【空想アイデア】オマージュビジネスについて

こんばんは!あくもです!

今日はオマージュビジネスについて考えていきたいと思います。

皆さんはオマージュについてどんなイメージがありますか。

人によっては「公式をパクった」というイメージがありそうですが、大前提としてオマージュには「リスペクト(尊敬)」が必要不可欠となっております。

そのため何点か注意が必要かと思います。

またこの空想アイデアはグレーなビジネスとなりますので、もしこちらのアイデアを参考される方がいらっしゃいましたら自己責任でお願いします。

オマージュとは

まず初めにオマージュとは何か。

オマージュとは一言で言うと「公式から許諾を得て作品を参考にしたもの」となります。

どんな作品も何かしらの作品から影響を受けております。

しかし、中でも米津玄師さんの『KICK BACK』は、ここ最近で最も有名なオマージュ作品となっております。

御周知のとおりかと思いますが、歌詞に出てくる

努力 未来 a beautiful star

はモーニング娘。の『そうだ!We're ALIVE』の歌詞をサンプリングしております。

これはもちろんパクリではなく、きちんと手順を踏んで公認された曲となっております。

これぞまさに王道おうどうであり正道せいどうであると思います。

『ひぐらしのなく頃に』と『月姫』について

竜騎士07氏の「ひぐらしのなく頃に」の知恵留美子先生は、TYPE-MOON作品「月姫」のシエル先輩のオマージュと言われております。

以下竜騎士07氏のブログよりその時のことを引用したいと思います。

「ひぐらし」に登場する知恵先生ですが、ご存知のとおり、TYPE-MOONさんの名作「月姫」に登場するとあるキャラそのまんまです。
このキャラの引用は、「月姫」に対する私なりの尊敬の念を込めたオマージュであり、無論、ファン活動の一環として行なったもので、その過程において、TYPE-MOONさんから登場させてよいかと許可を取ったことはありません。
後に、幸か不幸か「ひぐらし」が有名になり、TYPE-MOONさんにご挨拶する機会を与えられ、その席上で、ファン活動とは言え、勝手にキャラを引用したことを謝罪しました。
TYPE-MOONさんは、ファン活動であるならば、愛情のある引用であるならば、と前提にした上で、「ひぐらし」に登場し続けることを許してくださいました。
と、同時に、しっかりと釘もいただいています。
もし、「ひぐらし」の内容によって、「月姫」に登場するオリジナルキャラの印象が貶められるようなものだったなら、TYPE-MOONはいつでもその許可を取り消すことができるとも。
本来は勝手にキャラを引用した時点で、言い逃れのできぬ著作権違反です。
ですが、愛情あるファン活動である限り、それを不問にする。
不問とはお目こぼしのことであり、お墨付きをもらえたという意味とは少し異なります。

【ひぐらし】 竜騎士07氏製作日記まとめ@2006年 - 雛見沢研究メモ(仮) (fc2.com) より引用

このように「愛情のある引用であるならば・・・・・・・・・・・・・」といった表現や「オリジナルキャラの印象が貶められるようなものだったなら・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」といったことが記されております。

当たり前の話ですが、「パクった上にそのオリジナル元の世界観を壊すことは言語道断でアウト」です。

「アウト」とは「法律上」のアウトではなく「倫理上」のアウトです。

人としてやって良いこととやっちゃいけないことの区別はわかるよね、という話です。

著作権法などはグレーな部分があるので専門家でもない私には分かりかねます。

「ひぐらしのなく頃に」は本当に好きな作品で「月姫」もまた同じくらい好きな作品になりますが、「月姫」があったからこそ「ひぐらしのなく頃に」の知恵先生ができたのかと思うと非常に感慨深いものがあります。

【まとめ】オマージュとは

私が思うにオマージュとは文化や伝統の継承に近いものがあり、そこには先代(この場合は「オリジナル元」)へのリスペクトが欠かせないと思います。

繰り返しになりますが、具体的にこの場合のリスペクトとは「オリジナル元」のキャラ、もしくは世界観を壊さずに保持することです。

その上でオリジナル元の許諾を得ること、これが必要条件となっております。

これは簡単なことではなく、世界観を壊さずにオマージュとすることは普通の人ではできないことかもしれません。

しかし、だからこそ作品として素晴らしいものがあり、またオリジナル元、もしくはオマージュ作品の両方が評価されることもまた事実かと思います。

私が思うに、これからさらにオマージュ作品というのは増えてくると思います。

しかし、オリジナル元へのリスペクトと許諾がないとオマージュではなくただの「パクリ」となります。

仮にそれがどんなに素晴らしい作品であっても一度「パクリ」と認定された作品は正当な評価は得られず、偏見により嫌悪感を示され、多くの批判の的になることでしょう。

であるならば初めから正々堂々とオマージュとして認められるように努めることこそが、実は一番の近道なのかもしれません。

もしくはオリジナルを追求するか、といったところになるでしょう。

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