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和樂の原点 学校新聞「とんび」って?

こんにちは、鳩です。雑誌「和樂」の定期購読特典として、手づくりの「和樂新聞」を同梱していたと小耳にはさみました。そりゃ気になる!ということで、今日は創刊号を見せてもらいました。

こちらが創刊号。すいぶんと本格的な紙面ですね。約2年間(2017年1月〜2018年12月)作っていたそうです。

国宝イヤー到来、和樂の逸品秘話、次号の予告、風の声。ふむふむ。

裏をめくると...

 あれ、ここにも「風の声」があるぞ。

むむ...生徒会だより「とんび」

なるほど。どうやらこれは編集長・高木さんが30年前(中学生のころ)に作っていた学校新聞の復刻版らしい。こりゃおもしろいなー!と高木さんに「とんび」について聞いてみると、デスクの引き出しから、なぜか原本が。

というわけで、こちらが「とんび」の創刊号(1985年5月発刊)になります。

アンケート企画から球技大会のスローガン、世界情勢(アフリカ編)まで... 当時の高木さんの関心のもと、独自のコーナーが展開されています。

図解もめちゃくちゃ上手いです。水=考え。パイプ=議員。わかりやすい。

中学生でこんなにハイクオリティな新聞を作れるなんて、さすが高木さん。しかも、たったひとりで作っていたんだそう。

最終号の編集後記に、その苦労が書かれていました。

この号(25号)が私にとって最後のとんびになりました。このとんびを多くだすということじたい初めての試みだったのでみなさんには迷惑をかけてしまったとおもいます。事実、「とんびやめろ」とか「とんびつまらん」とか「とんびはゴミだ」とかいう投書がき、私は何度やめようと思ったかわかりません。でも、そのたびに私の心に火をつけてくれたのはみなさんのあたたかいはげましの言葉でした。みなさんのあたたかい言葉が「よし、1人でも読んでくれる人がいるなら書いてやる」という私のやる気をおこしてくれました。これまで25号いろいろおみぐるしい点があったとおもいます。ほんとうにみなさんありがとうございます。
とんび編集長 高木 史朗(とんび初登場)

ゴミと呼ばれても心折れずに書き続けるところ、とても高木さんらしいです。「とんび」でやってきたことも今「和樂」でやっていることも、読んでくれる人のため。高木さんの編集のルーツを垣間見れたようで、ちょっとだけ胸が熱くなりました。

というわけで、現在の高木さんによる編集後記はこちら。あわせて読んでみてくださいね。

それではまた来週。



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