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ハードのシェア率向上の方法「まとめ」

 皆さん、こんにちは。
「Change Court」記者のtakableです。

 この記事では、「日本でハードのシェア率向上にはどうしたらいいのか?」を調べていきます。(2022.6.8現在)
※記事をより簡単に読んでいただくため表記に独自のルールを利用しています。

 前回の記事より、ハードのシェア率向上をVol.1~Vol.6でみなさんと一緒に考察しました。結論として、ハード率向上のためには、下記の①→⑤の流れです。

ハードのシェア率向上の方法「結論」

 ハードのシェア率を上げるには、テニスに携わる方々のサーフェスのリテラシーを上げ、賛同してくれる方々と一緒にハードの要望を増やし、地方自治体や民間事業者に改修や新設をお願いすることです。

①「啓蒙活動」により、サーフェスに関するリテラシーを上げる
②「草の根運動」により、ハード派の要望(リクエスト)を増やす
③「アンケート」により、どのサーフェスが好まれているのか実態調査した結果「ハード派>オムニ派」を数字で算出。
④地方自治体と民間事業者へ相談
⑤ゴール:ハードの改修・新設

 今回の記事は、上記の①→⑤を簡単にまとめて考察します。下記のバックナンバーより今回の記事を記載します。

・ハードのシェア率向上の方法Vol.1「費用感」
・ハードのシェア率向上の方法Vol.2「地方自治体へアプローチ編」
・ハードのシェア率向上の方法Vol.3「規模感」
・ハードのシェア率向上の方法Vol.4「民間事業者へアプローチ編」
・ハードのシェア率向上の方法Vol.5「草の根運動」
・ハードのシェア率向上の方法Vol.6「啓蒙活動」

ハードのシェア率向上の方法「結論」解説


①「啓蒙活動」
 サーフェスに関わる、課題を解決するために、テニス愛好家と大会関係者に対して、サーフェスの知識を共有します。その結果、「オムニが万能ではないこと」、「ハードが必要な理由」を認識していただけるようなプロジェクトを考えます。


  今回は、「FACE UP PROJECT」という仮のプロジェクトによる啓蒙活動を考察しました。

②「草の根運動」
 啓蒙活動を行うことで、賛同者さんが増えていくことが必要です。そのために、今回の啓蒙活動を行う前に、「県」全体の共同体でのテーマを確認します。

③「アンケート」
 ①、②を行ったことで、現状オムニ派の方がハード派へどれだけ心が動いたのか調査をします。この調査結果で「ハード派>オムニ派」の結果が確認が取れたら、要望(リクエスト)として対象になると仮定して先へ進んでいきます。
 その前に、コート設置のターゲットとなる場所(市区町村や都道府県)のテニス人口を概算で算出することで、目標人数を決めていきます。

④地方自治体と民間事業者へ相談
 どちらも同時期に持参することがベストだと思います。しかし、改修した直後のケースは難しいので、先にターゲットとなるコートの建設時期や現在の同行を調査することが大切です。
 相手方にわかりやすくイメージいただけるように、具体的な「費用感」や「規模感」を伝えることで、関係構築を行っていきたいです。

・費用感

・規模感

⑤ゴール:ハードの改修・新設
 ①→④の結果、「ハードの改修・新設」をゴールとして考察をしました。一気に拡大は難しいのが現状ですが、この15年でオムニ率が12%増加し、ハード+クレーが20%減少しています。簡単に考えると1年1%づつオムニ率が増加し、ハード+クレーは2%以上づつ減少しています。この現状を止めるには1年2%づつハード率を上げていくことが目標です。

 ①→⑤の結果として、1つの地区を成功事例にすることで、ハード率向上のプロジェクトが拡散をしていくと嬉しいです。
 そのためにも共通のテーマである「人生を活動的に過ごす」に対して、後世のために何ができるのかを考えていくことが大切です。

 今回は「佐賀県」と「ハード率向上」をメインに考察をしましたが、実際はクレーやグラス(天然芝)の率も向上していくことができると嬉しいです。

イギリスのテニスクラブの例

 4月にニュースになったイギリス在住で、ジュニアの全英テニス選手権で兄弟で優勝(別カテゴリー)した湯藤兄弟が拠点とする、イーリングテニスクラブは、敷地内に12面+ジュニアコート2面があります。(日本の12~14面のコート施設をイメージください)

イーリングテニスクラブのイメージ写真

 ハード、クレー、グラスの3つのサーフェスが完備されており、1施設でGSの全サーフェスで練習ができます。現在の日本にはGSで利用される全サーフェスが完備されているテニス施設は少ないです。
 今後は、ハード増加ではなく、世界基準のサーフェス、そして何より「身体に適切」なサーフェスが日本に増加していくきっかけを作っていきたいです。

ジュニア育成のサーフェスに関して最後に、

 今回の考察は、3月の1週目からスタートし、毎週水曜日に記事を上げさせていただき、合計14記事考察させていただきました。長丁場となりましたが、毎週記事を読んでいただきありがとうございました。僕もすごく勉強になりました、このような機会をいただいた方々に改めて感謝です。
 そして、今回の記事を上げたことで、note継続して1年になりました。1年間通じて文章を書く勉強になりました。(文章力が上がったかは別です。笑)
 次回は、この1年の総集編として1年分の考察のまとめ記事をお届けします〜! 


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PS.
 CC記者のタカブルは2022年4月よりテニス行楽を開始しています。様々な地域でテニスに関する「不快」の部分を直接伺うことで、少しでも自分で解決できることはないのかを考える旅です。
 「一緒にテニスしましょー!」、「ちょっと現地みて欲しい!」、「子どもたちの育成で悩みが…」などの、ご要望ありましたらいつでも、お声掛けください!駆けつけます!


〜CC(Change Court)について〜
 CCは、テニスのジュニア育成に関する問題や課題を解決していくための考察記事です。
 「うちの地区こんな問題があるんですが…」、「これは正しいのかなぁ!?」、「これってどうしたらいいでしょうか?」そんなテニスのジュニア育成に関する悩みや課題を解決できるきっかけを皆さんと一緒に考察します。
 

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