プレーするカズが見たい
好きなサッカー選手を聞かれたら迷うことなくカズと答える。
最盛期の華々しい活躍は言わずもがな、ワールドカップ初出場に誰よりも貢献しながら本大会メンバーから落選するなど、そのキャリアには多くの栄光と挫折の歴史が積み重ねられてきている。
そして今なお54歳で現役でプレーしていることは、神々しいという形容もけして大袈裟ではないと思う。
しかし、ここ数年はベンチ入りも叶わないことが増えてきている。
ベンチ入りすることがニュースになるくらいだ。
カズはベンチにいるだけでも戦力になっている。
仲間を叱咤激励し、チームのムードを盛り上げ、雑用も厭わない。
クラブがカズとの契約を延長し続ける理由も分かる。
しかし、だ。
私はプレーするカズが見たい。
カズだってプレーしたいはずだ。
カテゴリーを落としてでも試合に出ることにこだわってほしい。
カテゴリーを落としたら、堅かったり滑りやすかったりする芝生など練習環境が悪くなる。
トレーナー室などがないクラブもあるだろう。
練習環境は、50代のプロ選手生命にとって非常にセンシティブな問題なのだとは思う。
だが、それを差し引いてでもカズのプレーが見たい。
サッカー選手は試合に出てこそだと考えるからだ。
カズが体のケアをしっかりできる環境で、試合に出場し続けることはできないものだろうか。
いわきFCとか、練習環境整ってそうだし、来季J3昇格の目玉としてカズ獲得に動いてくれないかな。
サッカーしてるカズを見たい。