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冠攣縮性狭心症

こんにちは!
今日の北海道は雨!? です。今年の天気は本当に変な天気ですね。

お正月はかなりの寒気で、水道凍結事件が各所で発生。
水道屋さんは、お正月ゆっくりできなかったでしょう。

かと思えば、2月は雨がふる日が何日かあって、雪がどんどん溶けていきます。いつもなら、2月は地吹雪やらで、家の前で自家用車が埋まって動けなくなることが数回あるのですが。
(ちなみに、私の家は農村地域にあるため、このようなことが起こりやすいです)

さて、わたくし、2020年3月31日に「冠攣縮性狭心症」(かんれんしゅくせいきょうしんしょう)という、心臓の病気を発症しました。

これは、何らかの原因で心臓の血管(冠動脈)が痙攣し、一時的に血液がうまく回らなくなることで胸が苦しくなってしまうものです。

比較的、若い世代もなる可能性が高い病気で、場合によっては死に至るケースもあります。

私の場合は、3本ある冠動脈全てが痙攣する可能性があるそうです。
当時の担当医は、縮小した血管を見て「これ見て。3本とも細くなってるね〜、記念にこの写真あげるね!」って、旅のお土産をくれるような明るい感じで、記念の心臓写真を貰ったのを今でも鮮明に覚えています笑

この病気は、「確定診断」というものをして、「あなた、冠攣縮性狭心症ですね」と言われます。

診断が、めちゃくそ辛かったという話し

私の場合は、足の付け根から心臓にカテーテルを送り、人工的に発作を起こして調べます。

職場で発作が起きて、何がなんだかわからず、心臓の具合が良くないと言われ、地元の病院から札幌の専門病院へ、翌日にカテーテル。

目まぐるしく変わっていく状況と、自分がどうなっているのかもわからない気持ちの中、このカテーテルが衝撃的でした。

意識のある中、実際に血管にカテーテル(細い管)を心臓まで入れて、薬剤で血管を縮小させて苦しくなるか検査します。
意識もあるし、「苦しい」ことをまた体験するという、地獄の時間。死ぬかとおもいました。

でも、その時の看護師さんや先生がとっても優しくて。
初めて会う人なのに、ずっと私の手を握ってくれて、声をかけ続けてくれました。本当に救われた気持ちになります。
日本の医療ってすごいなって思った瞬間でもありました。

この診断の結果、病気が確定したというわけです。

そして、一生この薬達とお付き合いです。発作を回避するためのお薬。
持ち歩いているだけで、心強い○○戦隊○○ジャーのような存在です。

発作が起きたときを振り返る

2020年3月31日の午後、デスクワーク中に突然胸が苦しくなって
背中が重く、上半身に圧迫感を感じました。

感覚的にこれはヤバいやつだと思いすぐさま病院へ
病院に着くと手足も痺れ、震えや頭痛も出てきて、倒れ込みました。

地元の病院から、精密検査をするため札幌の病院へ
CTやエコー、心電図検査をし、狭心症の疑いありとのこと。

そして、翌日、確定診断のためのあのカテーテル検査となったわけです。

急な展開すぎて、気持ちの整理もつかず、なにがなんだかわからないまま。

毎年健康診断はしてるし、自分は大丈夫と安心してましたが
身を持って命の危険を知りました。

誰にでも起こりうる病気。
似たような症状が出たときはみなさんもすぐに病院へ行って欲しいです。

心臓発作はあっという間の出来事です。
当時の自分は、発作が起きたときの知識や備えもなかったし、周りに迷惑をかけたくなかったので、勢いで自分で運転して病院へ行きましたが、
途中で気を失ったりしてたら…と思うと恐ろしさを感じました。

それと、あのときの命の危険、恐怖を体感してしまった私の体は、どうやら「パニック障害」も併発してしまったようで、この発作が時折やってくるようになってしまいました。

症状は、胸が苦しく、心拍数が上がり、血圧が高くなり、息ができない感じ、手足が急に冷たくなって、震えが始まります。

最初にこの発作が出たときは、「また心臓だ、死んじゃう」という恐怖もあって、救急車で運ばれたのですが、結果、心臓はなんともないということに。

あれ?あんなに苦しかったのに、じゃあなんだったの!?
「パニック発作だったかもしれませんね。」って看護師さん。

いろんな環境の変化、仕事、感情、そんなことが入り混じった私の体からのSOSだったのかもしれません。

いまもたまにこのパニックさんが現れます。

昨日も出てきてしまいました。

これもただならぬくらい苦しいんです。

「あ〜また、仕事のみなさんに迷惑をかけてしまった。心配をさせてしまった。」そんな思いでいっぱいです。

さて、我が家の家族はというと・・・、心配はしてくれているのでしょうが、なにせ男ばかりの家なので、まったく心配してくれているような素振りがない。最近夫に与えられたApple Watchと4年生の3男だけがいつもそばにいてくれます笑

40歳を過ぎて、あからさまに健康面が崩れてくるものなんですね。

この体験や病気は、自分にとってとても大切な出来事となりました。
過去の自分を振り返れたし、これからの自分を大切にできる。

まだまだ長生きしたいと思います。

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