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共存や多様性がテーマになっているアニメ

先週BNAが最終回を迎えました。ネトフリですぐ全話見られたのですが、テレビ放送に沿って週1回見るようにしていました。1TRIGGERという事もあり、1,2話見た時はプロメアみたいなアニメだろうかと思っていたのですが、プロメアとはまた違った切り口で共生の答えを見出していたのでこれはこれで別物でした。5話が特に好きです。ただのパロディを含めたギャグ回ではなく、獣人と人間の溝を出しつつも熱く盛り上げたのが良かったです。

私が見ている範囲ですが共存とか多様性について問題提起、テーマにしているアニメをよく見るようになったと思います。そこで今回は具体的にどういうアニメがあるか数本挙げてみようと思います。これは違うんじゃないかとか、あれが無いじゃないかとか何かあればコメントで教えてください。


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・亜人ちゃんは語りたい
かつては迫害されていた亜人という特別な性質を持つ人間が現代日本で生活を送る話です。バンパイア、デュラハン、雪女の女子高生、サキュバスの女教師が登場し、それぞれの種族だからこその悩みを抱えながらも乗り越え合っていく明るい作風となっています。テーマはしっかりしつつも、女の子たちが可愛く日常系の雰囲気もあります。


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・セントールの悩み
私がこういうテーマのアニメで真っ先に思いつくのがこの作品です。人馬や竜人など様々な種族が暮らす世界が舞台となっており、この世界ではこのような種族の事を人類と呼んでいる為、現実世界での人間は登場しません。
基本的には3人の女子高生を中心とした学園ものではあるのですが、違う視点から描かれる話もあります。作中で何が差別で何が蔑称かが語られるほど差別や平等について厳しい世界になっています。その中でも9話のBパートは特にメッセージ性の強い回となっています。私は4話のAパートが好きです(小声)


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・BEASTARS
動物を擬人化したキャラクターが登場するのですが、姿は動物そのままなので容姿から人間らしさは感じられません。こちらも人間は一切出てきません。
肉食動物と草食動物が生活を送る全寮制の学園が舞台となっているのですが、キャラはみんな動物のはずなのに人間の生々しさや社会の闇が浮き彫りになってくるような不思議な感覚に陥ります。宝石の国も手掛けたオレンジ制作の3DCGは流石の鮮やかさです。


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・ソマリと森の神様
今年の冬クールに放送されたアニメで、人間が絶滅の危機に陥り、異種族が支配し暮らす世界が舞台となっています。何故人間が絶滅に追い込まれているかは後半で語られます。どちらかというと感情を持ち合わせないゴーレムと人間の子どもが旅を通じて絆を深めるのが見どころになっていますが、人間と異種族の間に何があったかが分かると、共存や多様性について考えさせられると思います。


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・異種族レビュアーズ
今回のオチ。こちらも今年の冬クールに放送され、TOKYO MXでは4話で放送中止になってしまい、翌週から「洋上の楽園クルーズ」という番組が放送されNice boat.の再来を齎したもはや伝説のアニメです。延期でも休止でもなく中止です。


こんな放送コードアウトなアニメで多様性が語れるわけねえだろ!と怒り出す人が出る前に、まずはスケベが大好きという衝撃のフレーズから始まるOP「イこうぜ☆パラダイス」のサビの一節をよく見て下さい。

同じ店行ったなら 種族越えた仲間さ!

そうです、エロによって全種族を仲間にしてしまうのです。互いの性癖・・・もとい趣味嗜好を理解出来ない時はあっても、同じ店に一緒に通ってしまえば種族が何かは関係ないのです。2020年にして共存と多様性の答えが出てしまったといっても過言では・・・過言ですねごめんなさい。



以上5本(実質4本)と少ないですが私が思いつくのはこんなところです。現実世界に人語を話す動物とか人馬とかエルフなどはいませんが、こういったアニメから何かヒントを得られるかもしれません。こう見るとどうして現実世界は同じ人間同士で・・・と思う方もいるかもしれませんが、そこでセントールの9話が刺さりますね。

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