシェークスピアの喜劇「真夏の夜の夢」に感化され劇作の道を志したそうです。 

3.他の代表作

コチラもあわせてご覧ください^^
戦争を体験された方ならでは切なる想いを想像し、詩人・茨木のり子という人の人生に想いを馳せて、この詩を読むことで深みがますことと思います。

一人は賑やか

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わたしが一番きれいだったとき

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