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なんかいい感じの建築について

ヘッダー画像は日建ハウジングシステムがこれまでの集合住宅の潮流などを踏まえて今後の集合住宅像を示した『次世代の集合住宅』です。

なんかかっこいいね


ども、都市計画主専攻のChander gooです。
ちゃんぐーと呼ばれているので、後天的に本名が変わりました。

いいなぁって感じた建築について、何でその建築がいいのかとかも含めて書けたら書くので、みんなも建築に詳しくなりましょう。

学生宿舎の設計演習で気持ちが生えてきたので、住宅よりbig建物の方が多いかもだけど許してね

この記事は かふぇおれAdvent Calendar 2023 の14日目の記事です。
13日目はにょっきさんの記事でした。
ここにURLを貼る。
https://note.com/39_nochi/n/nafc2095a29ca

今年の春にアーチェリー部の体験に行ってみて、めちゃくちゃ楽しかったです

もう年なのでこれから始めるのはなかなか難しいと思ってますが、いつか弓を射ってみたいなぁって思ってます。


まちのような国際学生寮

まちのような国際学生寮(エスキース)

概要

まずは神奈川大学 新国際学生寮(栗田谷アカデメイア)についてです。
この建築は、大学の演習で学生宿舎をつくった際に知った建築です。

基本的に学生宿舎のような集合住宅は、プライベートな空間と、オープンな空間の二つで構成されています。
この建築はえぐいくらいオープンな空間の活用が上手くていいなぁとなりました。

設計に関してのすごいとこ

3階平面図

この建築は中廊下型(両サイドに部屋があるやつ。タワマンみたいなイメージね)の廊下を拡幅して、そこに廊下や階段という建物に必要な要素や、オープンスペースとしての機能を持つ "ポッド" と呼ばれる小部屋を置いたという感じです。

この表現だと何がすごいのかわかんないね、、、

設計を行っていると、廊下を大きくしてそこに交流できる場所を設けようという発想は出てくるのですが、
『導線の中にあると人が通るから溜まりづらい
『建物の真ん中は日光が差しにくいため、暗くて魅力的な空間にならない』
『広すぎて「なにここ???」ってなる』
といったように、広げた空間をうまく活用することが非常に難しいです。

オープンスペースすごいなぁの話

この建築では、それらの短所を克服しています。
まず、導線オープンスペースの両立についてです。

オープンスペースの真ん中を導線が通る場合、導線を妨げる形で人がたむろするため、たむろしている側も通る側も気まずいです。

その点、この建築では導線からはみ出た形でオープンスペースを設けていることで、それらをいい感じにしています。

この形の方が明らかにいいんだけど、作るの大変なんだよ…

導線とオープンスペースの関係

基本的にはこの形(導線が端っこ)にする場合、廊下を拡張するというより、1部屋分のスペースをオープンスペースに充てることが多いです。

でも集合住宅は部屋数が多いほど嬉しいから、部屋をつぶしてオープンスペースにするの渋い……
しかも、この形にするとわざわざそこに行かないといけないから、偶発的な交流が起こりづらい……


そこで!

この建築では吹き抜けにある階段の踊り場部分を拡張することでオープンスペースを設けています!

導線を妨げない自習スペース

階段はデッドスペースが生まれがちなのですが、踊り場の拡張で有効活用!
さらに導線の邪魔にはならないのに絶対に通る場所だから「あっども!」が生まれやすい!

また、階段の踊り場に設置すると吹き抜けができるため、建物の真ん中にある空間の暗さという問題も解消できていてすごくすごいです。
画像見た感じすこし解消しきれてないんだけどね、、

しかも、自習室や畳の空間、テーブルを囲める空間など、それぞれのオープンスペースが様々な特徴を持っており、住んでいて飽きない工夫がされている点もすごいなぁとおもいました。

様々な特徴を持つ部屋

ということで、ひとつ目は『まちのような国際学生寮(栗田谷アカデメイア)』でした。住んでみたいね。

地中図書館

地中図書館

次は、千葉県木更津市にある地中図書館です。
この図書館はKURKKU FIELDSという自然との共生をコンセプトとした場所にある図書館です。
大地の割れ目を進んでいくとたどり着くことができるこの図書館には、柱らしい柱がほとんどなく、建築の中にいるというよりも洞窟の中にいるというような印象を抱くことができます。

図書館は
人が集まるという観点から見ると光が多い方がいいのですが、
本を保管するという観点から見ると日焼けしないように光が少ない方が嬉しいというジレンマを抱えています。(図書館情報大学の友人によると諸説あるっぽいですが、一旦保留)

この図書館の実際の運用方法はどちらかというと人が集まるという性質が大きいですが、図書館としてかなりいいなぁと感じる形です。

ホールのいい話

地中図書館のホール

この図書館の奥に進むとホールに突き当たるのですが、日光が差す天井の窓から、放射状に本棚の縦板が伸びています。

実はこの本棚の縦板と横板によって、この空間は支えられています。
すごくね?かっこよすぎね?好。

ただ単にこのような本棚を設けているというだけでも非常に建物として魅力的なのに、この本棚でこの空間が支えられているって神だろと感じる建築です。

ということで、地中図書館の紹介でした。

水戸市民会館

水戸市民会館 外観パース

次は水戸市民会館です。行ったことある人もいるのではないでしょうか。近いし。
ここは自分も実際に見に行ったことがあって、すごいながあふれて洪水になりました。

以前使用していた会館が、東日本大震災によって使えなくなってしまったため、新設された会館なのですが、スペースの使い方などがとても綺麗で好きな建築です。

やぐら広場

やぐら広場(二階から撮ったよ)

なんといっても、入ってすぐにあるやぐら広場

このやぐら広場のやぐらは、燃エンウッドという耐火性の本物の木です!

コンクリートのみだと冷たさが強い大きな空間になってしまうのですが、
木材が目立ち、ガラス張りで光が入るこの空間では、ぬくもりをとても
感じることができます。すごくいいね。

また、この空間では上のやぐらから垂れ幕をかけたり、ライブビューイングをしたり、物産展をしたり・・・・・・
とにかく様々な活用ができるので、市民の交流をはかるためにとても有用な空間であると思います。

他にも…

市民会館というからには様々な施設があります!
お茶を楽しめる座敷の空間や会議室、ホールや自習スペースなど。
ただそれらに共通しているのが、「特化しすぎていないこと」
(個人の感想です。)

あくまでこのような使い方ができます。ということは示されているのですが、様々な使い方ができるように、環境づくりがなされています。

それによって!
いろいろな機能が詰まったごちゃごちゃ空間ではなく
いろいろな使い方ができるすっきり空間が実現されていて、とても綺麗だなと感じました。


ということで、水戸市民会館の紹介でした!
免許センターに行く際はぜひこちらも訪れてみましょう!! ね!!!!


おわりに

建築に興味が出てきた人~~ \\ ハーイ!!! //

そんな人たちにおすすめのサイトがこちら!

新建築データ~~

新建築という建築に関しての雑誌があるのですが、それのオンラインのものになります。
もちろん購読すれば全部見ることができますが、トップ画像だけでも非常にいろいろないい感じの建築を知ることができます。
(自分は購読してます。)

また、『住宅特集』や『a+u』という雑誌も追加で購読することができ、
住宅特集・・・いい感じの住宅
a+u・・・外国の建物版の新建築
という感じです。お金が有り余っている人はぜひ。


ということで、cafeore アドカレ14日目のchander gooでした。
明日はいがさんの『未定』!!早く決めてね!!!

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