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ニコ厨時代の痛くも楽しい思い出

うわああああああああああああ!!何という記事を投稿しているんだ・・・。

このあるあるに共感できる人、体が痒くなる人は私と同世代です。私も中高生、はたまた大学生までニコ厨だったのでよーーく分かります。

以前radiotalkでも同じような話をしましたが、今回はそこでは触れていない話をします。



まず今回の記事でよく話題に出て来るのがボカロ。学校の昼休みに流したとか、教室で歌ったとか中高生オタクならではのあるあるが出ていますね。あるある過ぎてもはやみんな同じ学校に通っていたのでは?
私は別に放送委員とかではなかったのでこういう事はしませんでしたが、高校の時、昼休みの放送で誰かがボカロ曲、あるいは歌ってみた動画の音源を流していた事はありましたね。
私が入ったクラスは学科の性質からか女子ばかりだったのですが、まあ反応は悪かったです。なにこれ?みたいな。私はこの時、女子中学生、高校生が一番オタクを嫌う年代という話を聞いた事があったので、この反応は仕方ないと思っていました。ちなみにその話のソースは俺妹です。情報源がすでにオタク。

ボカロ厨ならカラオケは絶対にJOYSOUNDというのもあるあるですね。今はDAMでも配信していますが、当時はJOYSOUNDでしかボカロは歌えませんでしたし、それに加え東方アレンジ曲もたくさん配信していましたから、JOYSOUNDがある店しか行けませんでした。
ここでBMPが早くて高音域な歌を歌って周りと差を付けようとするんですよね。上手い下手は置いといて。

オモコロの記事にも裏表ラバーズの名前が出ていましたね。wowakaさんの曲はまさに早いBMPで高音域な曲が多いですから、これらを歌えるようになるとオタクの間では一目置かれたに違いありません。

記事に「『カゲロウデイズ』ではなく『人造エネミー』を歌う事で格の違いを見せつけた」というのがありましたが、私も裏表ラバーズではなく、あえて「とおせんぼ」や「ずれていく」辺りを歌って「君らは裏表ラバーズかローリンガールくらいしか知らないでしょ?」とマウントを取りに来るような人間でした。痒い痒い痒い。カゲプロ楽曲でもあえて人造エネミーかメカクシコードを選曲していましたしやはり同じことを考えていた人はいるんですね。
あとは有名ボカロPをどの曲から知ったかでマウントを取りに行った人もいると思います。私も「DECO*27(代表曲:二息歩行、モザイクロールなど)は『ハルイチ。』で知ったんだよねー。二息歩行よりも前の曲だけど」と言っていました。これはマジな話なんですが、わざわざひけらかすのが非常に恥ずかしい。


ニコニコ御三家と言われるボカロ・東方・アイマスに加え、アニメのMADも見るようになり中学生からどんどんオタクになっていきました。
オモコロの記事でもハレ晴レユカイやGod knows…などハルヒの話題が多いですが、本当にこの頃のハルヒ人気は凄かったですよね。社会現象だったと言っても過言ではないでしょう。
人気アニメのMADはたくさん投稿されていましたが、それらを追うには元ネタ、アニメ本編を見ないと分からない所も多かったのでここで自分も見るようになります。アニメだけでなく「ハルヒとこなたって同じ声優がやってるんだすげー!」と声優にも興味を持ち始めます。

すっかりオタク沼へ足を突っ込み、携帯の待ち受けやPSPのカスタムテーマもどこかの画像掲示板で拾った東方キャラや、同じく掲示板やピアプロで拾った初音ミクの画像で設定し始めます。ピアプロと聞いてドキッとした人は同胞です。MP3に変換して東方のBGMやボカロ曲をPSPに入れるのも誰もが通る道ですよね。今の中高生はPSPで遊んでないと思うので、こうした音楽やカスタムテーマで個性を出してくるのもこの頃ならではの事ですかね。


そして今度は自分でも絵を描き始めます。東方キャラとか初音ミクとか描いていましたが、画力はアレなので上のツイートみたいな感じです。そもそも東方キャラは描くのが難しい!フランにしても帽子の構造もよく分からないし髪もどうなっているか分からないし服も複雑だしと結局顔ばかり書いていた気がします。

高校生になるとけいおんが始まり、あずにゃんガチ恋オタクとなって今度は愛ゆえにあずにゃんばかり描くようになります。ちなみにこの頃から携帯の待ち受けもPSPのカスタムテーマもあずにゃんになります。バズを買ってもらった後のアンディの部屋のような変貌ぶり。オタクである事には変わりないですが。
ここで初音ミクを描いていた頃の経験がツインテールを描くところで活かされますが、画力がアレなので出来はいまいち。画像はありません。あったとしても見つけた瞬間引き裂くと思います。
何で下手でも描くのかと言われれば、アニメを見て、画像を集めまくって、それでも抑えられない気持ちを解放するにはペンを握るしかなかったんですよね。もう自分で産み出すしかねえ!!という気持ちでした。



話も尽きないのでここまでにします。黒歴史同然の中高生時代の話をしてきましたが、好きな物に真っすぐなのはいいですよね。上記のような行動に対してキッズとかキモオタとか中二病などの言葉で揶揄をするのは簡単です。しかしキッズだろうが中二病だろうが好きな物に一生懸命な姿は誇らしいと私は思います。ただそれで他人に迷惑をかけたのならば若気の至りと昇華せず反省しないといけないでしょうけどね。

私の中でニコニコ動画の影響は今も続いています。ニコニコ動画を見なくなり、追わなくなったコンテンツもありますが、いまだにアニメを見ているのも、デレステやミリシタをやっているのも結局はあの頃の延長線上なのです。当時の自分を否定すると今の自分も否定することになると思います。だから当時を思い出すと痛くて、青くて、体が痒くなっても好きな物にとことん熱中したあの頃の熱意だけは忘れたくないです。

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