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組みたくなるひとは、誠実なひと。【#アートとコピー 第6回感想】

「アートとコピー」コース6回目の講義。
ゲスト講師は、博報堂のcmプランナー・コピーライターの鈴木智也(すずき・ともや)さんでした。


鈴木さんが手掛けられたCMはたくさんあるのですが、
とりあえずこの、
TOYOTAが父の日に合わせて制作したCM、
「Loving Eyes –Toyota Safety Sense」
を見てみてほしい。ストーリーを知っているはずなのに、
何度見ても泣いてしまう、、。
https://www.facebook.com/watch/?v=1787368844657929


私が、鈴木さんをはじめて知ったのは阿部さんのこのnoteの記事。

この中で語られるお2人の関係に、純粋に憧れた。
折に触れて何度もこのnoteを読んだ。

改めて、私はどうしてこのnoteに惹かれたのだろう?
記事の中に出てくる鈴木さんは、“柔らかでにこやかな人”と書かれており、エピソードからもそのお人柄が伝わってくる。
そんな鈴木さんが、ずっと一緒に作ってきた相方に、
“もうできない”と伝えることは、とっても勇気のいることだったのではないか。と、勝手だが想像してしまう。同時に、なんとなくうやむやにしてしまわず、真正面から思いを伝えるということが、とても誠意のある行動だとも思った。
そして、その鈴木さんの言葉を受け取り、葛藤されながらも時間をかけてその思いを尊重した阿部さん。
どちらもとても誠実で、本当の意味で相手への思いやりを持っていて、
そんなお二人が、また、お互いの大切なものを大切にしたまま再会できたというストーリーに、すごく心動かされたのだと思う。
(いろいろと勝手な解釈をすみません、、。)

そして、自らを省みたとき、果たしてお二人のように、本当の意味で人に誠実に向き合えているだろうか?とも、考えた。そもそも、ことが荒立ったり相手を否定することに繋がるくらいなら、
“穏便になるよう黙る。”それが優しいということだと思ってきた。最近になって、本音を言わないということは、相手が受け入れてくれないと決めつけた失礼な行動だったんだと気がついてきて、今まで出会った人たちに対して、一気に申し訳ない気持ちになった。
相手と違う”本音”を言えば、きっと関係性が悪くなる。そう思い込んでいたけれど、きっと、お互いの本音が違った先にでも、阿部さんと鈴木さんの関係のように、縁を絶やさず繋がれることがある。(それが、たとえ今でないにしても。)
そうも思わせてもらえた、お二人のエピソードだった。


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前置きが長くなってしまったけれど、講座内では、鈴木さんは、
”組む”ということをテーマに、貴重な体験談を交えお話しくださった。
その中で、とくに以下のことが心に残った。

①自分の中でしっかりと仮説を持って打ち合わせに参加する。
間違ってもいいから意見を持つこと、それを自分なりに伝えることが大切。
逆に言うと、何も考えてないなと思われると相手との関係性が破綻してしまうとのこと。
それでもどうしても自分のアイデアに自信が持てない、、という場合には、
直感的(右脳)に考えたアイデアをいくつか考え、一晩置いてみて、お客さんの目線(左脳)で点検していく。(鈴木さんは、これを”2人の自分と組む”と表現されていた。)
それを何度か繰り返すことで、いいアイデアが残っていく確率が上がるそうだ。

②組む人の才能をとにかく信じる。正直に思ったことを話す。
これは、noteの話に通じる。
信じるから話せる、そうすると信頼してもらえて、また組みたいと思ってもらえる。それを、恐れずにちゃんと実践して体感する経験が、今の私には必要なのだと思う。

③センスより検証
アイデアでない部分は、検証量と仕上がりは正比例であり、
最適な組み合わせになるまで検証することで答えに近づく
、とのこと。
正比例するのがわかっていて、頑張らない理由はない。
第58回の宣伝会議賞でグランプリを受賞したキャッチコピーに、
「諦めが悪いのも、実力のうち。」というコピーがあり、それを思い出した。

また、事前に提出した課題に対しては、
トンマナを意識するあまり、
アイデアによる目新しさや飛躍が足りなかった点が今回の反省点。
それががどんなモノなのか”理解”すること同じくらい大切な、
そのモノの”次の一手”を想像する目線を育てていきたいと思う。

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