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キョロ充を卒業したい人は「自分の言葉を金融投資のように扱おう」

言葉と金融投資は同じである

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何故キョロ充を卒業したい人はこの記事を読むべきなのか?

キョロ充がキョロ充になってしまった原因はあなたの言葉遣いにあります。あなたはキョロ充になるような言葉を使い続けるから、本当にキョロ充になってしまったのです(例えば「あいつと一緒に見られたくはない」といったひねくれた言葉など)。頭の中で繰り返せば繰り返すほど、その言葉の効果は指数関数的に発揮されます。

要約
1人はその言葉を使い続けると本当にその通りになってしまう。だからどの言葉に投資するかしっかり考えてみよう。
2オススメの商品は「私には意思がある」という言葉です。物事を判断するときに必ず問いかけてみましょう。
3投資する言葉は必ず「現在形」で「断定の形」にしてください。

言葉(投資)の効果は指数関数的に発揮する

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言葉のパワーはとてもすごいです。
どのくらいすごいのかというと、普段使う言葉で人生が決定するからです。人間は言葉の通りに行動する生き物です。

例えば「世の中は不公平だ」という人は、仕事で成果を出すことができません。何故なら「こんなことやってもどうせ意味ないよ。不公平な世の中なのだから」という考えが無意識のうちに働くからです。

ではこの「世の中は不公平だ」という言葉は一体いつから使い始めたのでしょう。おそらく子供の時からでしょう。なにかガッカリした事がきっかけとなって「ああ不公平な世の中だな」と思い始めたのでしょう。

言葉の効果というものは指数関数的に発揮されます。この記事での「指数関数的」という言葉は、はじめの方はあまり効果はなかったけど、続けるとある時から絶大な効果が発揮される、という意味合いで使われます。はじめ2の2乗はたったの4です。2の3乗もたったの8。しかし2の9乗は512で、2の10乗はなんと1024です。そこから数字が膨大に増えていきます。これが指数関数的に増加するという意味です。

例えば株や投資信託といったものに投資するのも、お金が指数関数的に増えるからなんですね。金融商品の投資には「複利」がつきます。「複利」とは、「単利」の元金に対する利息がつくことと違って、投資額全体に利息がつくことです。「複利」とは、まず元金に利息がつきます。そしてその利息がついたお金にさらに利息がつく状態です。雪だるまのようにどんどん大きくなっていくので、投資を続ければ20年後にはある程度資産ができるのです。


じつは言葉も同じように「複利」の効果がつくのです。10歳の時から「世の中は不公平」という言葉を信じ続けるとどうなるのでしょうか?はじめは「ああ不公平だな」とぼやくだけですが、3年後5年後となるとだんだん「世の中は不公平なんだ」という言葉に基づいた行動が出てくるのです。例えば「不公平な世の中だから」人のせいにするようになったり、「不公平な世の中だから」人間関係を簡単に壊したり、「不公平な世の中だから」ひどい復讐をするようになります。

(10歳)ただ愚痴を言うだけ→(20歳)行動に出る

言葉から行動に変わってしまったのは、「言葉の効果が発揮」してしまったからです。そしてどんどん「世の中は不公平だ」という思いは強くなっていきます。言葉の効果が指数関数的に絶大になったため、何十年も経った後ではもうこの考えを捨てにくくなってしまいます。

なぜ言葉の効果が発揮されるのか?3つの理由


ではなぜこの言葉の効果は雪だるまのようにどんどん大きくなっていくのでしょうか?3つの理由があります

1つ目 1日に5万回自分と会話しているから
誰と会話を一番しますか?友達でも家族でもありません。それはあなた自身です。人間は1日に約5万回もの判断を下すそうです。すごい数ですよね。そして5万回もの判断を下すために、それを上回る数の思考が繰り返されます。

5万回以上思考する、とはつまり5万回以上あなたとあなたが会話しているということです。その会話の中で「世の中は不公平だ」という言葉が何度も繰り返されているのです。

つまり「世の中は不公平だ」どいう言葉に投資する回数が1日に5万回以上あるのですね(頭おかしい計算ですが。そうでなくともたった1日に何万回もネガティブな言葉が繰り返されているのです。)これほどその言葉に投資してしまうと願いは叶ってしまうのですね。

2つ目 生きるため
人間は生きるため、自分を守るために行動します。つまり「世の中は不公平だ」という考えのおかげで今日まで生きてこられた、という「成功体験」があるからこそ、さらにその言葉を信じるようになるのです。これは人間の本能的な理由ですね。

3つ目 自分を否定したくないため
ずーっと信じ続けた言葉を否定することは、1つの人格否定につながります。「俺のこれまでの人生は何だったのか…」と強烈なショックを受けないために、より「世の中は不公平だ」という考えを守るようにします。

これらの理由があるから、選んだ言葉は必ず効果が出てしまうのですね。おめでとう!君の選んだ言葉はちゃんと実現されたよ!投資した甲斐があったね!という感じですね。

どの言葉(株)を選ぶのか?

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というわけで、どの言葉を投資するかが非常に重要になってきます。株の選びに失敗すると損するのと同じように、言葉選びに失敗すると損をしてしまいます(というより、「失敗して損する事に成功した」ですね)。

オススメの言葉が二つあります。
「私にはそれをやる意思がある」
「私は絶対それをやりたくない」

という言葉です。
というのも、モチベーションの上げ方には二つあります。一つはそもそもやるのだ、という意思を表示すること。二つ目は逃げることです。「こんな生活は絶対に送りたくない」「これだけは絶対にいやだ。人生諦めた方がマシだ」という気持ちがやる気を与えてくれます。この二つの言葉を、事あるごとに問いかけてみるといいですよ。この二つの言葉は「0か100か」です。「やるのかやらないのか」です。ウジウジする思考は一切取り払ってくれます。


ほかのオススメの言葉は心理学者アルフレッドアドラーのカウンセリングワークの際に用いたフレーズがおススメです。

「世界は私に対して〜である/私のことを〜する」という言葉です。

ネガティブな人は「世界は私のことを裏切るのである」と無意識に思っています。他には「世界は私に対して冷淡である」と思う方もいます。
私の場合は「世界は私のことを絶対に理解してくれない」と思っていたので人に大事な話はしませんでした。

そこを書き換えてあげましょう。
「世界は私の事を信頼する」「世界は私に対して開かれている」「世界は私の事をちゃんと理解してくれる」という風に書き換えてあげましょう。

「世界はあなたの鏡である」とアドラーは言います。世界は嘘であふれているから、自分を守るためにたくさん人に嘘をつくのです。世界は愛で包まれていないから、自分も人を裏切るのです。あなたは世界に対してどういう態度を持っていますか?


言葉の選び方の注意点

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注意点ですが、言葉は必ず現在形で、断定してください。

「〜になりたい」は希望であって断定(〜である。〜だ。)の形ではありません。

「将来には成功する」は現在形ではありません。

このポジティブな言葉選びは、「引き寄せの法則」などの「ハッタリのポジティブシンキング」とは異なります。
「私はできる!できる!できる!」といった可能ではなくて、「私には意思がある」といった断定の言葉を選びましょう。

心理学者ハイディグランドハルバーソンは、「現実的で楽観的な人」が成功すると言っています。「現実的楽観的な人」とは「ただの楽観的な人」とは違います。

「ただの楽観的な人」はなりたいイメージをただ妄想する人です。ただ成功像をイメージするだけでは、成功しません。ただ一時的に気分が良くなるだけです。

「現実的楽観的な人」とは、成功までの障害を乗り越えるイメージを持っている人のことです。苦難があっても乗り越えられるイメージをしている人が成功します。

だから「〜になりたい」よりも「やる意思がある」の方がいいのですね。

いかがでしたでしょうか?
言葉は投資です。投資は早ければ早い方がいいように、言葉も早ければ早い方がいいのです。
10年後あなたの選んだ言葉の効果は必ず発揮されます。脳がそう信じ込むからです。

念密な言葉という金融商品を選んで、何回も投資しましょう。

参考文献はブログに貼っています。



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