リアルタイムバトル将棋について知っていること4 ~対局反省会~
11/16にあった福井対戦会内でのふるけん君との試合をまとめます。
目線が行きにくい箇所もあり、角が見えない、攻めてるのが見えないみたいな負け方をした部分は割愛しています。
攻めの戦術を固定することで、守りの方に目が行くようにしたい。
詰状況の整理は改めて行う予定です。
また、この記事から新戦術の種も見つかってきました。
それでは反省会を行います。
〇対局動画
〇ポイント
今回は時系列順にお届けします。
全体を通し、序盤の歩取りの駆け引きが熱い。
左側の画面を主に解説します。
5:00 四間飛車
今回の戦法は後半頭くらいまで四間飛車を基調とした戦法の組み立てでした。
ただし、ここからの仕掛けに苦戦。
後半になるにつれ、最初に歩を取ることの大切さに気付いてくるため、しかけにくい。
全体の対局の中、序盤はこの展開から、
歩を強引に取るために、▲2五桂で行きました。
この状況では▲2五桂、△同歩、▲同歩で、桂馬と歩の交換と
不利な状況に一見なっているが、歩の破壊力が大きいため、
序盤ではかなり得な選択肢。
一方、これに対する後手側(右画面)の対策としては、
事前に△3三桂でスタンバイしておき、
▲2五桂、△同桂、▲同歩、△同歩で歩得の択ができる。
この状況であれば、△同桂の時点で優位に立っている。
歩以外でも得する形づくりができる。
歩の強さは前回記事で解説しています。
(歩を使った差し返し)
7:15 歩のラッシュで崩す
積み状況を作るために歩を利用する。
そのために、序盤に歩を取りまくった時の戦法。
差し返しの歩で周囲の囲いを崩し、
上述の差し返しの歩で銀を奪う。
別筋で成ったと金を犠牲にしてさらに崩す。
この状況で王をはがす。詰RTB将棋は次回。
回答知っている方いたら教えてください。
9:30 四間飛車 C(han-C)型
通常型の四間飛車から、上記の桂馬読みあいに持ち込む四間飛車。
四間飛車基本形(美濃囲い)から
居角四間飛車。この画像の例みたいに△4五桂と来たらしめしめ。
左側からぶち抜く道を作る。
21:00 詰RTB将棋
初歩的な部分であれば、これ。
▲7二金で詰み。ここに打てなければ積まない。
他の答えも考えてみたい。
40:00 即角交換
角交換狙いで歩を取りに行く戦法。(画像は角交換ではないけど。)
強引に飛車道を作り、右四間飛車、袖飛車の攻めの柱ができるかも。
要研究。別記事のネタにします。
1:01:00 穴熊
駒が取れて優位になれたら穴熊を組むのも一つの手段。
穴熊自体崩しに困るので、
受け流しながら、組んでいく。
ここまで来たら厳しい。
そして判定勝ちを狙う。
1:06:00 穴熊潰しロケット
穴熊潰しに大量の歩投入でぶっ壊す。
穴熊組んで来たら、この状況であれば、▲2四桂などで嫌な雰囲気を出して、△同歩▲同歩成▲2四歩で突き進む。
ここに金で打ち返して来たら、再度歩を動かし、差し返し、
ロケット鉛筆の様に穴熊を崩す戦法。
穴熊を組むと片側ががら空きになりがちなので、そこに残っている歩をかっさらって弾にする。
〇共通 飛車道づくり
飛車先に歩などを置き、
飛車を移動。
この場合であれば、歩以外の駒で取られれば、
飛車での安全取りができる。
以上。
詰RTB将棋と角交換四間飛車or袖飛車は研究の余地ありと考えます。次回書くなら、この記事で間違いなし!笑
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 不明点、間違い、要望、質問などありましたら、 コメントかTwitter@Ezomatusへ連絡ください。 フォローして頂けると中の人が喜びます。 スキを押すとおみくじが引けます。