二月堂お水取り -- 若狭から奈良へ
母は若狭のとある神社の娘でした。
神社の御祭神は鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)。母神の豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)がお産の時に産屋の屋根を鵜の羽で葺こうとしていたら、完成する途中で出産してしまったことからその珍妙な名前が付けられたそうで、彼はのちに神武天皇の父親となります。
鸕鷀草葺不合尊のご両親にあたる神様(豊玉姫命と彦火火出見尊)をお祀りするのが同じく若狭の小浜にある若狭彦神宮。東大寺二月堂で催される修二会お水取り神事にに由縁のある遠敷明神はこちらに