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自分なりの「おじさん」について

いわゆる不惑を過ぎた(と言っても、過ぎたばかりの本厄だけれど)からなのか、コロナ禍で運動が習慣化されて、体重や体脂肪、vo2Maxばかりを気にする生活なったからなのか、小学生の頃、「ビックリマンチョコ」からかずっと途切れなかった物欲が、少しづつ減退してきている気がする。

そう思ったのは、車の買い替えから。

9年を過ぎて、短距離での運転が多いからかちょっとずつ故障を抱えるようになってきた、というキッカケで、ぼちぼちと車を見ていたのだけれど、最終的には現車よりも小さく、安い車を買う決断をしていた。

二年前だったら、確実にサイズアップ、排気量アップ、お値段もアップ、を選んでいただろうに、この判断はちょっと自分でも驚いた。

それに、昔であれば納車に3ヶ月以上かかる車なんて待てなかっただろうに、今回は「今時点で年内納車が確約できない」車をのんびり待つつもりでいる。


他のものに関してもそうだ。
飲みに行かなくなった分、懐は別に寒くはないが、それほど物に変換する気も無くなってきている。
2年前、コロナで在宅になったとき、20万貯めてアーロン買うって言ってなかったっけ。
そんなのとっくに忘れて、IKEAの椅子にクッション置いて、快適に在宅3年目(半分出社だけど)を過ごしている。

服も、痩せたぶん買い直しが必要だと思うんだけど、買ったのはちょっと奮発したC.EのTシャツ1枚。それ以外は、シャツもパンツもちょっと大きめで着続けている。
(その代わり、ベルトだけは買いなおし。出社したときにパンツ落ちそうなのは流石にマズイ。。)

「他人に対して自分を飾ってよく見せる」という意味での消費が徐々にどうでもよくなって、「自分が満足するもの」への消費の方が重要になってくる、

ひょっとすると、これが「おじさん」になる、ということなのか。


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