カナダに来た!⑭ 初めての動物病院
なんと、寧々の左後ろ足の肉球が赤く腫れている。最近よくなめるなぁと思っていたら…。さわろうとしても怒らないので痛くはないらしい。しばらく様子を見ていたが、治る気配がないので、思い切って近くの動物病院の予約を取った。予約はメールでやりとりするのでなんとかなったが、実際に看護士や獣医師と話す時が不安だった。
この動物病院は、診察室と処置室が別。診察室で、看護士さんに症状を説明すると、看護士さんはPCカルテに入力していった。しばらくすると獣医さん登場。とても優しそうでエレガントな女医さん。優しく静かなトーンで説明してくださった。「特に問題はなさそう。環境の変化でストレス性のものらしい」ということ。洗浄して薬を塗るために奥の処置室へ。処置室は広く、何人かの看護士と獣医がいた。10分程で呼ばれた。どうも膿腫ができていたらしい。何か強く踏んだ時にできたのではないかという。それを取る処置と飲み薬と消毒液とエリザベスカラーをすすめられた。こちらでは、すべて行う前にかかる費用を提示され、OKか確認してから処置が始まる。約250ドル。いたい出費だ~。でも、必要な出費。((+_+))
私は、今日の経験で気づいたことがある。すごく大事なこと。
寧々のために、私はなんとか伝わるように英語で説明し、一言ももらさないように相手の英語を聴こうとした。はじめて、コミュニケーションのツールとして英語を使ったのだ。
考えてみれば、当たり前のことだが、私は今まで、「正しい文法で話さないと恥ずかしい、かっこ悪い」という思い込みが強く、”伝える、聴く”ということを二の次にしていたように思う。今日の私は、いつもより英語が口から出てきた。伝わらないとまずいから、rとlなどの日本人の苦手は発音も意識したし、大事な単語やフレーズは強く発音した。相手の言ったことを繰り返したり、あいまいなことは質問したりもした。ちゃんと理解しながら聴いているから、相槌なども自然と出てきた。このようなことは、すべて語学学校で教えられていることだ。実践で使えた!!2ヵ月目にして、初めて自分の成長を感じることができた日だった。寧々、感謝・・・。