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アルバム全曲解説!10.ゆるゆるヴィレッジ

おーーーーっす。
おすおす

ひっさしぶりのアルバム解説だ〜〜〜

前回の投稿を読み直したら、なんと去年の12月だった。。。。

7ヶ月経っとるやんけーー!



と、いうわけでこの曲入れて残り3曲。
ちゃちゃっとやってくぞ〜



曲タイトル「ゆるゆるヴィレッジ」とは

いや〜
ちゃちゃっとやってくつもりが、この曲はね。
たくさん思い出がありすぎて、ちゃちゃっといかなそうだな〜。笑

何から話そう。


そうだね。まずはこのタイトル!
ゆるゆるヴィレッジってのは、場所の名前から取ってて、、、

まあ取っててっていうかそのまんまなんだけど



山梨と神奈川の県境にある小さな集落。
その中に、ポツン?というか、どーーん?というか、どしゃーーーん!!?というかガガーーーーーン!とある、廃材エコヴィレッジゆるゆるっていう場所の名前からとりました。



前回の曲解説もまた舞台はゆるゆるでして。
(あ、こっからは“ゆるゆる”って書いていきますね。長くて打つの大変なんで。笑)

前回の記事はコチラから!
アルバム全曲解説!9.まだまだやり足りない

とにかくここ数年の僕の動きのインスピレーションはゆるゆるから受けることがすごく多いんです。



一言で表すと。

んーーーー。



カルチャーショックの宝庫!笑



万華鏡作家の傍嶋 飛龍(そばじまひりゅう)さんが廃工場を買い取って、廃材だけで作った場所なんだけど。



村?というか、何て言えば良いんだろうね?


いつも説明に困る。笑


とにかく、日々、子供からおじーちゃんおばーちゃんから、若者もよくわかんない人も。笑
集まってきて。


みんなで作り上げる場所!。。。?
かなぁ〜。笑


まあ、こればっかしはちょっとすんまへん。行ってみて感じてください!


行く時は事前にSNSで飛龍さんに連絡してみてくださいね〜

Twitter、Facebook、などやってるので〜




んで!

僕がそこに初めて行ったのが、たしか4年くらい前かな?(それもあまり覚えてない!笑)


まだゆるゆるも工事途中だったね。


当時、タイル目地職人として働いてた僕にとって、そこで出会う人々の一人一人がとにかく衝撃的だった。


まあ、バンドやってるから、変な人とかほんとにクズみたいな人とか(あ、良い意味ね。笑)、ぶっ飛んでる人とか(あ、良い意味ね。笑)はよく会ってた方だけど。


ゆるゆるに集まる人は、そのどれとも違う。


なんだろ〜。


ピュア!!!

《純粋》と書いてピュア!!!


山菜に詳しい人、虫を食べる人、見えないところで細かい作業やる人、旅人、家族
ほんと、みんな子供みたいな目をしている。



ぼくは、そこに集まってくる人々の目にやられてしまった。笑



なーーーんかおれもいける気がする。

ゆるゆるにちょこちょこ行くようになってから、僕はそんな事をよく思うようになった。


中学生の頃。初めてパンクバンドを観て、

「あ、こんなんだったら俺もできる気がする。」

って思って音楽始めた時とおんなじ感じ。笑



ゆるゆると、そこに集まる人々を見てると、
なーーーんか俺もできそうな気がする。



お金が少なくても、やれる事はある。
トイレがなくても、作れる。
電気がなくても、作れる。
材料なくても、もらえる。


今まで僕の中にあった「できない・やれない・無い」
の基準が、そこでは全て可能で。
とてもシンプルに、当たり前のように日々が流れている。



ひときわ暗いトンネルを抜けて
君にはこれがゴミに見えるかい?

この曲の歌い出しなんですが。

僕にはこの一言に全てが詰まってると思ってて。

一番最初にできた歌詞で。


廃材だけでできてる、っていうのももちろんそうなんだけど。

そこに集まってくる人々と話すと、今まで考えもしなかった視点を知れて、とっても刺激的なんだよね。




山を歩けば、意外と食える野草ってあんのか〜


とか

え?虫ってそんな食えるの?

とか

え?トイレって肥料になんの?

とか。

どーゆーわけか、そんな知識とかがここに集まってくる。


そんなん見ていくうちに、

「あーー、自分もやってみよ〜」

とか思うようになって
あんにゃもんにゃ始めたり。


伊豆に移住したり。



世の中、複雑そうに見えて、見方次第じゃ割とシンプルだぞ?

っていうのに気づいた。


なにかを求め、何かを持ち帰る

僕の中で一個感じてるのがコレ。

ゆるゆるに集まる人々は。

みんな何かを求めてる気がする。



なーーーんか日々パッとしねぇなぁ〜
刺激が足んねぇなぁ〜〜
みたいなやりきれないモヤモヤ


人生に絶望して、それでも死ぬなんてつまんねーし、止まってても考えも浮かばないから、きっかけを探す人


どっかで噂を聞いて、なんじゃそこ!おもろそう!って来る人


なんでも良いから、今の自分を変えたい!みたいな人。



かく言う僕もそんな人だった。

都会の多すぎる人に飽き飽きしてて、
早すぎる街の様子についていけなくて

なーんか馴染めない。

でも、ただ心地いいだけの、ぬるいのも嫌だ。


おい!だれかこのモヤモヤを晴らしてくれ!

もう自分じゃどーにもできんのだ!!

この右も左も分からないような、深い森の中から抜け出したいんだ!

そんな事を思ってた。


ゆるゆるで話す人々は、みんな心が明るくて
可愛らしくて、純粋で

どこかで誰にも言えないような寂しさを持ってて。

そのどれもが自分に似ている。

だからこそ、そんな人たちが、どうやって、どんな気持ちで生きてるんだろうか?

と興味が湧いてくる。




子供の頃の「あの森の中にはなにがあるんだろう?何がいるんだろう?」
みたいな探究心。
(あ、僕は川崎育ちで周りに森なんかなかったのでイメージです。笑)


そして、大人になり、人生という深い森の中でさまよい。


この森をどう進むのか、はたまた戻るのか、木を登ってみて周りを見渡すのか、いっそここで根を張り暮らしてみるのか。


そればっかしは自分次第なんだぜ!


っていう超絶シンプルな考えに至る。


今までは思いもしなかった、アイディアや考えを聞くことによって、また新しい考えが芽生え始める。


それがいつも刺激的なんだ。


「何かが無いから動けない」だったのが
「何かが無いから動くしかねぇー!

って感じで。笑


そうやって僕はいつも、ゆるゆるに行くと、何かを持って帰ってたんだ。



おかげさまで、今は伊豆という場所で、金が無いなりに、トイレ作ったり、排水システム作ったり、音楽作ったり、色んなことやれてます。笑





あぁ〜。
いいのかな?コレで?
曲解説になってますか?
ま、いいか!笑


とにかくそんなたくさんの思いが詰まった一曲です。

ぜひ聞いてみてください!

長々と読んでいただきありがとう。

あと2曲。
引き続き解説しますね〜!


thanks!

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歌詞(lyric)

ゆるゆるヴィレッジ

ひときわ暗いトンネルを抜けて
君にはこれがゴミに見えるかい?
また会う約束なんていらないはずよね

ゆるゆるビレッジ
まさか、こんなことになるなんて
笑えるよね

時にはどーしょもない瞬間もあるのさ
人には言えない事もあるのさ
「語り合いましょう」なんて言わないくらいが良い

誰にもどうにもできないものがここにあって
誰かがどーゆー訳かここに集める
別れのさよならなんていらないはずよね

ゆるゆるヴィレッジ
まさか、こんなとこで会うなんて
笑えるよね

バカみたいな僕らの妄想話もここじゃ。。

ユラユラ揺れて
ボコボコ膨らんで
まさか、こんなことになるなんて
ゆるゆるビレッジ
まさか、こんなことになるなんて
笑えるよね

このままでいたいんだよ。このままでいたくないんだよ。
集めるんだよ、集まってくるんだよ

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