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一時の自由 妻と子どもたちが里帰り

突然の静寂が家を包み込んでいる。
妻ちゃんよめと6歳の娘、3歳の息子が、第3子出産のため妻の実家に里帰りしているのだ。
1人で暇になったパパ、それが今の私だ。

家の中はほんのり寂しさと楽しさが交差している。
いつ「陣痛がきた」という連絡が入るのか、毎日ハラハラドキドキを繰り返し、今という静寂を楽しんでいる。
今回はそんな心境について綴ろうと思う。

1. 静けさへの感謝

まず最初に感じるのは、静けさへの感謝である。
普段は子どもたちの笑い声や騒ぎが絶えない我が家が、突然の平穏となった。
テレビの音量も下げ、家中に静寂が広がる。
これが一時の贈り物だと思えば、それを楽しむことができる。
こんなに静かで誰とも喋らない時間が長いのはいつぶりだろうか。
何とも言えない寂しさと物足りなさを感じている。

2. 本との再会

子どもたちがいない時間を利用して、久しぶりにちゃんと読書に時間をあてられている。
積読していた本たちを「今だ!」と言わんばかりに読み耽る。
YouTubeでボサノバを流し、お気に入りのコーヒーを飲みながら、今しかできないお家カフェを味わう。
夜遅くまで読書に没頭できる贅沢なひととき。

3.縛られない時間

家庭を持つと自分のやりたいことが自分のやりたい時間にできない。
起床、洗顔、歯磨き、トイレ、食事、風呂、就寝・・・全ての時間が誰かと共有され、使いたい時に使えなかったり時間を合わせなくてはならない。
子どもたちがいない今、自分の思い通りに食事やお風呂の時間を決め、ゆっくりと湯船につかることができる。
まさに時間の使い方においてはノンストレスなゴールデンタイムだ。

4. 思い出に浸る

家族がいない期間、過去の思い出に浸る時間も大切だ。
うちでは写真をちゃんと印刷して、アルバムにしている。
印刷しておきたかった写真たちを一気に剪定し、印刷の注文をする。
時間がないとなかなかまとまってできることではなかったので、今のうちに片付ける。

5.掃除

部屋の面積を圧迫していた段ボールや古紙を一気に縛り上げた。
本棚にあったもう読まないだろうなーという本も剪定し、ブックオフへ売却。
画面が割れてしまって処分に困っていたTVもリサイクルへ。
時間があるときにやろうと思っていたことを今一気に片付ける。
掃除をしている時は夢中になり、気づいたら結構時間が経っている。
ある種ゾーンに入った状態で、マインドフルネスできている?
掃除は心も綺麗にしてくれる。

6. ドキドキ

しかし、この平穏な時間にはハラハラとドキドキとワクワクが交錯している。
いつ妻の陣痛が始まるか。
その瞬間に備え、携帯を常に手元に置いて、緊張と期待が胸をよぎる。
いつでも出発できるように、準備は万全だ。
カメラやビデオはフル充電済み。
着替えや日用品も鞄に入れてあり、車に積み込むだけだ。
車のガソリンも満タンだ。

あとは安全で元気に生まれてくるのを祈るのみ。
そして無事に帰ってくる日を楽しみにしている。

陣痛が始まったという連絡があるそのときまで
いつ終わるか分からない私の静かな自由時間とドキドキが続く。
この時間を大切にしつつ、再会を楽しみにしている。

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