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世界で4万9,000の新型コロナウイルス関連キャンペーン立ち上がる

新型コロナウイルス感染症は世界規模で拡大し、各国や都市で医療、社会保障、政治など様々な局面の危機をもたらしています。感染拡大を食い止めるため自宅待機が求められる一方、社会的、経済的な苦境に追い込まれるコミュニティが発生するなど、感染症そのものだけでなく様々な課題が顕在化しています。そんな中、世界中でたくさんの人々が葛藤とともに自宅で過ごしながら様々な工夫や呼びかけを行い、課題の解決に向けて、声を上げ行動を起こしています。

Change.orgはインターネットがつながれば、どこからでも無料でキャンペーンの立ち上げや署名ができることから、ますます多くの、社会を変えようとする人々に利用されています

現在Change.org上では、新型コロナウイルス感染症に関連した4万9,000以上のキャンペーンがスタートし、延べ5,800万の声が上がっています。それぞれがいるべき場所にいながら、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐための変化を起こしています。

そこでChange.orgが拠点を持つ19ヶ国で立ち上がった新型コロナウイルス感染症に関するキャンペーンをまとめた特設サイト「新型コロナウイルス関連キャンペーンマップ」をローンチしました。

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日本でマスクの転売禁止を実現させたキャンペーンやコロンビアで銀行の住宅・消費者ローンの支払猶予を決定したキャンペーン、イギリスの国民保健サービス職員の駐車料金を廃止したキャンペーン、タイで病院へのマスクの優先的な提供を実現させたキャンペーンなど、世界各国で成功を納めたキャンペーンを紹介しています。

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多くのキャンペーンが立ち上がり、たくさんのユーザーがそれをサポートしている現状について、グローバル・エグゼクティブ・ディレクターのプリーティ・ハーマンは、

「力を合わせることでしか、この危機を乗り越えることはできません。世界的に困難な状況の中でも、変化を起こそうとするユーザーたちがいて、私たちのチームが彼らをサポートしています。このChange.orgのプラットフォームに、今までにはない連帯感が生まれていて、私たちはそれを誇りに思っています。」

と述べています。

新型コロナウイルス感染症の感染者数は世界的に伸びていますが、一国が他国から学べることはたくさんあります。Change.orgが2007年に設立されてから、これだけの規模で世界中の人が同じゴールを見据えて課題解決に取り組んだことはありません。

世界中で立ち上がっているコロナウイルスに関連するキャンペーンを一つの場所に集めることで、他国のユーザーが日本のキャンペーンに触発され同じようなものを立ち上げたり、日本のユーザーが他の国のキャンペーンに賛同し、人類が直面している現状を少しずつ改善できるかもしれない、そんな想いのもとに「新型コロナウイルス関連キャンペーンマップ」を作成しました。

日本でも4月7日に政府から緊急事態宣言が発表されました。手洗いや外出の自粛など、それぞれのいるべき場所でとるべき行動や起こせる変化を、改めて考える機会となることを願います。