実習とわたし
こんばんは。つらい実習を乗り越えた過去のある女です。
私は大学時代、6週間の実習を2回経験しました。
そのうちの1箇所は、私が小学生の頃からずっと目指していた領域で、今も仕事にしている領域でした。
行く前から、私は不安でいっぱいでした。
まず、その領域は、成績のいい人しか行けないと言う噂があったので、私は行けないと思っていました。
決まった時は、嬉しさより不安が勝ってしまい
事前準備のときに泣いてしまったりもしました。
たくさんの準備をして実習に臨みましたが
それでもいっぱいいっぱいで、自分のできなさを感じてばかりでした。
平日はいいのだけれど
実習が休みの土曜日は、1週間の自分のできなさが全て思い出されてしまい、落ち込みのあまり動くことができず
日曜日にやっとレポートに手をつけられる、というような感じでした。
3週間が経過し、流石に毎週末そんな状態になっていたことがしんどすぎたので
勇気を出して、母親に
「泣いてもいい?」
という気持ち悪い許可を得てから、できないのがつらいんだ、と涙を流してみました。
母親も、ある種の専門職をしていた過去があり
今までずっと
「仕事してた時、楽しい以外思ったことなかったよ」
と言っていたのですが
「あたしも実習生の頃は、
どうすればいいのかわからなくなって立ち尽くしちゃったことあったよ。」
と話してくれました。
大学の先生からも言われていたので、
「実習生だからできないのは当たり前」
ということはわかってはいつつも
だとしても本当に自分は何もわかっていない、何も上手にできない、何もいいことを考えつけない。
という考えが頭を占めてしまっていました。
でも、この考えに埋もれていては、私は残りの3週間心も体も持たない。と思い
「わからないってことは、これから知識が増えていくチャンス!」
と考えるようにしました。
すると心の重荷は消え、本当にただただ楽しい毎日になりました。
もちろん、思い悩みすぎて泣きそうになることはその後もありましたが
「わからない=楽しい!」
という思考を持てるようになった私は、ただただメンタル最強のポジティブ人間になることができました。
実習先の先生からも
「ちゃんももさんっていつも笑顔だけど、笑顔じゃない時ってあるの?」
と言っていただけたくらいでした。
根底がドネガティヴ人間なので
今でも仕事中にたまぁに落ち込むことはありますが
たまぁに落ち込むくらいで
基本的にはうまくいかなかったことも
「これがうまくいかなかったけどそのあとこーやってカバーできて良かった!」
とか
「今回うまくいかなかったから、ならこれを避けて次はこっちにしてみよう。」
とポジティブに変換することがスムーズにできるようになりました。
高校生までは、自分がネガティヴだという自覚もないくらいにネガティヴで
今でも交友のある友達から
「あんときのちゃんももネガティヴすぎてちょっと引いてたわ」
と言われたくらいだったのですが
少しだけポジティブになり
少しずつ自分を認めてあげられるようになってからは
とても生きやすいです。
人間頑張れば変われるんだなあって思いました。
「ダメなまんまの僕だって
うまく抱きしめられたら」
泡と羊 / back number
ありがとうございました。
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