空いた手でモナリザを書く娘

【文章編】3分でわかる著作権の話

2017年はメディア元年、
2018年はライティング元年といえるほど
それぞれの活動が活発になっているポケカ界隈。

これ自体はとても喜ばしいことで、プレイヤー全体の知識の底上げやモチベーションの向上、発信者のブランディングなど、あらゆる形での発信が行わることでポケカ自体の盛り上がりにも寄与する、素晴らしい取り組みです。
これから始める方やすでに始めている方含め、記事を書く、ということに関わる方も増えてきました。

今後も増えていくことを期待しているだけに、そういった方向けに、今日は知っておいた方がいい「著作権」周りの話をしたいと思います。

■そもそも著作権って?

知的財産権のひとつ。コピーライトとも呼ばれる。著作物を他人に使用させる許可を与えたり、著作物を財産として所有したりすることのできる権利。出展:ASCII.jpデジタル用語辞典

著作者(作り手)が思想または感情を創作的に表現したもの(小説、イラスト、論文、フィギュア、動画など)を著作物をいい、それを所持する権利のことをいいます。

もっと大枠に言うと人権と財産権の話になりますが、今回は割愛。

神でいうとこんな感じです。

それらにはいくつかルールがあるのですが、まとめるとこんな感じでした。

なので、著作物は著作者のものであり、基本的には他人が複製することはできません。

もちろん、著作物そのものを個人として楽しむのは問題ありません。


■「侵害」って具体的にどんなことを指すの?

侵害という文言自体が多少なりとも危うい表現でもあるのですが、よくあるケースを簡単にまとめると、こんな感じです。

ん…? 引用をして…OKだったり…NGだったり…? 転載はダメとか…なんとか? 

同じ引っ張ってくることなのに、色々違うようです。

そもそも引用と転載って、どう違うのでしょう。


■引用と転載の違い

実は「引用」と「転載」にはそれぞれ定義があり、その定義に則った扱い方をしないといけません。

そして間違ってはいけないのは、「引用」「転載」そのものに善も悪もないということ。

引用と転載の違いは、こんな感じです。

まとめますね。

【引用】→自分の文の方が多い、あくまで自分の文を引き立たせるなどの目的にて他者の文を使う。そして引用元を記載する著作者の許諾は必要ない

【転載】→自分の文がメインでなく、他者の文がメインになっている。この比率は自由だが、著作者の許諾が必要


わーおシンプル。


要するに引用・転載元の作品を尊重した形であれば、自分のコンテンツを引き立てる意味で扱うことは可能ということですね。

それによって、元作品のほうもハッピーになるかもしれません。

ちなみに、引用・転載元の情報が有形・無形、有料・無料は関係ありません(少なくともこの話の中では)。


ただし、各著作物ごとに注意事項として

・引用禁止

・商用利用禁止

など、個別にルールが定められている場合もありますから、そこは必ず確認し、そして配慮しましょう。


■ルールを知って、誠意ある執筆をしよう

何かの情報を元に新しいコンテンツを生み出すのは、とても良いことです。

ただ、それには元に対する敬意と尊重が必要ですし、それらを守る為に法律が存在しています。

世に情報を生み出すのであれば、このようなルールをきちんと把握し、みなが幸せになれるような創作活動に励むべきかもしれませんね。


それでは。

ルールを守って、楽しく執筆しましょう。

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