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社会的障壁について

朝コーヒーを入れることが楽しくなってきました。なんだか今までの自分にはない時間なので高尚な人間になった気持ちになっている高尚とは程遠い位置にいる男ちゃんさとです。
♯高尚な人間って何??

さて、本日は障害福祉には欠かせないワードでございます。
「社会的障壁」についてお話ししていきます。

社会的障壁とは?

社会的障壁」とは人的な要因で不適切な環境が起こることとされています。

具体的な例を挙げていうならば
偏見、差別、排除、先入観、障害の否定、努力不足と考え、精神論、根性論、無理解、同調圧力、利用しにく制度、理解しにくいサービスなどなどあげればキリがありません。

日常の至る所で起きていて自分自身もそれに加担していたりする場合もある。
無意識の思い込みって誰でもあると思います。

そもそも発達障がいはというと、発達障害支援法が平成28年に改正され「社会的障壁」の概念が追加されました。

発達障害とは
発達障害があるものであって発達障害及び社会的な障壁により、日常生活または社会生活に制限を受けるものです。

つまりは社会的障壁により制限を受けなければ障害者とは言えないということです。
ここに関しては頭ではなんとなく分かっていても具体例を上げると難しくなってしまいます。

でも確実に言えることは皆が持っているものということです。

無意識の偏見
無意識の思い込み
無意識の偏った見方

これらはなかなか厄介なモノです。

「社会的障壁」との共存へ

無意識の偏見
無意識の思い込み
無意識の偏った見方

先程も書いたこの無意識で感じているものを認識していないとことが問題です。

誰もが持っていているものなので誰か1人が頑張るとか一部の人に改善してもらうとかじゃなく、共存していくことが必要なんです。

こういった無意識での偏見や思い込み、偏った見方は誰もが持っているんですが、それに気がついていないことがほとんどなんです。

そしてここが問題なんです。

まずは自分自身で認めることが必要

例えば僕の父は団塊の世代で公務員。基本家事なんか手伝わないし、それが当たり前なんです。

こんな父を見て僕は男はそういうものだという教育を自然と受けます。
そうするとどうなるか??

男は仕事だけしていれば良いとか家事は手伝わないという概念がどこかである人間に育っていきます。
幸いなことに僕は一人暮らしをし、家事は一通り出来るので家事は出来るだけ手伝っています

でもこの出来るだけ手伝っているという考えのスタンスはそもそも親父を見てきたところで培われたものだと思っています。

本来家事は夫婦共にやるものなので手伝うという表現は少し違います。

ここは僕の無意識の思い込みであり、偏った見方です。

こう言ったことって日常にめちゃくちゃ転がっています。

誰もが持っているものなのプラス長年培われたものだったりするのでそれを完全になくすというのは困難で、それを無くすのではなく持っているということを自分自身で認める。違いを認めることが共存への第一歩になるんです。

もう一度言いますが

社会的障壁」とは多様な価値観を歓迎しない人や組織のことになります。

皆がこのアンコンシャス・バイアス(無意識レベルで感じる偏見や思い込み、偏った見方)に気がつき、多様性を認めると、一人一人が活き活きと活躍する組織(企業・学校など)に変貌し共生社会が実現していきます。

多様な価値観を歓迎しない組織(企業や学校等)は、1人1人の多様性を認めない少数派が過ごしにくい組織です。
そこからはユニークな発想やイノベーションが生まれない過ごしにくい組織になってしまいます。

お互いを認めるインターフェイスという考え

インターフェイスとはお互いの「違い」を認め、お互いの「違い」を活かす方法を探り、お互いが一緒に活動できることを指す言葉です。

このお互いが折り合いをつけるということが重要なんです。

つまりはどちらかだけではダメだということですね。

そのヒントはACアダプターにあります。
アダプターは交流を直流に、電圧を100vから数ボルトに変換しパソコンが壊れないように動かしてくれています。

この異なる種類のものを結びつける時の共通部分、接触部分を見つけて工夫していくことが超超超大事になってきます。

そしてこの鍵となるのがコミュニケーションです。

人の不安を和らげるコミュニケーション

話す・聞く(聴く)・読むという「言語情報」は人の不安を和らげてくれる特効薬であり、最高の薬です。

傷ついた時、傷つきそうになった時に救われるのはやっぱり言葉です。

「自己肯定感」が満たされるには人との関わりの中でしか身につきません。人との関わったという実感を持つには、言葉の確認が必要です。

そしてそういった機会が多いことも条件であり、だからこそ日々の積み重ねが絶対に必要となってきます。

身近な場所にこう言った機会はありますでしょうか?

家族だったり、会社だったり、習い事だったり、オンラインサロンなどオンラインでのつながりだったり、自分の組織体の中で何しからのコミュニケーションをとっていると思います。

違いを認めお互いの折り合い点を見つけていくためにコミュニケーションができれば今現在少数派となっている方々(コレは場面によって少なからずみんな少数派の場面はあると思います)が感じている壁、「社会的障壁」が徐々になくなっていきます。

多様性を認めてこそ、新しいイノベーションやユニークな発想が生まれてやすい環境が生まれていきます。

是非自分から始められること始めていきましょ。

僕もめちゃくちゃ頑張ります。

共に頑張りましょ。

ではまた。

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